敵は海賊・A級の敵
敵は海賊・短篇版
敵は海賊・短篇版 (ハヤカワ文庫 JA)
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紙の本
やはり、シリーズ長篇作品から読んでいったほうが楽しめるかと。
2009/09/21 22:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:東の風 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙海賊課刑事ラテルと、黒猫型異星人の相棒アプロが活躍する「敵は海賊」「被書空間」の二篇、宇宙海賊として名を馳せる■冥(ヨウメイの“ヨウ”の字が出ないもんで■にしてある)・ツザッキィが語る若き日の冒険談「■冥の神」、勇ましくも魅力的な女海賊マーゴ・ジュティの物語「わが名はジュティ、文句あるか」の、合わせて四つの短篇を収めたシリーズ初の短篇集。
このシリーズの作品を読むのは本書が初めてだったのですが、やはりこれは、シリーズの長篇をあれこれと読んできた方が手にとって、彼ら宇宙海賊たちと海賊課刑事たちの活躍ぶりをあらためて楽しむというのが筋なんだろうなと、そう思った次第。本書に書き下ろした「■冥の神」などは、特にそう。■冥がどれほど凄い海賊なのか、彼のこれまでの活躍ぶりを全く知らず、「白猫クラーラって何者?」とか言っている私には、ちとつらい読み物でした。
でも、女海賊マーゴの台詞、威勢のいい啖呵にすかっとした気分になった「わが名はジュティ、文句あるか」。著者の別シリーズの主役と、ラテル、アプロ、ラジェンドラとの遭遇におっ!と思い、わくわくした「被書空間」。この二篇は、面白かったな。ぽんぽんと言葉が繰り出され、快調なテンポで進んで行く話の生きの良さもあって、魅了されましたね。
人間の心を、その時の心境のまま凍結してしまうという恐るべき力を持つ黒猫型・異星人系・宇宙海賊課刑事アプロを描いた文庫カバーのイラスト(菊池 健)も、なかなか良いですねぇ。このイラストに惹かれて、本書を買ってしまったところがあるかも。
収録四短篇の初出は、以下のとおり。
「敵は海賊」 SFマガジン1981年4月号/『狐と踊れ』収録
「わが名はジュティ、文句あるか」 SFマガジン1999年9月臨時増刊号
「■冥の神」 書き下ろし
「被書空間」 SFマガジン1984年11月号/『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』収録
紙の本
黒猫
2022/07/17 21:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒猫っていってもただの黒猫ではありません!宇宙一の猫、そして最凶……の修飾語付きです。海賊課の有能刑事たち、アプロとラテル。そしてラジェンドラが登場します。短編なので、空き時間に少しずつ……