- カテゴリ:一般
- 販売開始日: 2013/11/25
- 出版社: 秋田書店
- ISBN:978-4-253-17473-2
フェネラ
フェネラ (秋田文庫)
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紙の本
忘れられないマンガ家です。
2005/09/25 17:40
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kokusuda - この投稿者のレビュー一覧を見る
この方が亡くなって25年になります。
しかし、デビュー時の鮮烈な印象、異彩を放つ活躍、、、。
忘れられないマンガ家の1人です。
妖精界と人間界、二つの次元が接触してから50年、
アシントン各地では、ふさいだはずの次元の裂け目から、
妖精人(エルフィーリ)たちが侵入してくる事件が起こっていた。
クレムリンからの亡命者、アナトリィ・ドニェプロフは、
次元の裂け目をふさぐため、アシントン政府に迎え入れられた。
アシントンで、アナトリィは、フェネラと名乗る不思議な少女と出会う。
フェネラは、人間の父と妖精人の母を持つ”キクナラエ”であり、
妖精界へ行くことを望んでいたが、、、
(ファンサイト「花に眠れ」より引用)
1977年に花郁女史が「プリンセス」に初連載した作品です。
短い作品で筋立ての展開、構成に難点はありますが、
異世界が魅力的に描かれています。
Sci-Fi の特質であるワクワク感、ドキドキ感を良く理解しています。
中編ではなく長編で書いて欲しかったですね。
新人なので仕方ないですかね、、、。
魅力的な登場人物、伏線の効いた筋立て、緻密な設定、流麗な絵柄、、、。
主人公のフェネラの心情、宿命、自己発見、、、。
彼女の成長の記録でもあります。
文章で書いても彼女の作品の魅力は十分の一も伝わらないかもしれません。
彼女も萩尾望都女史の弟子の1人です。
しかし、1980年に亡くなってしまいました。
享年26歳。
本当に惜しい才能でした。