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わたしもファラデー たのしい科学の発見物語
著者 板倉聖宣 (著)
科学者・ファラデーはロンドンで鍛冶屋の子として生まれました。小学校しか出ていない彼は,7年の徒弟奉公をへて,一人前の製本職人に。ところが徒弟時代に知った科学の楽しさが忘れ...
わたしもファラデー たのしい科学の発見物語
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わたしもファラデー たのしい科学の発見物語
商品説明
科学者・ファラデーはロンドンで鍛冶屋の子として生まれました。小学校しか出ていない彼は,7年の徒弟奉公をへて,一人前の製本職人に。ところが徒弟時代に知った科学の楽しさが忘れられませんでした。ファラデーはどのようにして大好きな科学への道を歩んだのでしょう。世界最初のモーター・電波の存在・半導体……ファラデーは,今日の私たちの生活に欠かせない数々の重要な発見をしています。それは今なら一人でノーベル賞をいくつも受賞するほどのもの。でも,それは彼が天才だったからではありません。数学ができなくても,豊かなイメージを武器に次々と世界的な大発見をなしとげたのです。これまでどの本にも取り上げられていない発見についても紹介。ファラデーの魅力と仕事をもっともよく伝える1冊! また,好きなことを仕事にした人のお話は子どもたちに知らせてあげたくなる魅力でいっぱい。
★★ もくじ ★★
第1章 ファラデーの生い立ち
第2章 新元素〈ヨウ素〉の発見に立ち会う
科学者としての第一歩
第3章 安全ランプの発明
第4章 磁力線のすばらしさの発見
世界最初のモーターの発明
第5章 電磁気の感応現象の追求
電磁誘導現象の発見
第6章 半導体物質の発見
白金の不思議な現象のなぞ
第7章 磁石を近づけると逃げる物質の発見
〈光も磁石に影響を受ける〉ことの発見から
〈電波の存在〉の予言まで
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、予めご了承ください。試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
- 第1章 ファラデーの生い立ち
- 第2章 新元素「ヨウ素」の発見に立ち会う-科学者としての第一歩
- 第3章 安全ランプの発明
- 第4章 磁力線のすばらしさの発見-世界最初のモーターの発明
- 第5章 電磁気の感応現象の追求-電磁誘導現象の発見
- 第6章 半導体物質の発見-白金の表面の不思議な現象のなぞ
- 第7章 磁石を近づけると逃げる物質の発見-「光も磁石に影響を受ける」ことの発見から「電波の存在」の予言まで
著者紹介
板倉聖宣 (著)
- 略歴
- 1930年東京生まれ。東京大学大学院数物系研究科修了。理学博士。国立教育研究所を定年退職し、私立板倉研究室を設立。著書に「科学と方法」「仮説実験授業」ほか。
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紙の本
ファラデーはどのようにして、大好きな科学への道を歩むことになったのでしょう。その魅力的な半生を描いた発明発見物語です。
2004/02/16 19:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わくわくどきどき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファラデーという科学者は、科学者の間ではとても有名ですが、一般の人々にはそんなには知られていません。しかしこの本を読むと、数々の大発見をしつづけた科学者なのがわかります。私たちは、電気がなければその日の暮らしに困る時代に生きています。大量の電気を起こしたり、その電気によって機械を動かすことができるようになったのは、実はファラデーの研究のおかげなのです。テレビやラジオ、携帯電話などで毎日のように電波を利用していますが、その電波(電磁波)の存在をはじめて予言したのもファラデーです。現代のエレクトロニクスでは、半導体というものが主役ですが、なんと半導体の存在を初めて発見したのもファラデーでした。化学分野でも大きな発見をしています。
ところで、ファラデーという人はロンドンで貧しい鍛冶屋の次男として生まれました。小学校しか出ていないのです。数学はほとんど勉強していなくて、ファラデーの書いた、たくさんの論文には数式など全く出てこないそうです。そんなファラデーですが、この本を読むと、このように数々の大発見をしつづけた科学者なのがわかります。小学校を出ると、製本職人になるために7年契約で徒弟奉公することになりました。
徒弟時代に知った科学の楽しさが忘れられないファラデーは、製本の仕事をしながらも、科学の勉強仲間をみつけ、デーヴィというすばらしい先生、大科学者にめぐりあうことができたからだとわかります。それは偶然でしょうか。偶然でしょうが、ファラデーが求めた結果ともいえます。いい先生にめぐりあえば、どのように生きれば楽しくなるか、どんなことを研究したらいいのかを知ることができます。
自らも科学者であるこの本の著者は、すぐれた科学者になるためには、いい先生につければ、その勘所がわかると考えて、ファラデーがどのようにして楽しく研究したかということを、探ろうとして生き生きと描き出しています。
本書に4人の子どもたちと、この本の著者を代弁するいたずら博士が登場して、ファラデーの気持ちや生き方や研究、発見等を読者が理解するのを助けてくれるので、楽に読みすすめられるようになっています。その点もユニークな伝記になっていると思います。巻末の年表はファラデーの研究やその時代背景を知るのにとても参考になります。『ぼくらはガリレオ』の著者です。
★★★★★
(わくわくどきどき/図書館の学校・児童書選書委員会)