紙の本
10歳は面白い
2019/07/05 14:11
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『子どもの「10歳の壁」とは何か?』(渡辺弥生)という新書本を読みました。
10歳頃は「飛躍が期待できる興味深い年頃」と書かれているのに、うんうんとうなずきました。
私の経験からして、4年生を担任したら面白いことがいろいろ出来るのです。
「このぐらいの子どもはめちゃくちゃおもしろい」とも書かれていて、発達心理学的にもそうなんやなあ、と思いました。
2月には、1/2成人式を計画しているのですが、
「大事なことは、親自身の期待を満たすことではなく、子ども自身が、親とは独立した人間として成長していくことなのです」 という記述からも、4年生にふさわしい行事だと言えますね。
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この’壁’とは障害児教育の分野で言われ始めたことであり、脳科学の政界でもはっきりとした証拠はないと著者はいう。しかしこの時期の飛躍の時を楽しんで見守るすべとしてのヒントが書かれている。副題の通り、乗り越えるための発達心理学にもとずいた、10歳児への対応の仕方を中心に書いている。
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色々な方面で囁かれている10際の壁。単にこうすればよいと画一的な方法論でなく、子供の心理や思考の発達面と照らし合わせた上での接し方や勉強の見方など、10歳前後の子供を持つ親には参考になる本ではないだろうか?
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著者としては、10歳の壁ということで、行きすぎた早期教育の風潮はおかしいと指摘。
人間の発達の側面であるにすぎない臨界期を教育効果が高い時期といった狭い範囲でとらえているように感じていると言及。
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能力の10歳ピーク説は支持する正確なデータがないらしい。ということは、その気になれば人間いつでも伸びるだろうということじゃないかな…。
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発達心理学の観点から、9-10歳の状態像について述べられている。読みやすいが、表面的な知識を得る程度の内容でもある。
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入門書としては、最適。きちんと、文献紹介もあり、初学者が勉強をしていくのによい。
教育学の世界では、常識的な「壁」=「発達課題」のとらえが、世間一般やマスコミの中で概念がゆがめられることがあることがよくわかる。
エセ脳科学論に注意。
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子供に対する早期からの教育が果たして有効なのか?逆に悪影響はないのか?など教育に関する疑問を持っていたが、やはりわからないことが多々あるようである。本書は、「9〜10歳の壁」と言われることに関して、わかっていることと、わかっていないことを整理し、わかっている範囲内で、支援やアプローチの仕方を示している。即実践向きの内容とは異なる。
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子供が小さいので、いまいち先の事すぎてピンと来ず。
概要は10歳前後には子供の心境(世の中の捉え方)に大きな変化が起きるという事だと思います。
自分と社会と向き合える思考が備わってくる
10歳前後のお子さんがいる方は是非一読を
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子どもの発達段階において9歳、10歳という年齢が大きな区切りになっているらしいということは何となく気づいていたが、この本はその「噂」について認知心理学の分野から多くの研究結果を紹介している。小学生のお子さんを持つ保護者はもちろん、小学校の教員は一度読むことをお勧めしたい。
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10歳ころの子どもの変化を、発達心理学の視点から紹介されている一冊。
自己認識、思考力、感情認識、友人関係、道徳性について、丁寧に説明されていて、私にとってはとても中身の濃い本でした。
この本での学びを活かして、飛躍の時期の子どもたちをしっかりサポートしていこうと思います。
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子供が発達の段階に応じて身につけておきたいソーシャルスキル。最近は親自体のスキルがなくて、教育できていないという背景も多いという。
この手の話は親の精神論として語られることが多いが、この本は心理学者が長年研究しデータを元に解説していてわかりやすい。子供の問題を語る時に「性格のせいにしない」と的を得ていて納得。
本来は多様な人に囲まれて揉まれて社会性を身につけていくべきなんでしょうけどね。
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小学生を対象にした塾で働いているので、とても興味深く読めました。
小学生というのは個人差が本当に大きいので、9,10才というのはあくまで「目安」に過ぎませんが、たしかにこの頃に大きな変化があるように感じます。一言で言えば、大人の基礎ができる、という感じでしょうか。
この時期までの早期教育が大切だ、という考え方は好きではありませんが、この時期の成長をどう支え、その成長を促進させるか、などの興味は尽きません。
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子どもの認知発達の段階、そこにおける9歳、10歳の子どもたちのことについて、とてもわかりやすく書かれてあります。子どもに関わる人たち全員に呼んでほしい良書です。科学的知見も端的にまとめられています。
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2013ゼミ読書課題。まとめ後はソーシャルスキルトレーニングの紹介。来年のSSのプログラムに入れてもいいなぁ。