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電子書籍
アジア冷戦史
著者 下斗米伸夫 (著)
アジアの近代は、国民国家の成立を待たずに帝国主義の支配に従い、次いでただちに社会主義の洗礼を受けた。このため、ヨーロッパでの東西対立のような国家関係が存在しなかった。こう...
商品説明
アジアの近代は、国民国家の成立を待たずに帝国主義の支配に従い、次いでただちに社会主義の洗礼を受けた。このため、ヨーロッパでの東西対立のような国家関係が存在しなかった。こうした、この地域独得の多極的な力関係や歴史的背景を抜きにしてアジアの冷戦は語れない。本書は、ソ連崩壊前後に公開された機密文書、重い口を開いた証言などを綜合して、アジアでの冷戦の誕生から終焉までをたどるものである。
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紙の本
アジアにおける社会主義かあ
2024/01/05 14:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
アジアにおける社会主義(これらの体制は実はただの帝国主義、独裁主義ではないかという議論はひとまずおいておいて)、中国、北朝鮮、ベトナム、モンゴルの実情、鬱陶しいソ連の存在、思っていたより奥が深そうだ
紙の本
東アジア限定で★★★
2008/10/04 15:14
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S.I. - この投稿者のレビュー一覧を見る
本のタイトルからは広いアジアの様々な地域の『戦後史』を思わせるが、内容は東アジアにほぼ限定された冷戦時期のふり返りである。この点で星を一つ減点した。
ソビエト連邦崩壊後次第に明らかにされた新事実が多く紹介されており周辺諸国との我が国との関係を知る上でも有用な書ではある。それにしても、ソビエト連邦や中華人民共和国そして米国も含めて大国の自己中心的な世界観には改めて問題があるとの認識をもった。