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幻想の未来/文化への不満
抑圧に抵抗しようとする人間の自己破壊的な傾向に注目しながら、宗教のはたす役割を考察し、理性の力で宗教という神経症を治療すべきだと説く表題2論文と、一神教誕生の経緯を考察す...
幻想の未来/文化への不満
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幻想の未来/文化への不満 (光文社古典新訳文庫)
商品説明
抑圧に抵抗しようとする人間の自己破壊的な傾向に注目しながら、宗教のはたす役割を考察し、理性の力で宗教という神経症を治療すべきだと説く表題2論文と、一神教誕生の経緯を考察する「モーセと一神教(抄)」。現代のヨーロッパ社会のあり方と、キリスト教という宗教の本質についての卓抜した洞察から、晩年のフロイトのもつ苦い味と、人間に対する透徹したまなざしが実感できる論文集。
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紙の本
さすが、なんだろう。
2020/04/27 22:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきき - この投稿者のレビュー一覧を見る
光文社古典新訳文庫シリーズの名訳もあってか、読み終えればなんとなく何かがわかったような気になる。
しかし本当にわかっているのか。フロイトの頭の中を覗いてみたいものだとおもう。
紙の本
宗教と心理学
2023/08/21 23:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
未知なるものに対する恐怖を宗教で覆っていた時代が終わり、科学が神を凌駕する今、宗教の意義が問われている。フロイトは神経症による不安を取り除くことと宗教儀式とに類似性を見た。キリスト教文化が神経症をつくったとまで述べている。恐らく氏はユダヤ人であるが故にキリスト教に敵対心があるのかも知れない。そのことを差し引いても真に迫る一冊だった。