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古書ハンター
著者 稲毛恍 (著)
高校教師で芥川賞初版本コレクターの私は、ふとしたきっかけで小尾十三の幻の本『雑巾先生』出版の謎を追いはじめる。執念の調査を進めるにつれ、さまざまな事実が解明されていく。し...
商品説明
高校教師で芥川賞初版本コレクターの私は、ふとしたきっかけで小尾十三の幻の本『雑巾先生』出版の謎を追いはじめる。執念の調査を進めるにつれ、さまざまな事実が解明されていく。しかし、最後に驚くべき結末が待ち受けていた…。表題作をはじめ、古書コレクターたちの情熱や執念・妄想を描く古書小説の傑作集。
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著者紹介
稲毛恍 (著)
- 略歴
- 1926年横浜市生まれ。法政大学文学部卒業。教職につき35年勤続した。著書に「少年の旗」など。
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これは小説にするよりもノンフィクションにした方が内容的に良かったかもしれない。
2003/07/29 20:22
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投稿者:佐々木 昇 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の経験に基づいた兼業の古本屋稼業を題材にした小説であったが、内容的にエッセイもしくはノンフィクションにした方が現実味があって、良かったのではと思った。
幾つかの短編が収められているが、登場人物や設定が異なってくるので、その度に古書を買い取ったり、売ったりする場面がぼやけてしまう。せっかくの芥川賞、直木賞の初版本マニアの実態がぼやけてしまっているのが残念である。
梶山季之の「せどり男爵数奇譚」と比べるのは酷かもしれないが、登場人物もしくは本人のプライバシーに配慮するあまり、リアリティに欠けているものだったが、著者の本に対する愛着と他人に対するやさしさを感じた内容でした。