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イノベーションの種は革新的なアイデアだけではなく、むしろありきたりとも思えるアイデアを素早く実践し、反応を認識し、改善するというサイクルを繰り返すことでも生み出されるという著者の主張を、多様な業界で活躍する事例を元に紹介した一冊
最近よく聞くこの手の理論だが、多様な業界の事例に基づいて書かれているので、とても説得力があって参考になる部分が多かった
参考文献の種類も多岐に渡っているので、それらにも目を通しておきたい
斬新なアイデアがなくても起業はできる、そう思わせてくれる
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歴史をふりかえることで将来を予測できなくなった現代社会。求められるのは試行錯誤を繰り返しながら,少しずつ前に進むことです。小さく試すことで学習し,次のステップにつなげる。これを様々な実例や研究例を使って紹介しています。いい本だと思います。
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実害の小さい失敗を繰り返して修正しながら仕事を走らせた方が、最初から全部設計図をたててあらゆるリスクを検討してからトップダウンで仕事するよりも、面白くて新しい結果につながるという話。
小難しい話も出てきますが、 ピクサーやスタバのような有名企業の具体的なエピソードだけつまみ読みしても大筋がざっくりわかる、親切設計です。編集さんナイス。
「とりあえずやってみようよ!」というのが苦手な会社が多いなか、チームで「リトル・ベッツ」が噛み合ったら、ワクワクしながら仕事ができそう。
やってる人がそういう感覚があると、出来上がるものも面白いんだろうなぁ。
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http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=4268682
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読んでる最中に、なんの本かわからなくなって、何度かタイトルを確認してしまった。ソーシャルでうまくプロモを仕掛けられたんだなぁと思った。やられた。
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日経BPさんのスタートアップ3部作で、「リーン・スタートアップ」に次ぐ、第2弾。
・イノベーターは2種で、概念的イノベーターと実験的イノベーター。後者はやり方次第では、誰でもなることが可能。
・「小さな賭け」の原則
1:実験する、2:遊ぶ、3:没頭する、4:明確化する、5:出直す、6:繰り返す
・予測しようとする試みる事柄の多くは、本質的に予測不可能で、変化が常態化している。
・不確実性の中で、目標を見出し創造的に活動出来るためには、「小さく賭ける」実験的アプローチが必要。
そんな内容で序章が始まります。
当初、「リーン・スタートアップ」の影響なのか、もう少し実践手法に関しての解説が中心なのかと思い読み進みますが、結構、心構えや考え方などの思考的な部分をケースが語られる中で展開される。
勝手な期待だったかもだけど、少し肩透かしを食らった感は前半を読み進む途中に感じる。
第4章ぐらいまでは、少しケースと実践手法などに関しては、少しぼんやりとした印象を受ける。
でもでも、この本は第5章以降からが、ケースと実践手法が具体化され、ウムウムと唸る部分が増えてくる。
・第5章のソフトウェア開発手法であるアジャイル開発の、細分化手法
・第6章の正しい質問をするプロセスに関して説明。その具体手法としての”観察力”。
・第7章の多くの人から少しずつ学ぶケースと手法
・第9章の小さな勝利とその結果が、どのように組織・個人に循環かの説明
・第10章の、前章までの内容を振り返り、実践するための心構え
など、後半に行けば行くほど、内容が濃くなる。
しかし、一番の読みどころは、第8章「小から大を学ぶ」。
エベレット・ロジャースの「イノベーションの普及」のS字曲線の話から始まる部分が、読みごたえがありました。
アクティブユーザー(ロジャースのいう、イノベーター)を、アイデア創出のパートナーとし、大衆の好みを予兆するために、彼らの行動を観察する。
そして、そのアクティブユーザーの探し方など。
実践的な方法を期待される方、「リーン・スタートアップ」を既に読んでいる方は、4章までは飛ばして、5章から読むのがいいかも知れません。
次は、週末に届く予定の「スタートアップ!」がどんな内容かが気になる!
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■マインド
1.大きな成功の可能性を発見し、実現に導くためには、創造的な方法で「小さな賭け」を繰り返すことがきわめて有効である
2.グーグルのペイジとブリンは「画期的なアイデア」から事業を出発させたのではなかった。彼らは事業を展開するうちにそれを発見した
3.なぜ我々は失敗したかというと、それがビックな市場だったからだ。ビックな市場であるということは、すでにそこに誰かがいるということ
4.何事にも性急に結果を求める気持ち、いつも完璧でありたいという執着から自分を解き放たなければ、われわれは創造的能力を発揮するのは難しい
5.間違うならできるだ素早く間違えろ
6.制約は問題を具体化し、それに集中させることで、克服すべき課題を明確にする
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小さいチャレンジと失敗を繰り返す中で物事を産み出す事の大切さには同意。ただし、作者の中で決まった結論へすべてを結びつける手法に少し無理があるように感じる。全般に平易な表現で分かりやすく実用的だが、多少冗長。
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★5つです。
テーマは、ずばり成功の秘訣。
答えは単純。
「小さいことでよいので、すぐにできることを実施して、失敗したらその失敗から学習をし、また再度チャレンジをしていく」
ということ。
昔から、失敗は成功の母とか言われてますが、まさにそれ。
であれば、わざわざ本を読んでまで、そんなことを学ぶ必要がないと思われるかもしれませんが、案外頭では分かっていても、いざ何かやろうとすると、失敗が怖かったり、責任の負担や他人からの評価とかが気になってしまうもの。
失敗してもよいと分かっていても、実際の自分の行動には中々落とし込めないのが、人間の性なんじゃないかと思います。
だからこそ、この本を読む価値があると思いました。
小さいチャレンジを繰り返して、(損失が大きくならないうちに)失敗を経験し、試行錯誤しながら、自らのアイディアを修正して最終的にはイノベーションを生み出す。
複雑で将来の予測が極めて困難な現代において、成功するために必要な方法がまさにこれだとのことです。
本書ではこの考えを軸にして、更に成功するために必要な要素は何か、その基本原則に触れています。
書いてあることはそれなりに世間一般で言われていることですが、改めて読んでみて色々気付かされることが多い本でした。
※ストーリーとしての競争戦略と合わせて読むと更によいかと思います。
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「人は見たことのないものを欲しいかどうかわからない」
スティーブ・ジョブズの言葉です。
前例のない商品を投入するとき、いくら精緻な推定を行い、数字をこねくり回したところでヒットするかどうかなんてわかりません。
そんなときどうすればいいか?
その答えの一つが本書のタイトル「小さく賭けろ」です。
小さく賭けて素早く失敗する。最近話題になっているリーンスタートアップと通じる部分があります。
本書ではコメディアンから大企業まで様々な事例が載っており、必要となるマインドセットやアクティブユーザーの重要性などにも触れています。
教育の重要性にも言及していますが、既に大人になってしまった私には読んでいてちょっと悲しい気分になる内容でした。
未知の分野を相手に勝負する必要のある方にオススメです。
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小さく賭けること。小さな挑戦をして試行錯誤しながら大きなコトを目指していくこと。始めから、大きなコトからではなく、小さく賭ける。素早く、たくさん試してみること。それが、成功への一番の近道。【成功=成功率×挑戦回数】かと。
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ほとんどの成功した起業家はすばらしいアイデアを発見してから起業したわけではない。彼らは事業を展開するうちにそれを発見したのだ。
大きな成功の可能性を発見し、実現に導くためには、創造的な方法で「小さな賭け」を繰り返すことがきわめて有効である。
具体的かつ即座に実行可能な行動によってアイデアを発見し、テストし、発展させていく。
このアプローチは、解決法が知られていない問題に挑んだり、未知の領域を探って何か新しいことを始めようとしたりする場合には特に有効だ。世に稀な天才でなくても「小さな賭け」方式を利用すれば創造的なアイデアを実現に移せる。
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成功は、事前に決めた計画に従って順序正しく進める、直線的なアプローチでは難しく、小さく始めて失敗を繰り返し改善する実験的なアプローチが望ましいと、様々な例を出してきて述べている。本文中にもでてくるが、アジャイル開発のようなやり方だ。今のような経済や流行の変化が激しい世の中では良いと思う。じっくり考え続けるのではなく、どんどん作って世の中に問うてみる、そのインフラ(双方向コミュニケーション、試作しやすい環境)は様々な分野で整ってきていると思う
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世界を変えた人と組織の成功の秘密を「みんな小さく儲けて、素早い失敗、素早い学習を繰り返していた!」と分析。マインドセットを「固定的」「成長志向」と対比させ、分析している点も面白い。
●固定的なマインドセットを取りがちな人々→知能や才能は生まれながら決まっている、いわば石に刻まれたようなものだと信じる傾向がある。
●成長志向のマインドセットの人々→知性や能力は努力によって伸びると信じ、失敗や挫折を成長のための機会と考える。
成長志向のマインドセットを身に着けたいものですね。
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すごく合理的な考え方である
と、本書を読んでそう思ってしまいました。
タイトルのとおり、「小さく賭ける」。
少額で投資してみて、GO or STOP
少しの投資額で、このままいけそうなら、より大きく投資してみて、戦ってみる。ダメなら撤退または方向転換。
この考え方って、今の変化の大きい市場に対してのアプローチとしていいかもって思ってしまいます。
アジャイル開発のベースと同じものですが、こう考えるとアジャイルの思考は悪くないと思うのです。
本書では、ピクサーやグーグルなどの実際の小さく賭けるエピソードを通して実感できます。読み物として面白いです。ピクサーの「ファインディング・ニモ」など裏話などもあって楽しいです。
経営手法として、スタートアップの考え方として、非常に不可欠な考え方で、今後より当たり前になると手法であると感じます。
「リーンスタートアップ」と併読して読むと一層面白いんじゃないでしょうか。