紙の本
探偵冴えてると感じる
2020/02/22 18:02
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投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
常に馬鹿にされ、信用もされてない鵜飼さんですが、短編集を見せられると、凄い名探偵なのではと思えてきます。確かに、言動はマトモではないのですが。
最後の話は、物語が始まったときは何が始まったのかと思いましたが、予想外に良い話で、ちょっとほろっとしました。
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会社の先輩に借りた本。
今までのように長編ではなく、今回は短編集。ユーモアが自分にはあまり合わなかった。『交換殺人には向かない夜』が一番面白かったかな。
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人をイラつかせる無神経な言動と、いいかげんに展開する華麗な(?)推理。鵜飼杜夫は、烏賊川市でも知る人ぞ知る自称「街いちばんの探偵」だ。身体だけは丈夫な助手の戸村流平とともに、奇妙奇天烈な事件解決へと、愛車ルノーを走らせる。ふんだんに詰め込まれたギャグと、あっと驚く謎解きの数々。読めば読むほどクセになる「烏賊川市シリーズ」初の短編集。
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本を読まなかった次男がお気に入りのシリーズ。
お決まりのボケに突っ込み。(゜o゜)\(-_-)
まぁまぁ面白い。でもやっぱり子供向けかも?
だけど力を抜いて読みたいときには最適ですな!
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烏賊川市シリーズ初短編作品。
パッと事件が起きて、鵜飼さんの天才的ひらめきによって事件が解決する。
『藤枝邸ー』は面白かった。刑事コロンボや古畑任三郎のように犯人視点で進むが、まあこの犯人緻密さの欠片もない。
人の顔を見ては情けない悲鳴を上げ、不自然なまでの口数。
最後の『宝石泥棒ー』は変わり種。騙された! と思うか、いやないだろとツッコミを入れるかは読者の自由だが、いつも以上にご都合主義だが笑ってしまった。よかった最後切り裂かれなくて。
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「藤枝邸の完全なる密室」★★★
「時速四十キロの密室」★★
「七つのビールケースの問題」★★★
「雀の森の異常な夜」★★★
「宝石泥棒と母の悲しみ」★★★★
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おなじみ東川さんのユーモアミステリー作品。
烏賊川市きっての迷探偵、鵜飼杜夫が短編集で帰ってきた。
とある事情で自分の叔父を殺害した藤枝修作。
彼は綿密な計画のもと密室殺人を企て、今まさにそれを完遂しようとしていた。
そこに突如として現れた鵜飼のせいでひっちゃかめっちゃかになり…『藤枝邸の完全なる密室』
花見小路家で暮らす「僕」は、猟犬として活躍する母さんと友人のアイちゃんと共に暮らしていた。
ある日花見小路家から宝石が盗まれ、自称名探偵鵜飼と助手の戸村が解決に乗り出すことになる。
彼らのいいかげんなやりとりを見つめていた「僕」は思わぬ形で事件に関わっており…『宝石泥棒と母の悲しみ』
烏賊川市シリーズ初となる短編集です。
相変わらずの適当な登場人物の言動が渦巻く緊張感のない雰囲気と、その雰囲気に似つかわしくない練り込まれたトリックがすばらしい。
まったく気負わずに読める手軽さで油断させておいて、きっちりと読者に驚きを提供してくれる東川さんの手腕はさすがのひとことです。
まったく関係ありませんが、今作で初めて新カバーバーションを購入しましたが、前のデザインの方が好みでした…。少しだけ残念。
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半ば表紙があらゐけいいちだったと言う理由だけでジャケ買い。
読んでから知ったけど謎解きはディナーの後での作者さんが書いた小説だったのね。
内容はまぁー、しょうもなくだらない(褒め言葉)ミステリ。『そんなのありかよ!』な事件と解決方法がわんさか、ミステリ小説としてってよりも箸休め的な読み物としてとても気楽に読めるいい本です。
登場人物が一々癖があって面白いのでラノベ感覚で本読む人にはオススメかと
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烏賊川市シリーズ初の短編集。
短編なので、いつも以上に軽くあっさりとした感じ。
ミステリーが苦手な人でも、すっと入れるんじゃないでしょうか?
そんなトリックだったのかと拍子抜けしたり、ありえない場面も多々あるので、本格好きには物足りないと思いますが。
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ギャグミステリィの秀逸さに脱帽.一見さらりと書かれているが,構成の妙とさらに現状ミステリィへのアンチテーゼが何気なく提示されている点ににやっと来る.
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東川篤哉による烏賊川市シリーズの短編集。
相変わらず読者を煙に巻くようなユーモア溢れる文体に短編ならではのコンパクトな展開、奇抜なトリックなど、烏賊川市シリーズのみならず、作者の持ち味が存分に生きている。
さらにいえば、短編であるが故に鵜飼探偵がものすごく「名探偵」に見えてくる。これは、長編での紆余曲折の部分や枝葉末節の部分をそぎ落とした結果、自然とそうなったともいえる。
ラストの「宝石泥棒と母の悲しみ」は「僕」がなにものなのかが鍵を握っているが、そう来たか、と思わせられる。自分的にはややヒネリ過ぎな感を受けた。
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短編集でした。今回は事件に関わるのは基本鵜飼探偵と戸村くんのみ。短編のせいか鵜飼探偵は冴えていてあっという間に綺麗に事件の真相に迫っています。好みは「藤枝邸の完全なる密室」の思いがけないアプローチとラストの展開。「七つのビールケースの問題」も伏線も謎解きも見事でさらに犯人追跡のドタバタに大笑いしました。「宝石泥棒と母の悲しみ」は何かあると気づいていたのですがまさかの展開で驚きました。長編のシリーズ特有の笑いも楽しいのですが、ピリッと締まった短編集もいろいろな味が詰まっていてとても良かったです。
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烏賊川市シリーズの短編集です。シリーズ長編とは違い、鵜飼探偵と流平君のみの登場です。
そのせいか若干笑いが弱い感じがするのも事実。キャラクター間で広がる縦横無尽のギャグの掛け合いが無いのは、ちょっと寂しいですね。加えて短編なので大きなネタを仕込めなかったのもあるのかもしれません。どこかの解説で、ギャグとミステリは構造的に同じ、といった感じの作者自身の発言を見ましたが、それがちょっとわかった気がしました。
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烏賊川市シリーズ⑥ 今回は5編の短編という事もあり、いつもより鵜飼さんと流平君のギャグの応酬が割増してました。が、ミステリーとしても事件発生から解決のプロセスまでしっかり読ませてくれます。『腕、ちぎれます!立て札、折れます!腕、ちぎれます!立て札、折れます!腕、ちぎれる!立て札、折れる!』が爆笑!それにしても流平君、命がいくつあっても足りない…大家さんの登場がなし。
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「藤枝邸の完全なる密室」
密室の謎は解けない。
もっと用意周到に全てを行っていれば、誰も気付かず自殺として処理されていたのでは。
「時速四十キロの密室」
誰も近づけない場所。
物的証拠もなければ、映像などに残っているわけでもないから仮説の一つということか。
「七つのビールケースの問題」
無くなってしまった。
盗まれても仕方ないと思えるものではあるが、犯罪の隠蔽に使われたとなると別だよな。
「雀の森の異常な夜」
一人の犯行ではない。
思わずとってしまった行動が、まさかそんな結果を生むことになるなんて考えないだろ。
「宝石泥棒と母の悲しみ」
勘違いし続けていた。
酔っ払って記憶を失っていたからこそ、重要な部分の情報が一切でてこなかったのだろ。