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経済学の哲学 19世紀経済思想とラスキン
著者 伊藤邦武 (著)
経済と環境保護。分裂し、対立するかのような両者が折り合う思想は可能なのか。このきわめて現代的な問題は、すでに19世紀に提起されていた。産業革命が隆盛を誇るロンドンで、哲学...
経済学の哲学 19世紀経済思想とラスキン
経済学の哲学 19世紀経済思想とラスキン
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経済学の哲学 19世紀経済思想とラスキン (中公新書)
商品説明
経済と環境保護。分裂し、対立するかのような両者が折り合う思想は可能なのか。このきわめて現代的な問題は、すでに19世紀に提起されていた。産業革命が隆盛を誇るロンドンで、哲学者ラスキンが環境と弱者を犠牲にする経済学に怒りを感じ、新しい経済学の枠組みを構想したのだ。本書は、同時代の経済学者との格闘に光を当てながら、この先駆的な思想を辿る。ありうべき価値体系とは何か。よりよい社会への道を探る。
目次
- 序章 忘れられた思想家-ラスキンの時代と生涯
- 第1章 ポリティカル・エコノミーの歴史(古代ギリシアの経済思想
- アダム・スミスから
- ジョン・ステュアート・ミルまで
- 功利主義とロマン主義)
- 第2章 ラスキンの経済論(『この最後の者にも』
- ミル批判
- リカード批判
- 古代ギリシア的発想の復活)
- 第3章 「きれいな空気と水と大地」の方へ(風景の真理と倫理
著者紹介
伊藤邦武 (著)
- 略歴
- 1949年神奈川県生まれ。京都大学大学院博士課程修了。同大学大学院文学研究科教授。文学博士。著書に「パースの宇宙論」「パースのプラグマティズム」「ジェイムズの多元的宇宙論」など。
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