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勝負論
著者 井出 洋介
東大出身の異色プロ雀士として一世を風靡した著者。「知的ゲーム」としての麻雀から体得した勝負の鉄則、人生の成功法則とは何か。 今まで麻雀は、ギャンブルと見られてきた。その...
勝負論
05/02まで通常385円
税込 298 円 2ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
勝負論 勝機を呼べる人、呼べない人
商品説明
東大出身の異色プロ雀士として一世を風靡した著者。「知的ゲーム」としての麻雀から体得した勝負の鉄則、人生の成功法則とは何か。
今まで麻雀は、ギャンブルと見られてきた。そのイメージを払拭し、知的ゲームとして普及している著者が、麻雀をどのように人生に役立て活かすか、その発想法を紹介する。
従来の麻雀の戦術論とは異なり、麻雀の好きな人はもちろん、麻雀を知らない人でも読み物として読め、麻雀に携わる人間が、こう考えているということがわかる、エッセイ風“勝負論”である。
東大出身のプロ雀士が「勝利の女神」を科学的に分析。人生のあらゆる場面で応用できる究極の法則がここにある。
勝負に勝つ人、負ける人。その差はここだ!
第1章 絶対に勝つ方法はないが、絶対に負けない方法はある
第2章 勝敗を分けるものとは何なのか
第3章 麻雀は駆け引きがあるからおもしろい
第4章 まず、自分の思想を確立させよう
第5章 麻雀はもはやギャンブルを超えた
●井出洋介(いで・ようすけ)
1956年東京生まれ、東京大学文学部社会学科を「麻雀の社会学」の卒論で卒業。1985年に第16期麻雀名人位獲得。以降、17、18、20、25期名人位、第19期最高位、第28期王座、第2、4、12回ビッグワンカップ優勝など、長い年月、トッププロの座に君臨中。また日本健康麻将協会、麻将連合を創設し、麻将(賭けない麻雀)普及に尽力している。
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紙の本
人生の勝負も勝たなければならない
2003/12/18 19:19
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投稿者:夕顔の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「勝負」は時の運などというが、それだけではない。やはり実力が伴わなければ勝ち進めない。されど勝負には絶対に勝てる法則もないのである。とかく麻雀では意外なほど番狂わせが起こる。何故なのだろう? 著者は雀歴20数年のプロ麻雀士。プロの立場から解答は用意している。勝負でいつも勝ち組に入れるのは、素早く勝負の機転が読めて勝機を活かせる人である。勝機の気配を察しても行動を起こせない人はいつも負け組である。人生においても成功する人、成功しない人の差はそこにある。この本には麻雀で負けない方法論と、人生に役立つヒントを記している。
麻雀といえば、とかくギャンブルを想像する人が後を立たない。今でもギャンブルで破産した報道などがあると、痛烈な社会悪と蔑まれる。とくに女性の批判は過激であるようだ。それでも著者は、多くの女性たちをターゲツトに麻雀教室を開催し、麻雀のおもしろさ、楽しさに触れさせながら、少しずつ理解の輪を広げている。何故そこまでするのだろう。著者は麻雀が、健全な目標と目的をもつ「競技スポーツ」として認めて欲しいのである。既に、中国では2003年から麻雀が「競技スポーツ」として認可されている。
私は、第三章がとても参考になった。「テンパイ、リーチはかかるけどなかなかアガれない。ただツイてないのではなくテンパイの形がアガりにくくなっている」のだから打ち方を変えてみる。だけれどやはりここは「何が目的でどれがそのための手段なのかを認識すれば、考えることや、やることも変る。目的が大切なら目的は変えない。変えるべきは手段」である。ようするに「法律も慣習もマニュアルも目的のための手段であるから、目的に添わなくなったのなら変える。」(p105)それも勝負の持つ筋書きの一つではないのか。
本書を読めば麻雀の勝率は格段に上がるだろう。麻雀を知らない人でも人生の勝率を上げられるのではないか。それでも勝負に関わるときは何かに縋るような弱い心が起きるものだ。それが勝負の宿命かもしれない。人生の勝負も「人事を尽くして天命を待つ」ではないが、的確な判断を怠っては成就もおぼつかないし、成功も勝ち取れない。だから頑張るしかないのである。