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ワイド版風雲児たち(2)
【セット限定価格】ワイド版風雲児たち(2)
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風雲児たち 2 ワイド版 (SPコミックス)
著者紹介
みなもと太郎 (著)
- 略歴
- 1947年京都生まれ。まんが家、まんが研究家。手塚治虫文化賞特別賞受賞。
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紙の本
地に染む怨
2002/04/02 03:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tact - この投稿者のレビュー一覧を見る
関ヶ原の戦後はまだまだ続き屈辱と悲憤が各地にばらまかれます。
この第2巻は徳川秀忠のロマンスに多めにページが割かれ、大坂の陣の直前までが描かれています。本の中ほどには『筆者は大坂嬢攻防戦を描くいてゆくつもりなない/あくまで幕末に向けて直進してゆく』と書かれていますが、この先がどうなるか気になります。エコヒイキなほどの美人キャラ静ちゃんと子ダヌキ顔の秀忠とのラブシーンは大真面目でなかなか。
この巻で特に印象深いのは『怨念エピローグ』小早川秀秋でした。歴史上有名なこの無能な人はこの漫画でも「アホ」扱いですが、臨終に際しての秀秋の言葉に、それと秀秋の死を伝え知った宇喜多秀家の言葉にとても感じ入ってしまいました(このギャグ顔のキャラクターなのに…ふ ふ 不覚にも)。
巻末には1巻と同じく「ギャグ注」がついています。この漫画の連載は1981年からだそうで、『時代の変遷と共に難解となる恐れのあるギャグ』の注釈なのです。なんてサービス精神の旺盛な。
電子書籍
怨み
2021/08/21 17:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
関ヶ原の戦い後の、薩摩、長州、土佐の境遇の話。
しかし、徳川家康は、嫌なやつ。
ただ、だからこそ江戸幕府が200年以上続いんだろうなと思う
紙の本
西軍
2021/08/05 05:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
関ケ原の戦いでの敗戦組がその後に及ぼす影響が徳川の世に影を差す。西軍武将の細かな動向を描いている。時々刻々判断が未来を決めてしまう。
紙の本
長州、薩摩、土佐はかくして江戸時代を迎えたのだし、後の会津藩もこんないきさつがあったのだ
2017/05/21 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひょんなことで再読したら止められなくなってしまったため、第2巻に突入。
関ヶ原の合戦で天下支配の実験を握った徳川家康の権謀術数に翻弄される西軍の将たちの話が続く。
特に、毛利、島津の動向と土佐に上士と郷士が誕生したいきさつが描かれており、その一方の徳川秀忠の落とし胤の話が描かれ、最後にはあの大坂の陣へと繋がっていく。
かつて読んだ時にはこの『風雲児たち』が江戸時代の幕末を描こうとしているのになぜ関ヶ原の合戦やその後のことなどを描いているのか今ひとつ漠然としか理解せず、ただ歴史もののようにして読んでしまったのだが、『幕末編』もかなり進んだところまできた今にして思えば、この徳川幕府の誕生に至るところの家康の権謀術数に対する反動とでも言えるものが明治維新と呼ばれる時代の原動力の一部になっていたのだというのがわかってくる。
そうしたつもりで読んでいると一層面白いし、続きを読みたくなってしまうのだった。