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聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係
著者 麻見和史 (著)
年の瀬が迫ったある晩、東上野のアパートの一室で顔のない男の死体が発見された。現場に駆けつけた新米女性刑事・如月塔子が目にしたのは、顔や腕が損壊された惨殺遺体。その腹部には...
聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係
聖者の凶数 (講談社ノベルス 警視庁捜査一課十一係)
商品説明
年の瀬が迫ったある晩、東上野のアパートの一室で顔のない男の死体が発見された。現場に駆けつけた新米女性刑事・如月塔子が目にしたのは、顔や腕が損壊された惨殺遺体。その腹部には黒々とした文字で《27》と記されていた。被害者の身元、遺体損壊の理由、そして禍々しい数字……謎は積み上がっていくばかり。猟奇的な犯行ゆえに次の殺人事件が起こる可能性も示唆される中、塔子は相棒の男性刑事・鷹野とともに捜査を開始する!
目次
- 第一章 アパートメント
- 第二章 ガレージ
- 第三章 ユニットハウス
- 第四章 オフィス
著者紹介
麻見和史 (著)
- 略歴
- 1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒業。2006年「ヴェサリウスの柩」で第16回鮎川哲也賞を受賞し、デビュー。ほかの著書に「真夜中のタランテラ」など。
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塔子にうるっときてしまった
2015/11/09 11:14
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投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
読者とは勝手なもので、ある程度推理小説ずれしてしまうと、論理的な裏付けがなくても案外早い段階で、例えば登場人物から或いは作中の出来事から犯人を推測してしまう。その無責任な直感を欺きながら事件を組み立てていくのだから、作者が本格ミステリーにこだわって複雑なパズルを構成しながらも最後にわかりやすく解題する手際は見事としか言いようがない。そして主人公塔子の人間味がいい、そのまっすぐな視線に陰惨な犯罪を背景としながら安心感を覚える。今回は事件解決後の塔子にうるっときてしまった。