商品説明
エリート医師が、鏡に囲まれた部屋で自殺した。その後、医学部受験を控えた一人の青年が失踪した。正義感に溢れる検事・志藤清正は、現場の状況から他殺の可能性を見破り、独自に捜査を進める。その頃、東池袋所の刑事・夏目信人は池袋の町を歩き、小さな手がかりを見つめていた。二転三転する証言のなかで、検事と刑事の推理が交錯する。乱歩賞作家・薬丸岳が描く、極上の感動長編!
著者紹介
薬丸岳 (著)
- 略歴
- 1969年兵庫県生まれ。2005年「天使のナイフ」で江戸川乱歩賞を受賞。ほかの著書に「逃走」「友罪」など。
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悪くはないが、キレにとぼしい感じ。
2015/09/27 21:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一冊目の短編連作のほうがよかった。主人公が強い個性を持ってるわけでない分、長編だと締まりがなくなる感じがする。それに、視点が次々変わるのが、ストーリーが散漫になる傾向に繋がっていた。視点が移るのがメリハリになったり、意外な事実を浮かび上がらせるのに役立ったりする場合はいいが、この作品ではそのメリットがなかった。いっそ夏目の視点にしぼってくれれば話にも入っていきやすく、もっとおもしろく感じられただろうと思う。
ストーリーに関しても、こんなに長く引き伸ばすほどの話でもないのでは、という気がした。タイトルが思わせぶりなわりに、鏡がそれほど生きていないのもマイナス。