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電子書籍
柘榴坂の仇討
著者 浅田次郎 (著)
井伊直弼の駕籠回り近習として、桜田門外の変で主君が討ち取られるのを防げなかった侍。井伊直弼の首級をあげた直後、切腹しようとして果たせなかった暗殺者。明治維新の激動を経て、...
柘榴坂の仇討
五郎治殿御始末 (中公文庫)
商品説明
井伊直弼の駕籠回り近習として、桜田門外の変で主君が討ち取られるのを防げなかった侍。井伊直弼の首級をあげた直後、切腹しようとして果たせなかった暗殺者。明治維新の激動を経て、再び二人の人生が交錯する。短篇集『五郎治殿御始末』所収の一篇。
著者紹介
浅田次郎 (著)
- 略歴
- 1951年東京生まれ。日本ペンクラブ会長。95年「地下鉄に乗って」で吉川英治文学新人賞、97年「鉄道員」で直木賞、2000年「壬生義士伝」で柴田錬三郎賞を受賞。
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浅田節
2017/12/14 10:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士道を称揚する浅田節 全開の小説。
泣かせどころを心得た達者な文章など、浅田次郎を好きな人ならすんなり読めてしまう。
しかし最後の一節は、小説としての必然性より、作者が読者.世の中に叫びたいことを直接的に書いている。
作品中の商人に語らせたほうがよりよいような気がする。
電子書籍
しみじみと読める。
2018/06/23 13:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さやまん - この投稿者のレビュー一覧を見る
浅田節炸裂の短編。
江戸の敵を明治で討つか。
時代の変化、変わらない思い。
凶刃に倒れた主君の言葉を優先するのは、本心のみか、それともいくらかの言い訳が混ざっているのか。
人間の強さ、人間の弱さ、どちらとも解釈できる、味わい深い作品だと感じた。
紙の本
着眼は良いのだが
2021/07/28 09:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:若杉一路 - この投稿者のレビュー一覧を見る
着眼はよく、舞台装置もよく考えられていて、いつもながら感心はするのだが・・・
といった感想をぬぐうことができませんでした。
種があかされても手品として楽しめる手品と、種明かしの後では面白味を失ってしまう手品があるように、小説にもしつらえが分かっていても心打たれる小説と、しつらえがわかり先が読めてしまうと、先に読み進めるのが萎えてしまう小説があります。
この作品集に収められた作品は、いいとこついてるなとは思いつつ、いいところをついているが故に、読後のカタルシスを欠くように思います。