紙の本
暗黒幻想ライトノベル最終章(上巻)
2012/01/26 09:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:霜柱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
電撃文庫で恐らく一番グロくて黒くて痛くて辛いライトノベル、断章のグリムの最終章16巻-白雪姫(上)-です。
蒼衣の断章の暴発により死亡した葬儀屋。
葬儀屋の死亡により消滅した瑞姫、そして瑞姫の消滅の原因となった蒼衣を狙う勇路。
死亡/解放された葬儀屋に羨望を覚え、蒼衣の断章による自らの死亡を求め失敗し、姿を隠した神狩屋。
というのがこれまでの大体の流れ。
16巻では蒼衣が自らのトラウマと向き合う事になります。
描写は変わらず読んでいて痛みや生理的嫌悪が伝わる文章で、夜中に読んだりするとちょっと背後が見れなくなりますねー…
重要人物が味方から欠けていく中で、この最終章がどのような結末を迎えるのか続きを見るのが楽しみなような怖いような。
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とうとう最終話。
最後は王道?白雪姫。
色んな人物が絡んできて配役も読めない。
葉耶ちゃんはどの配役なのか?
蒼生はどうなるのか。
前のシリーズも微妙なアンハッピーで
終わった気がしたから今回もかな。。。
早く次を出して欲しい!
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神狩屋不在の書斎で蒼衣が見付けた一冊のスクラップ。それは蒼衣の断章の元になった、葉耶の事件に関連する記事を集めたものだった。しかし蒼衣の記憶していた事件と記事とは大きく矛盾している。笑美の監督下に置かれて身動きのつかない蒼衣と雪乃は手がかりを求めて動き出す。
他方神狩屋を追って、神狩屋のかつての友人・入谷も動き始める。手傷を負った神狩屋が逃げ込んだ先にいたのは――
あらすじを申せばこんな所で。
神狩屋不在で心配していた蘊蓄はどうなるのかと思いましたが、神狩屋の書斎が開放されたことと風乃の補足により、今回も平常運行です。
緊迫感を増すストーリー展開、これは上・下巻では済まない話ですよね?(期待のまなざし)
それより神狩屋あああああああ! 書斎を見せろおおおお!
いや見せてくださいお願いします象徴学の文献の書名だけでもいいからメモらせて。ううう……。見たいよう。いいなあ蒼衣。さすがに蒼衣なりたいとは言いませんが、せめて鍵だけ貸して。
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相変わらず詳細は読めないシリーズ。だったすぷらっただし。
展開もかなりハードで、前巻で信頼していた人物に裏切られた主人公がさらに追い詰められていいく話。
前シリーズの例があるので、ハッピーエンドかどうか怪しいので、覚悟をきめつつ次を読む。
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甲田作品好きすぎて書ききれない!
いよいよ最終章。
h&pの「金のかぎ」のようなみんな平和な最終回は無理そう。
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日本の物語における王道は「友情・成長・勝利」です。
ラノベもこの例に漏れる事なく、主人公を巻き込む大事件
それによる関係性の変化、主人公の成長。
これらは必ずと言っていいほど、物語の中に組み込まれてます。
何故なら面白いから。
だから私はこの話が最終幕だと聞いた瞬間、少々驚きました。
ゆきのんがデレる気配こそ見えたものの
物語の王道でいえばまさに初期段階。
二人の関係性は少しずつ変わっているものの劇的ではなく
読者としてはより多くの変化を望んでいました。
が、最終幕です。
本当はもっと多く書いて欲しかった。
千恵ちゃんのその後についても話が聞きたいですし
笑美さんにはもっと登場して欲しい。
各ロッジについてもっと設定があると思うのに全く掘り下げられていない。
もっと、登場人物に色々な事をさせて欲しいのです。
……んー、物足りなくはありますが、悪いとは思いません。
作者は作者の思考があり、作者への信頼があって
私は見届けてからコメントしたいと思ってるからです。
そもそも、Missingに置いて私は
作者の認識と読者の認識が違っていた事を思い知らされました。
だからきっと今回もそういう類なんだろうな、と思っています。
私達が期待を抱いているだけで、しかし物語が抱えた
絶望の許容量は末期だと、作者が思っているのかもしれません。
それならそれで仕方ない。
作者なりの幕を聞かせて貰いたいものです。
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おもしろかったです!
グロひかえめ、でも生理的にいやなシーンはしっかりとありました。
とりあえず続きが!気になる!!
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いよいよ最終章ですか・・・。
今回は携帯の怪異が登場し、前作Missingシリーズを彷彿とさせました。
Missingもハッピーエンドはあり得ない、と予想していたけれど、今回はそれ以上に悲愴感が漂っているような気がします。
神狩屋さんが死んでしまうのか、まさかの主人公・蒼衣が死んでしまうのか、雪乃さんはどうするのか…。
あるいは、実は蒼衣の断章の真の姿が神狩屋によって隠蔽されていて、物語は最後に読者の予想を裏切る方向へ転がるのか。
何にせよ、下巻の発売を待ちます。
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とうとう最終章突入。
Missingの時も思いましたが、甲田さんの長編には、主人公たちが最初はなんだかんだそれなりに協力しあって困難に立ち向かっていくんだけれども、後半、絶望的な状況が増えるにつれて、それぞれの譲れない部分がはっきりしていって、一人ひとり別個に自分の意志を固めていく、という流れがあるような気がします。
その意味で言うと、今作はMissingとはちょっと違う所があるような。
最終話、どう落としてくるのか楽しみ。
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想像力が豊かだと、かなり辛い。
というスプラッタと生理的に想像したくないシーンがあります。うーん、このシリーズはそれが多いのだ。
最終章は「白雪姫」
王道の物語ですな。ある程度わかりやすい童話を題材にしているのでまぁ、有りですが。そして童話がいかに残酷かと思う解釈に、ちょっと思うところも。たしかにグリム童話は残酷ですが、改編することでよりそれが際だつってのも、なるほどって感じで。
この作者の話は、「救いようがない」という形の、完璧なバッドエンド一歩手前のより微妙な状態、という認識が私にはあるので、後半は、ここまでくるとその予感が。
入谷さんの断章が本気で救いようがないねぇ。
いや、断章は全てそうだけど。
ということで、後半です。
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08/02/2012 読了。
時間が出来たので、図書館で見つけて借りてきました。
前巻を読んでないままでしたが、まぁなんとか。
今までのと比べると、
そこまでグロさや迫る恐怖は無かったかなぁ…と。
下巻で一気にそういう感じなのですかね。
物語は蒼衣の断章の綻びやはじまりについて、ですね。
口絵にも葉耶ちゃんがいますし、
はぁ…この物語も終わってしまうんだなぁ…と
幸せな終わり方が全く想像できないのですが。
…『善意』って『悪意』よか嫌ですね。
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ついに最終章…!
最後はきっと白雪姫だろうとなとそう思っていました。
ずっと気になっていた葉耶の泡禍について核心に迫っていっていて、
兎に角ずっとハラハラしながら読みました。
最後は問題の神狩屋が何も知らない颯姫の元に帰ってきて、
次へ続く…と本当に気になる展開です。
毎回そうしていますけど、上下巻出てから読んで本当に良かったです。
上巻だけ読んで待つとか狂おし過ぎて考えられません。
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大人がいなくなってしまった店。
そして動けなくなってしまった子供達。
何もできない時間、資料を探していて掘りあてたのは
<断章>になった元の『彼女』のスクラップ。
事件が起きないので、最初から最後までスプーン一杯はなし。
しいて言えば、最後の溶けあってしまった
あそこまでのシーンでしょうか?
もしかしたら、これぐらいでは動じないほど
慣らされてきてるのかもしれません。
この反動が下巻にきたらどうしよう? というどきどきがありますがw
自分の過去に目を向けて、浮き上がってきた記憶のずれ。
それを確認しようとすれば、行き当たった泡。
その間に、ロッジの元責任者と、一応責任者のご対面。
元の方は、一体どうなったのでしょう?
そして最後に彼が思い出した過去の女の子。
もしあの人形の個数がそこに達するための準備だったとしたら…。
炎で助けた彼女が数えた小人の数と
その前に彼が数えた小人の数の違い。
すごく、続きが気になります!
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いよいよ断章のグリムの最終章です!
最後のお話しは『しらゆきひめ』
蒼衣の断章に関わるお話しで、上巻から
突っ走り気味なグロさです・・・
夢見子ちゃんの謎とかも分かりそうな予感で
下巻を早く読みたいですが、悲しい予感もする。
この人やしな><
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神狩屋が去ったあとの古道具屋を入谷克利(いりや・かつとし)が訪れ、蒼衣に店内の書斎のカギを託します。神狩屋の書斎に入った蒼衣は、そこで神狩屋が蒼衣の断章に関係する溝口葉耶(みぞぐち・はや)の失踪事件にかんして調査をしていたことを知ります。
神狩屋がいなくなったあと、ロッジにやってくる笑美とそりがあわない雪乃も、蒼衣に同行して葉耶の記憶をたどり、蒼衣の過去に起こった事件の真相に近づいていきます。
これまであまりその断章の秘密について触れられてこなかった夢見子も、ようやくストーリーの主筋にからんできて、どのような結末へととりまとめられることになるのかたのしみです。