紙の本
仕事をする上での心・技・体
2017/09/13 09:41
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投稿者:はらお - この投稿者のレビュー一覧を見る
仕事をする上での心・技・体となる部分を教えてくれます。10年後20年後の自分をイメージする。効率良く仕事をするためのスキルを身につける。常に体調を整えて健全なメンタルを維持する。これらのことを実行するためのノウハウが詰まってます。6年くらいに前に書かれた本なのですが自分にとってはためになる事ばかり書かれており、すごく参考になる本でした。この人の本は他にも読んでみたいです。
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章 これからの自分のために働き方を変えよう!
第1章 「ラクに勝つ」ために「発想転換」から始めよう
第2章 時間あたりのアウトプットを高める「効率化スキル」
第3章 10年後も余裕で走り続ける「体調とメンタル」のコントロール術
第4章 「家庭マネジメント力」で仕事と人生をよリハッピーに
第5章 「ラクに勝ち続ける働き方」についてのQ&A
会社員時代も、仕事の中で感じた疑問や不満を左ぺージに書き出し、週末にそれらをポジティブな提案型の言葉に置き換えて右ぺージに書くようにしていました。面白いことに、疑問や不満を先輩などにストレートに話しても、なんだか嫌そうな顔をされたり「お前は若いな」とそらされたりするのに、右べージに書いたポジティブな言葉を使うと、好意的な反応が返ってくるのです。
『憤りリスト』の左ページに書いた不満や憤りには、実は本質的な課題が含まれていることが少なくありません。そして右側のページにポジティブな発想で書き換えた言葉には、想定を超えた結果を出すためのヒントがたくさん含まれています。
これを課題設定として利用できるのが、『憤りリスト』の便利なところなのです。
プレゼンの内容を組み立てるには、相手へのヒアリングを行います。これを行わずに仮説や勝手な思い込みで骨子をつくろうとする人が多いのですが、決してうまくいきません。繰り返しになりますが、プレゼンの目的は相手が抱えている課題や悩みに対し、自分の提案を採用すればこのように解決できるということを説明し、納得して動いてもらうことです。ヒアリングを通して相手の課題や悩みをどれだけ深く、的確に把握できるかが決め手なのです。
わが社がいつもお勧めしているのが『朝メール』と『夜メール』です。毎朝、当日の仕事内容を15分単位で書き出し、上司と同僚に送るのが『朝メール』、一日の仕事が終了した時点で実際の行動結果を送るのが『夜メール』です。
両方をつき合わせることで、毎日どんなことにどれだけ時間をかけているのか、予定より時間がかかったのはどこか、逆に早く終わったのはどこかが明確になり、その原因や対策を考えることができます。(中略)
あるコンサルティング先の企業でこのツールを8ヵ月間継続してもらったところ、なんと34%も残業時間が削減されました。『朝メール』と「夜メール』を1ヵ月続ければ毎日の仕事内容がかなりクリアに見えてきますし、予定と実際の行動でずれが生じやすいパターンやケースもわかってくるのです。
たとえばその日、3つの仕事を優先して行わなければならないとしましょう。簡単なものなら一気にやったほうがいいですが、ひととおり仕上げるのに3~4時間(約半日)以上かかりそうな仕事についてはそれぞれを2~3ステップに分け、それらを順番に小さな単位ごとにこなしていく『スパイラル法』を私はよく使います。
たとえば、一日の業務時間の中で、A、B、Cの3つの仕事を処理する場合、A、B、Cの業務それぞれを(1)、(2)、(3)と分解します。
まず、午前中にA(1)→B(1)→C(1)と少し手をつけて、午後からまたA(2)→B(2)→C(2)とやっていきます。そして最後に、A(3)→B(3)→C(3)という感じでフィニッシュするのです。
一つひとつの仕事に100%の完成度を求めると、どうしても手をつけるのが億劫になってしまいます。完璧に仕上げようとするあまり、準備や調整にばかり時間がかかって、なかなか物事が前に進まないのでは本末転倒です。
複数のことを同時並行で手がける場合、何事もすぐに取りかかり、とりあえず8割の仕上がりを目指すほうが効率的です。8割がた仕上げ、あとで残り2割をやると考えるほうが物事に着手する心理的ハードルが下がり、気軽にスタートできます。
また、8割仕上げて少し時間を空けることで、新しい発想や情報のインプットが可能になり、一度に10割仕上げるよりもクオリティが高くなることが多いものです。
取引先から何でもかんでも「急ぎで」と依頼され、いつも緊急対応でバタバタしている人をよく見かけますが、外部の取引先(発注元)との交渉では、スピードとコストの関係をはっきりさせることも『段取り力』のポイントだと思います。
そのための工夫の一つが『段階納期法』です。『段階納期法』というのは、取引先と納期について話し合うとき、「この金額ですと、納期はいつまでになります。それより納期を早めるならば、金額が追加になります」「逆に、納期を1ヵ月遅らせていただけるなら、人員の余裕も出てくるのでここまで下げられます」と段階的に費用と合わせ、納期の設定をするものです。
コンサルティングさせていただいているある企業では、わが社の提案でこの『段階納期法』を取り入れ、取引先との関係が非常に改善されました。
情報収集力というと収集するほうばかりに目がいきがちですが、実は収集(インプット)だけでは時間がたつと肝心の内容を忘れてしまったり、閃いたアィデアが違ったものになってしまうことがよくあります。情報はたくさんインプットしているのに、それをうまく使えない、タイミングよく引き出せないというのは、とてももったいないことです。
では、どうすればいいか。私がお勧めするのは、面白そうな情報、役に立ちそうな情報を得たらすぐ周囲に話したり、関係ありそうな人にメールしたりすることです。
いわば、インプットとアウトプットを常に結合させるのです。
本書のタイトルである『ラクに勝ち続ける働き方』。
パッと見、「なまけながら一人勝ち」するように読めないこともないのですが、本書の「はじめに」やアマゾンの内容紹介にその意図するところが記してあるので、まずはそちらの確認から(アマゾンの内容紹介を引用します)。
「ラクに」⇒時間あたりの生産性が高い
「勝ち」⇒誰とでも「WIN-WINの関係」
「続ける」⇒10年後、20年後も持続可能
今回はこのうち、「ラクに」のコンテンツである生産性を高めるための「効率化スキル」を中心にまとめた次第。
ページ数で言うともっとも多いとはいえ、そのほとんどを第2章から抜き出しています。
◆ただし、「続ける」に含まれる体調やメンタルのコントロールのパートも見逃せないところ。
第3章では、実際に小室さんが愛用されているこんな調理ツールも紹介されています。
また、そういった夫婦の間での家事や育児の割り振り等については、第4章の「家庭マネジメント力」で取り上げられています。
特に興味深かったのが、家事それぞれにポイントをつけて「見える化」する『家事ポイント制』。
小室さんの会社では、夫婦で受講できる「ワーク・ライフバランススクール」を開講し、受講したご夫婦の皆さんに採点してもらっているそうなのですが、どんなに夫が「家事をやってるほうだ」と思っていても、妻対夫のポイント合計が、3:1とか8:1なのだとか。
私もやってる家事と言ったら、ゴミ捨てとお風呂洗い、それに夕飯の食器洗いくらいなので、大差で負けていそうなヨカン!
共働きか否かでも割合は変わってくるとは思いますが、いずれにせよ、「いかに家事が大変か」がよくわかりました。
◆もちろん、独身の方や、仕事術好きの方は、上記ポイントで取り上げたような「効率化スキル」を中心にお読み頂ければOK。
以前ご紹介した『人生と仕事の段取り術』と、一部ネタはかぶっていますが、本書の方がよりパワーアップしていると思います。
と言うか、さすが幻冬舎さん、このサイズのパッケージにこれだけのコンテンツを詰めて1000円ポッキリで出せば、それは売れちゃうような。
ちょっぴり味気ない新書より、こちらの方が、「買おう」という気にさせられちゃうこと必至です。
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ワークライフバランスの社長さんの本。発想転換、効率化(いきどおり、朝メール夜メール、細か分割)、健康(8時間、早朝スタート)。
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こういう女性がいると勉強になります。プレゼンのとことかも勉強になりましたし。営業しても優秀なひとなんだろうなぁって思いました。
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ラクに勝ち続けるにはどうすれば?
この「ラクに」の部分が知りたくて購入。
残念ながら、何もしなくて勝つわけではないんですね。
この「ラクに」というのは、時間当たりの生産性の向上を指し、
生産性を上げることによって残業を減らす、
つまり早く帰れるようになって楽になることを意味している。
とはいうものの、生産性を上げるのは難しい。
また、そもそも残業が多いところでは
先に帰りづらい雰囲気もある。
しかし、そもそも帰りづらいと感じているのは、
後ろめたいところがあるからであって、
生産性が上がっていない、もしくは時間合っても、
他の人のことをお手伝いしていない等、
なんらかの理由があるから帰りづらいのである。
まずは、その2つを解消するためにも、
意識改革、効率化スキルの向上、協調性の向上に
努めることが大切。
効率化では課題の立て方に焦点が当たっており、
課題を立てるのが苦手な人向けに「憤りリスト」といった
変わった名前のツールを紹介している。
課題があるとは障害があって先に進められないことを指し、
そのせいで憤りを感じる、そう憤りを感じる=課題なので。
厳密にはニアリーイコールくらいなんだと思うが、
あながち間違ってはいない。
名前がかわいらしいこともあり、やり方もいたって簡単。
日頃の腹が立ったことをノートの左に書いて、
しばらくして振り返り、改善方法を右に書くだけ。
本の中では触れられていなかったが、
ここで書いた改善方法を試してみて、
ダメだったら再度左に憤りリストとして書くの
繰り返しによって課題を解決していくのだろう。
これは今からでも使ってみる価値はあると思いました。
その他印象に残った内容:
・相手の役に立ちたいという姿勢と情熱が大事
売れる営業マンは、その商品のことを心底愛するとも言うし、
やはり打ち込めるものがないといけないと思いました。
・全てのことは循環している
何かが良くなると、周りも同じように良くなっていく。
ライフが良くなることでワークへのインプットになるから、
両方バランスよく改善することが大切。
人とのつながりも大切。
ただやみくもに名刺交換するのは無意味だが、
なんらかの形で繋がりを持った人とは情報交換をしたり、
お食事に行ったりして交流を深めることが大事。
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ライフもワークも充実した人生を送るためのメソッドです。女性のみならず男性にも有益な内容かと思います。今後は育休をとる女性より介護休業を取らざるを得ない男性社員の数が多くなるという未来を予測していてなるほどと思いました。働くことの考え方や、仕事術の技などはすぐにでも効く内容です。とても参考になりました。
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著者が美人だから購入した本!!
というのはさておき、これを読んで、どこまで今の内部監査という仕事に使えるか微妙なところはありつつも、いまのままではこの本でいう「モーレツ燃え尽き症候群」に陥ってしまうと感じていたので、とりあえず、この本で描かれている姿を目指すと、メンバーに宣言しました。
これは、意外に本気なのです。
スタッフ部門で仕事している場合、燃え尽きか、「低意欲・スキル不全症候群」に近い状態のところが多いのではと推察。
特にスキル不全(これは業務知識、専門知識含むと解釈)は、明らかに仕事のアウトプットの効率性・有効性に影響するけど、仕事に追われてばかりでは、インプットの時間が確保できず、負のスパイラルに。
まあ、これはどっちが先かわからないんだけど、脱却するには、インプットの重要性を説明し、専門職として常にインプットが必要と理解してもらい、その上で、とにかく無駄な時間を排除していくことに尽きると思った次第。
1年後ぐらいには十分実現できていると思うけど、さて、まずは私がきちんとしないです。生来の三日坊主ぐせに鞭打ち、がんばってます。
ちなみに、読んでいて一番驚いたことは、「朝に家族でお風呂」。。。なんで??? 答えは読んでのお楽しみ。
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小室さんの本、2冊目。
1冊目より、こちらのほうが読みやすくわかりやすかったように思います。
直ぐに真似ができるアイデアが満載で、大変ためになりました。
普段から愛用している10min.手帳がお勧めされていて、
やはりいいものだよね、と納得したり。
2時間以上になる予定は、タスクを細分化することが大事だなぁと実感。
自分で仕事を抱え込んでしまい、
人に仕事を頼むことが苦手な癖は、今年のうちに克服しようと思います。
人に伝えるスキルが足りていない事は、
私生活でも支障が出そうなので(笑)プレゼン力磨こう★
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実践してみたい内容
・その日やることを朝決めて、帰りにチェック。
・6時には絶対帰る!
まずは時間を意識することが大事。
今日は残業しない!とか6時に絶対帰る!と強く思えば、
それを守る、かつ仕事で人に迷惑をかけない事を考えれば
自然とその日やる事・優先順位を意識して書き出す。
それにしても
やっぱり著者、きれいやわ〜(笑)
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・ワークライフバランスとは、「プライベートを優先させる人」という意味ではない。
ワークとライフが共鳴し、さらに充実する「ワーク・ライフシナジー」である。
・私は、「短絡的右往左往症候群」のようだ。これまで長期的な目標を立てることを苦手としていたが、5年後、10年後の自分をイメージすることに特に力を入れてみようと思った。
・職場では、「朝メール」で一日の計画と所要時間を報告し「夜メール」で実績と反省点を報告する。このやりとりを続けることで、作業時間の短縮化につながる気づきが得られる(仕事を過小評価していて物理的に人手が足りない、スキルが足りなくて作業が滞っているなど)
・「付箋スケジュール法」で予定変更の達人になる。ここで紹介されていた「テンミニッツ」付箋と手帳を早速購入。
・心身ともに健康を保つことも長く働き続けるための秘訣である。
・未婚・既婚にかかわらず「家庭マネジメント力」を身につけることは人間関係について理解を深める勉強の1つとなる。
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tips
・憤りリスト
・時間配分(一日に何回か分けてやる)
・とりあえず8割完成。
・プレゼンはヒアリングから(4こまでその場で共有)
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give&give
全ては循環している
なるべく時間を短めに区切って締め切りを設ける
偏った発想、思い込みを転換する
個人プレーよりチームプレー
リーダーは他のメンバーを信頼する
なぜ信頼できないか問題点を改善する
例えばリーダーのノウハウをまとめたマニュアルを作る、各自の得意分野で仕事をまかせる
相手も気づいていない本当のニーズを見つけ、正しい課題を設定できるか
ふと抱く疑問や違和感にヒントがある
憤りリスト
不満を書き、時間をおいてポジティブな提案型の発想に変えて書く
そこから具体的な行動を考える
ロジックツリー
結果と原因、目的と手段、全体と部分
外的要因と内的要因
内的要因はすぐ取り組める
何が大事/どれが先マトリクス
どれ特/どれ次第マトリクス
業務内容を細かく分けて分析
プレゼンとは相手の課題を解決する道筋を示しそれに納得してもらい最終的には相手に動いてもらうこと
朝メール 仕事内容計画
夜メール 行動結果
だんだん仕事を細かく分解する
スパイラル法
長い仕事はステップに分け、
交互にやっていく
できれば好きな仕事は短めで後に、嫌いな仕事はちょっと長めで前のほうに
とりあえず8割ルール
複数のことを同時並行する場合、何事もすぐに取りかかりとりあえず8割がた仕上げてあとで2割をやる
予定が変わったら後ろにずらすのではなく前へ
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ライフワークバランスを実現する為の仕事の進め方を書いている。
ライフワークバランスが重要な事はもちろん、もう一歩踏み込んだ
明日にでも使えそうな具体的な内容が多い。
日本の労働生産性が先進7カ国で最下位というのを改めて読むと変わらなければと思う。
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彼女の本ではじめて本格的に読んだのが本書です。「ラクに勝ち続ける」というタイトルに最初は半信半疑でしたが、読み進めていくうちになるほどなぁ、と感じました。
初めて彼女の本を本格的に読みました。ビジネス雑誌か何かでよく彼女のことは見かけたんですけどね。もうここでも何度も書いておりますが、僕が始めて「就職活動」なることをやっていた際に
「キャリアコンサルタント」なる女性から一度
「アナタには『生産性』というものが何もない!」
といわれ
「生産性って何ですか!?」
と答えて彼女を唖然とさせた経緯がありましてね。そんなことを思い出してしまいました。
それはさておいて、時間をかけて労働生産をするそういう働き方では年をとったときに同じパフォーマンスは出せないよと作者は説きます。僕もかつて、そういう働き方をしていたことがあって、しかもそういうやり方がかなり評価されていたこともあってか、それでいいやなんて、思っていた時期もあったのですね。
しかし、仕事の段取りやITをうまく活用することによって彼女の言うところの「ラクに勝ち続ける」ということができるんだな、とそういう事実を知ることができただけでも収穫はあったと思います。そして、「ワーク・ライフバランス」の標語通り、家庭における男女の仕事間に関する話や、実際に彼女の家のことを引き合いにして仕事と生活のバランスをとっていきながら、生産性を高めるという話の持っていき方に関しては見事なもんだなと、思いました。
自分も徐々にここに書かれている仕事のやり方にシフトチェンジしていかないといかんなぁとおもう昨今です。
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・楽に勝つとは、手を抜くことではなく効率よくやる
→「発想の転換」「効率化スキル」「体調とメンタル」の3つ
・人間の脳は時間があるだけ使ってしまう
→あえて時間に制約をつける
要するに早く変えるには工夫×努力が必要
残ることは美徳でも何でもありません。