紙の本
面白かったですが
2022/11/04 22:13
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻はとてもワクワクして読み下巻が楽しみでした。ただ下巻の、特に終盤の事件解決のくだりは期待し過ぎたせいかそれほどドキドキ感がなく感じました。
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下巻は捜査を外されたマリーノは、事件が解決するまで出てこず。
スカーペッタはいつものように狙われ、ルーシーは相変わらずハッカーしまくりで、怪しげな部下は去り、気がある素振りだった部下もほとんど出てこず、どちらかというと今度はベントンに執着する部下とのやり取り。
思ったよりあっさりと犯人は捕まり、はらはらどきどき感は少なかったかも。
それでも専門用語が少なく、物語としては読みやすかったです。
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上巻でベントンとスカーペッタの間に若干亀裂があることが見え隠れしていた。それが更に深堀りをされスカーペッタの元で働く若い男性に対し、人間としての本能とも言える部分が自分でも感じられ葛藤することに加え、ベントンの元で働く若き女性FBI捜査官の嫉妬からくる暴走。
完璧な人間であろうとすることは難しいが、そのように努力して取り組む真面目な人達というイメージを持つが、そんな彼らでも自然とそのような想いに頭を悩ませるというのは人間味がありますね。
FBIの秘密主義というのがどの程度かよくわかりませんが、かなり一気に捜査の確信に迫っていても、夫婦とはいえども隠し通すように努力し、逆にスカーペッタはそのことを薄々感じ取りながらも職務を理解して無理を言わないように相手を尊重する。
ラストは一気でしたね。
それぞれの思いが一気に吹き出し、興奮の坩堝と化す。
解決されればあっという間ですが、こんな手法で殺人を可能にするとは、真似する人間も出てきそう。(そんな簡単にそんなことは出来ないと思いますが)
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なかなか爽やかで年始に合ってた。スカーペッタも20作目。いつも同じように迷走する人間関係は、ややソープドラマじみてるけど、すでに付き合いが長すぎて愛しいほどだし、今回の事件は謎もトレンディさもほどよいと思う。検死は物語中盤だけど、もうひとつの見どころ、料理が出てこずヤキモキ。最後にちょっとだけね。ま、これがないと(^-^)
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201401/事件パートや技術パートよりも、今やキャラ達の近況をたずねる気持ちで手に取るシリーズ。スカーペッタの、信用できる人程自分の管理下におきたがるわりに、見目のいい若い男性にはあっさり惹かれたりするとことか、共感できないけど、恋愛もキャリアも手にいれてるようで、彼女もまた器用には生きられない人。クリスマス飾りの執着や犬への愛とか、年々切ないエピソードが多いマリーノ、この先幸せが来て欲しいなあ。
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今回も楽しませていただきました
でも、後半もっと盛り上がるのを期待していただけにちょっと期待はずれだったかも
あんなにあっさりと犯人が捕まっちゃうなんて…
前作以前のはもっとスカーペッタがいたぶられてたのに
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事件の解決への持って行き方には若干不満が。。。
以前の作品はもっと鮮やかだった気がする。
このシリーズに出てくる女性はいつでも気張って目一杯行動する人が多い(そうしなければ、出世どころか今の立場も保てないということらしい)。
トップ政治家や高級官僚、大企業の経営者などなど女性が多く活躍する現在のアメリカ社会でもまだまだ女性にはつらいことが多いのだろう。
スカーペッタに平穏の日はくるのだろうか?
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1402 今回もスカーペッタ一座全員による堂々のフィナーレで閉幕。もはや年一回の同窓会気分です。内容はまぁ、だんだんとね。。。それでもまた買っちゃう次回作に期待!
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ケイ・スカーペッタの検死官シリーズは初回から欠かさず読んできたが、もう、今回を最後にしようかと思ってしまう程、作品に魅力を感じなくなってしまった。
ケイも変わってきてしまった気がする。
長いお付き合いだっただけに、残念で仕方ない。
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長い付き合いですので
半ば意地のように読み終えました。
なんども味わった 食材
お決まりの フルコース
そんな見え見えの 展開でも
最後は 大団円で〆るところ
P.コーンウェル女史の すごさでもあります。
上下巻そろえて この金額は驚愕。
それでも
また年末の恒例行事で
本屋で新刊を探しているかもしれません。
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(上巻より続く)
まあ、でも
マリーノにはジェーマンシェパードの相棒ができて、
ルーシーには元恋人のジャネットが戻ってきて、
良かったんじゃないの?
私のお気に入り、ブライスが秘書から事務主任になって、
活躍してたし。
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☆3.0
ベントンとケイの微妙な隙間、ルーシーの相変わらずの天才っぷり。
ベントンに偏執的に愛情を注ぐ女性が出てくる以外はマンネリか。
連続殺人の犯人は何の脈絡もないトコロからいきなり出てくるし、ガッカリ。
この内容でよく上下巻合計2,600円程も取れたなと思う。
こんなに値段と内容が合わない小説は初めてだ。
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ここのところのマンネリ化を払拭する感じで久しぶりにおもしろかったです。ただ、登場人物が多すぎて、覚えの悪い私にはきつい。
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推理小説ではないから良いのかな?この作品も、最後に思いがけない犯人が出てきます。
同じ様に、ラストに向けてどんどん物語が加速していくリンカーン・ライムシリーズは、その展開に違和感はありませんが、スカーペッタシリーズの場合は、唐突感が無いわけではありません。もう少しスムーズに話が流れると美しいんですけどね。
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カナダの化石現場の動画。耳の断片の写真。二つのファイルがメールに添付されてスカーペッタのもとに送られて来た。古生物学者が行方不明になっている。妻殺しの容疑をかけられた夫がスカーペッタの出頭を要請している。ボストンの海で巨大なウミガメが引き揚げられる。そのロープに女性の死体が絡まっている。一気に様々なことが起こるなか、マリーノが疑いをかけられFBIに引っ張られてしまう。
こうして同時多発的に発生したすべての出来事が何らかの形で一冊の本に集約してしまうのが、パトリシア・コーンウェルという作家の特徴だと言っていい。謎の風呂敷を広げに広げておいて、あっという間に収束してしまうことを不満に思う点もないではないが、謎の大風呂敷の広げ方に関してはこの作家は上手だと思う。そして、そこに神経質なまでの仲間たちとの関係があり、距離感があり、抱擁や口論が多発する。女性作家ならではの、サスペンス内ホームドラマの構築。
本書ではマリーノがジョーカー役。ベントンとの恋敵の女性捜査官が、スカーペッタへの嫉妬心とベントンへの独占欲ゆえに、マリーノのかつての唯一の罪を、古生物学者みたいに発掘してはスカーペッタに投げつける。狂気のような個人怨恨が組織内であるにも関わらず泥沼化してゆくのも、検屍官シリーズではもはやお馴染みだ。上司と部下、同僚、恋敵、そういった身近な中からサイコパスのようなキラーたちが頻出するのも、このシリーズの常道。そんなにシリアル・キラー(またはその犠牲者)がスカーペッタの周囲に密集している現象はとても不自然なのだが、それらがなければ成り立たないのはシリーズである以上致し方ないところか。
そうした金太郎飴現象はこの作品でも健在。またか、との思いに駆られる大団円となり、もう犯人なんてどうでもよくなってしまうのだけれど、今回は古生物学者の失踪や巨大ウミガメが釣り上げられるなど、海洋アドベンチャー要素もあって冒険小説としての読みごたえなどもあり、楽しく読めた。個人的には一旦は遠ざかっていたシリーズだけど、徐々にリアルタイムに追いついて来ています。