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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選
著者 木山捷平 (著)
〈桜桃忌〉に出られなかった事から太宰治を回想する「玉川上水」、敗戦直後郷里に疎開した頃の日常を描き飄逸味を漂わせた「耳かき抄」。表題作をはじめ「逢びき」「下駄の腰掛」「山...
鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選
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鳴るは風鈴 木山捷平ユーモア小説選 (講談社文芸文庫)
商品説明
〈桜桃忌〉に出られなかった事から太宰治を回想する「玉川上水」、敗戦直後郷里に疎開した頃の日常を描き飄逸味を漂わせた「耳かき抄」。表題作をはじめ「逢びき」「下駄の腰掛」「山つつじ」「川風」「柚子」「御水取」など身辺の事柄を捉えて庶民のうら哀しくも善良でしたたかな生き方を綴った諧謔とペーソス溢れる木山文学の真骨頂、私小説的作品を中心に新編集した傑作11篇。
目次
- 玉川上水
- 耳かき抄
- 逢びき
- 鳴るは風鈴
- コレラ船
- 下駄の腰掛
- 山つつじ
- 川風
- 柚子
- 最低
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紙の本
ほのぼの
2018/01/22 17:42
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投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ユーモア小説というだけあって、ほのぼの。男女のちょっとしたエロチックなやりとりも垣間見えるのがいい。それも露骨ではなくて、くすっとさせる描写である。特に、最後に収められた『御水取』での、元看護婦さんとの交情がよかった。昔はおおらかだった。ほんの少し前のことだ。今は男女の間もなんとギスギスしているのだろうか。木山小説のファンに、すっかりなってしまった。