電子書籍
宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版44 人間とモンスター
アルコン帝国の超大型宇宙戦艦を奪ってようやく危地を脱したローダンは、惑星ツァリトの独裁者デメソルの庇護をうけてそこにひそむ。だが、その援助の裏には腹黒い陰謀が隠されていた...
宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版44 人間とモンスター
宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版43 銀河の麻薬商人
銀河の麻薬商人 (ハヤカワ文庫 SF 171 宇宙英雄ローダン・シリーズ 22)
商品説明
アルコン帝国の超大型宇宙戦艦を奪ってようやく危地を脱したローダンは、惑星ツァリトの独裁者デメソルの庇護をうけてそこにひそむ。だが、その援助の裏には腹黒い陰謀が隠されていた。ツァリトの専制支配をほしいままにするデメソルは、ローダンの協力をえてアルコン帝国への反旗をひるがえそうとさてもくろむのだ。一方、この計画を阻止して帝国との和睦をはかろうとするローダンは、隠密裡にツァリトの地下組織を支援する。そして、微笑の下の虚々実々のかけひきは火花をちらすが……しかも、デメソルの影では暗示能力を持つ異星人モーフがあやしく意図をひくのだった!大好評ローダン初期シリーズ電子書籍版、続々刊行!(※通常書籍版第22巻第2話収録/電子書籍版には口絵・挿絵が収録されておりません)/掲出の書影は底本のものです
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
44話: 人間とモンスター、K・H・シェール著(22巻「銀河の麻薬商人」)
2017/12/17 22:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shilvio - この投稿者のレビュー一覧を見る
《タイタン》で生物学者ヤヌス・ヴァン・オルフター、毒物学者ティナ・サルボフナ、首席軍医ケルナー教授はハイパー多幸症に感染した700人に対しなす術がなかった。ミュータントは念力で常人に怪我をさせてしまい、これは怖い。仕方なく、ローダンの命令により麻痺性ガスで眠らせてしまった。
ロボット心理学者のオルソン・ケルチュ博士の助言を受けながら、というよりローダン自身の判断でロボット摂政と交渉した。オルソン博士は助けになったのか疑問であり、ローダンの判断力を際立たせるために登場させたのか。アルコンIIのオルプ=ドゥオル空港に着陸し、トーラ達8名だけを引き渡したが毒素は中和できず、モーフ第6惑星で調査をするようロボット摂政から指示を受けた。しかも自己判断による全権付きであり、ローダンは最大限に信頼されたらしい。
モーフ第6惑星に着陸した《タイタン》を、何万体ものモーフと支配された生物が襲った。メタン=アンモニア高圧ゾーンとの未知の関連を示唆する人工の生態物質という複雑な説明で、タイトルのモンスターなのか。突破して要塞のドームに入ろうとした時に、トロルトというモーフのボスが警告してくれた。要塞に突入するとローダンのロボットに倒されたアラス族の死体が見つかり、人工生物の製造工場であると確認した。前話と同様あちこちで危険な工場を持っているアラス族だ。
アラス族への尋問で、ツァリト星指導層に暗示をかけるためにモーフを送り込んだだけであり、多幸症の中毒のことは知らないことが分かった。ついに21巻「宇宙船タイタンSOS!」(41話: 巨人のパートナー)でのモーフの謎は解決した。そしてアラス族にはアラロンという中央星があり、解決の可能性が出てきた。残念ながらハイパー多幸症を治す話ではなかった。
トロルトは子供たちの行動を詫び、援助のためにモーフ50体が《タイタン》に乗り込むことになった。ローダンシリーズは友好的な解決がテーマの一つである。
電子書籍
43話: 銀河の麻薬商人、クルト・マール著(22巻「銀河の麻薬商人」)
2017/12/17 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shilvio - この投稿者のレビュー一覧を見る
トーラがホヌルを会合点にするようすすめたのは、敵や工作員によるものだと決まったらしい。
エリック・マノリ博士が率いる医師ヘイワードは、多幸症の毒素が人工だと発見した(アルゴノ=ヘクシラミン)。
《ガニメード》が地球から戻って9日後、《タイタン》は構造補正機を取付けて原因究明のためホヌル星へ出発した。捜索隊のうちティフ/チャニー少佐/ハリガン軍曹/オキーフ軍曹らは、原住民ホノスのナータン達4人から神々の足跡を見せたいと言われ、行軍した。ティフは怪しいと思いながら誘いに乗っており、さすが過酷な経験をしてきただけはある。途中で部隊の19名が感染し、蚊のようなミニ・ロボットによるものだと分かった。
感染から逃れたティフ/ハリガン/オキーフは、地下でノヌスの飼育所を見つけた。そして、案内をしたホノス3人が小型ロケット船で逃げ出すのを阻止した。小型船に乗っていたのはナータンで、《ガニメード》に撃墜された。地下基地を見つけることができたため、部隊の多数の感染もやむなしと考えるしかない。
10日かけた基地の調査で、ノヌスの飼育によるアルゴニンの製造/自動制御でアンプルに詰める施設だったことが分かった。またナータン達4人が神々自身であり、ホノスとは違い、アルビノであることが確認された。ローダンが叱ったが、ティフが気づかなかったのかは話しの流れだからでは。アルビノが漢字二文字で表現されているのは、昔だから仕方ないだろう。
ハリガンとオキーフのお互いを受け入れられない性格は、この話の中では良い方向に働いた。
最後に、スプリンガーの分派アラス族が医学分野で才能があり、銀河の医薬品の95%の製造をしており、神々の正体だとされた。次はハイパー多幸症を治す話になるのか?