商品説明
江戸の町に地震が続き、南町奉行所内が緊張する中、高木用人は途方にくれた様子。心配する新八に、刀剣鑑定の名家に嫁いだ娘の、離縁話を打ち明ける。地震騒ぎに関係があるらしい。仲立ちに訪れた新八の眼前で、刀剣をめぐって更に大難題が持ち上がるが……。次々と起こる怪事件を捌く、好評シリーズ第3集。(講談社文庫)
目次
- 江戸の竜巻
- 幽霊の仇討
- 狐斬り
- 河童と夕顔
- 狸の心中
- 又右衛門の女房
- 江戸の水仙
- 松平家の若殿
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紙の本
ホームドラマ風な展開。
2002/06/06 13:14
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投稿者:凛珠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻からはお鯉が復活。長編ではなく短編シリーズとなる。キャラクターも定まって、「御宿かわせみ」同様、安定したホームドラマ的展開になってゆく。「かわせみ」が町方の事件が中心なのに対し、こちらは武家の事件が中心に描かれている。
ところで平岩弓枝氏は脚本を書かれていたからか、改行が多く、文もやや説明調で、心情描写がそれほど無い。個々の話が決して長くないので、もう少し濃密にして頂けたら……と思う。面白いだけに残念なのだ。お鯉と新八郎の心情など、もっと知りたい。