読割 50
電子書籍
折れた竜骨 下
著者 米澤穂信
自然の要塞であったはずの島で、冒険者にして偉大なるソロンの領主は暗殺騎士の魔術に斃れた。卑劣な魔術に蝕まれ操り人形と化した〈走狗(ミニオン)〉の正体を突き止めるべく、領主...
折れた竜骨 下
折れた竜骨 下 (創元推理文庫)
商品説明
自然の要塞であったはずの島で、冒険者にして偉大なるソロンの領主は暗殺騎士の魔術に斃れた。卑劣な魔術に蝕まれ操り人形と化した〈走狗(ミニオン)〉の正体を突き止めるべく、領主の娘アミーナは騎士ファルク・フィッツジョンらとともに行動を開始する。〈走狗〉候補の八人の容疑者、謀略により沈められた封印の鐘、鍵のかかった塔上の牢から忽然と消えた不死の青年──そして、甦った「呪われたデーン人」の襲来はいつ? 魔術や呪いが跋扈する世界の中で、推理の力は果たして真相に辿り着くことができるのか? 第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキングで上位を総なめにした、俊英渾身の本格推理巨編。
目次
- 第四章 嵐の鐘
- 22 噂は噂
- 23 右手にはナイフ
- 24 滑らかな象牙
- 25 何千日分のひっかき傷
- 26 大きすぎる扉
- 27 死者たちの船
- 28 足せば三十八人
- 29 落とした銀貨
- 30 斧の軌道
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紙の本
上下巻ですがイッキに読めます
2015/08/14 13:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世騎士、魔術、冒険、城、戦いの中で少年が成長する・・・こういう歴史小説が好きな人は読んでください。
時代設定や登場人物の描写などが凄く分かりやすく、読んでいて楽しかった。最後は少し感傷的になりますが、謎解きとしても面白いです。
紙の本
読みやすくて面白いってすごい
2024/02/15 16:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栄本勇人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミステリ小説をあまり読んだことのない人も、ミステリ愛好家の人も十二分に満足出来る作品なのではないか。ミステリは楽しい!
電子書籍
呪われたデーン人の密室消失トリック
2020/01/30 00:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不死者の常識は一般人とは全然ちがうので全く別の自由な発想が鍵になる。魔術という独自ルールの存在する世界での合理的推論。また先入観から犯人予想が外れたな。
紙の本
面白かったが・・・
2014/06/25 08:31
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
結論からいうと大変面白かったです。ただ一点不満があり。攻めてくる敵に対して知略と勇気で戦ったのではなく、結局、俺様強えええ!な二人で決着。そこが残念です。
紙の本
米澤穂信「折れた竜骨」
2016/01/17 12:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:morichan - この投稿者のレビュー一覧を見る
これまで読んだ米澤作品の主要登場人物は日本の若者だったがこの本はまったく違う。
騎士達が活躍する時代のロンドンから北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島が舞台。
活劇としても謎解きとしても面白かった。
紙の本
一気読み
2019/08/06 17:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちゃんとヒントというか伏線は書かれているんですよね。
でも、そんなのは通り越して、普通にミステリーとしても
ファンタジーとしても楽しめました。
紙の本
やっぱり王道の本格推理でもありました
2017/08/30 12:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めは「え、まさかのファンタジーものなの」とちょっと引いてました。
ファンタジー作品は、中々その世界観に入り込めなかったりすることが多いのですが、その上舞台が中世ヨーロッパとなるとますますしんどいかなと思ってました。
ところが上巻の半ばで殺人事件が起こったあたりからは「お〜、やっぱりミステリーじゃん」と安心して読み進められました。
考えてみれば本作品は第64回日本推理作家協会賞を取っているんだから、ファンタジーでありながら本格推理であってしかるべきなのでした。
てな事を思いながら読んでいたのですが、後半の呪われたデーン人の襲来と戦闘シーンは結構ワクワクしながら楽しめました。
そして最後の大団円。
探偵役の推理の披露の場面はもう王道。
読んでいて非常に気持ち良かったです。
ミステリー好きな方もファンタジー好きな方も楽しめる、一粒で2度美味しいとも言える贅沢な作品でした。
紙の本
読了
2019/12/30 21:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後まで、ファンタジーの世界観のまま事件を解決したのはすごい。読んでいる途中で、こういう展開なんじゃないかなと思うところがあって、予想通りだったところはちょっと残念だったけど、魅力的なキャラクターのおかげで最後まで飽きることなく読むことができた。ファンタジーの世界にミステリーの設定をうまく取り入れていておもしろい作品だった。
紙の本
わたしの小さな騎士
2015/10/11 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:翠香 - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中で薄々気付きましたが、密室の謎はこの世界ならではのものでした。
ファルクが儀式と称して謎解きを披露したのには笑ってしまった。
実は歴史ファンタジーの顔をしたミステリでした。
戦闘シーンは手に汗握りました。傭兵たちの活躍も良かった。
一方アミーナの兄・アダムのダメダメっぷりには呆れてしまった。
こいつが新しい領主でソロンは大丈夫なのか?
そして何よりニコラに萌え(〃▽〃)
子供らしい可愛らしさもある一方、アミーナの小さいけど頼もしい騎士でした。
ニコラの最後の決断には胸を打たれました。
またいつかアミーナの為に帰ってきて欲しいですね。