商品説明
刑事訴訟法の理解に不可欠な最重要判例を厳選,分類・整序し,簡潔・的確に解説する最新決定版。近時の重要判例を多数追加し,項目によっては文字数を他の項目より増やして解説をより充実させたものもある。旧版同一項目についてもほとんどすべて新執筆者による解説に改めた。収載判例計101件,アペンディクス41件。
※この商品はリフロー(EPUB)版です。お使いの電子書籍ビューアの機能により,レイアウト変更や文字列のマーキング,検索,辞書参照などができます。ただし冊子版書籍と同じ体裁にはなりません。また一部の文字をビューアが安全に表示できる文字に置き換えています。
目次
- 1 捜査 39件
- (1)捜査の端緒と任意捜査
- (2)強制捜査
- (3)被疑者の権利
- 2 公訴の提起 5件
- 3 訴因と公訴事実 7件
- 4 公判 11件
- (1)裁判所および訴訟関与者
- (2)公判準備および公判手続
- 5 証拠 11件
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紙の本
判例と同旨というために・・
2011/12/19 11:31
7人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事訴訟法の判例百選は、基本法律科目の百選のなかで最も出来がいいと思う。それはなぜかというと、おそらく実務家が多数執筆しているからかもしれない。実務家といっても、本当に新進気鋭の現役高裁裁判官や司法研修所教官などの第一線といっていい実務家である。それ故に、判例の批評に終始してくれており、判例を「読む」という意味で実に使い勝手がいいのである。
最下位のものと比較すると輪郭がみえやすいかもしれない。一番ひどいのが、再三本書評等その他でも述べていることなのだが、憲法の百選である。判例の解釈はおろか、学説の整理すらまともにしていないような有様の解説が散見される。少なくとも、法律試験の受験者の視点、若手研究者の視点から見て、憲法の百選は良いとは言い難い。
翻って刑訴をみると、判例の読み方について非常に勉強になる。無論、良い点ばかりではない。刑訴法というのは、結構判例の読み方にも争いが生じる。A先生の読み方とB先生の読み方が全く異なることがあるのである。たとえば、訴因変更の要否についての最重要判例である平成13年判例について、第8版の井上先生の読み方は、必ずしも多数説的読み方ではない。非常にわかりやすい整理をしてくれているが、本当に判例の読み方として正しいのか、疑問がなくもない。歯切れの悪い言い方ばかりだが、法律学というのは所詮解釈なので、よほどの場合でなければ言い切ることは難しいのである。それにもかかわらず、判例の読み方について、各先生は言い切ることが多いので、気をつけなければならない。
判例と同旨・・これを言うためには大変な勉強が必要ということが刑訴百選を見るとよくわかるのである。
紙の本
とてもよい
2018/10/19 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごり - この投稿者のレビュー一覧を見る
刑事訴訟法は、判例が命ともいえる。
本書と何か一冊の基本書を使用して学習すれば効率的だといえる。
本書は、判例、判旨、解説を全て読み込めば
刑事訴訟法の理解が、一層深まるであろう。