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日本は、サッカーの国になれたか。電通の格闘。
著者 濱口博行
世界で最も競技人口が多いサッカー。華やかな大会の裏側には、裏方として働く人々のドラマがある。どのように電通がサッカー事業に進出したか、ワールドカップ招聘の舞台裏で何が起き...
日本は、サッカーの国になれたか。電通の格闘。
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日本は、サッカーの国になれたか。電通の格闘。
商品説明
世界で最も競技人口が多いサッカー。華やかな大会の裏側には、裏方として働く人々のドラマがある。どのように電通がサッカー事業に進出したか、ワールドカップ招聘の舞台裏で何が起きていたのか、など、通常は日の当たることのない当事者ならではの裏話がふんだんに盛り込まれた回想録。広告関係者は言うまでもなく、一般のサッカーファンにも興味深いドキュメント。
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紙の本
世界のサッカー・ビジネスを支えてきた電通の当事者による人物中心の回想録
2010/06/17 23:04
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の、そして世界のサッカー・ビジネスを支えてきた電通の当事者が回想し、今後の展望を語る裏面史。本書のタイトル自体が、いかにも電通らしさを出している。
FIFAワールドカップに代表されるサッカービジネスは、ベースボールとは違って、サッカーが世界中で親しまれているスポーツであるだけに、スポーツビジネスのなかではオリンピックと並んで、きわめつけに注目度の高いイベントである。
世界的なイベントビジネスをプロデュースし、広告代理店業を越えた、権利ビジネスとしての側面も強いコンテンツビジネスをマネージする電通は、まさにサッカー・ビジネスの誕生期から現在に至るまでの、バックヤードのプレイヤーであるといえるだろう。
こうしたサッカー・ビジネス形成史の生き証人である著者は、関わった人たちを実名で紹介する回想を記すことによって、関わってきたビジネスマンたちやサッカー関係者が、日本のサッカーを国際水準にするために奔走してきたかを当事者感覚で知ることができる。『W杯に群がる男たち-巨大サッカービジネスの闇-』(田崎健太、新潮文庫、2010)とあわせて読むと、サッカービジネスの舞台裏をよりよく知ることができるだろう。
また、ビジネスマンの仕事というものがどういうものかを伝えてくれる本として、広く若い人にも読むことを薦めたい。「虎穴に入らずんば虎児を得ず」、グローバルビジネスにおいては現状維持は衰亡への道であり、リスクを取らなければ未来はないということも。