電子書籍
ジャーナリストの留学経験
2022/03/29 14:09
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投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャーナリストになって、さらに自分を磨くために留学できる制度。そして、世界中からジャーナリストを集めて、自分の国とその戦略を理解させるためにフェローシップを使えるアメリカ。ため息がでます。
紙の本
ハーバードを覗き見る
2001/12/25 01:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Y’s cafe 店主 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者はネットジャーナリストの田中宇と、その夫人で新聞記者の大門小百合である。本書は、大門がニーマン財団の特別研究員として、また田中はその同行者として、ハーバード大学に1年間滞在した体験をもとに書かれている。ハーバード大学は政界や経済界と密接な関係を持っており、そこでは政府の戦略の一端を担う政治臭い研究者が目立つという。これについて批判的な視点から伝える田中の章と、学問と社会とのつながりを肯定的にとらえ好意的に伝える大門の章との対比が面白い。エリート養成機関といわれるハーバードのシステムを覗き見ることができるだけでなく、アメリカの国際戦略について書かれた部分も興味深い。
紙の本
まあ、悪かないんですが
2002/02/01 17:42
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投稿者:quizhunter - この投稿者のレビュー一覧を見る
『田中宇の国際ニュース解説』は最高だ。これこそネットジャーナリズムじゃないですか。てなわけで、この本も買ってみたんですが、どうもなんつーか。まあ、さわやかな二人のさわやかなレポートってかんじ。ええもちろん、本書の目的がそうですから、文句つけてもしょうがないんですが。
とりあえずジャーナリスト志望の若き学生がちらっと読んだりするにはいいかもね。あと、無料のメルマガへの謝礼の意味で買っておくてのも上品かもね。
おまけ--田中宇氏のインタビュー(by HOT WIRED)はこちら。
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夫婦二人がハーバード大を通じて、見たり、感じたことを一冊の本にまとめている。両者が違った視点から捉えているので非常に興味深く読み進めることができた。
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アメリカは世界をどのようにしようとしているのか。知の最前線で世界はどう語られどう議論されているのか。アメリカの「表の顔」と「裏の本音」を探る。
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普段よく読む田中宇さんとその夫人の小百合さんがハーバードで学んび、それを綴った体験記。ボストンに住んでいた事があるので、いろいろとなつかしい記憶が甦った。さすがハーバードという話も多々あって興味深く読める。こういう環境の中で勉強できたら、それは楽しい事だろう。うらやましい限りだ。
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二人の著者の考え方が読めて面白い。実践論をふまえたアカデミックな授業だなーと思った。日本の大学も学生のモラトリアムだけやなくて、もっと社会人にも開かれたものになるべきやと思った。そのためには俺ら学生自信も頑張らねばならない
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そこそこ骨のある政治気質な本を読もうと思って手にとってみたら、俄然マイルド系の本でした笑。
仰々しいタイトルとは裏腹にカジュアルな本。報道ジャーナリスト夫婦のハーバード留学体験を通して、アメリカの何たるかをちょびっと探ってみようっていう感じ。アメリカのハイフネーション的民族観、「全世界問答無用にアメリカ化」独善的外交戦略などにも言及。ハーバードの興味深い生臭さもちらほら。卒業式典における台湾国旗掲揚問題のくだりなどなど。世界の最高学府だけあって、まさに日常が「世界」そのものなようです。
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夫婦二人のハーバード大学フェロー体験のエッセイ集。
タイトルは大仰だけど、エッセイ(感じたことや思い出をそのままつれずれ書きました)の域は出てません。
その分、軽く読めます。
ハーバードというとビジネススクールについてはたくさん体験談も出てますが、これはケネディスクール寄り。
そこは面白かったです。
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ジャーナリストの夫婦のハーバード留学体験談。奥さんはハーバードの政治教育システムを肯定的に書いているのに対して、旦那さんがハーバードを通したアメリカのウラの戦略(謀略?)を否定的に書いていて、対象的で面白かった。さすが記者だけあって、かなり読ませる文章だった。
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ハーバード大学のケネディースクール体験談。
スクールの内容と言うよりも、ハーバードが合衆国に果たしている役割などが分析されていて読み応えがあります。
ただ途中からスクール贔屓的な内容が続いてしまい。飽きが来てしまいました。ご夫婦で書かれているので、それぞれの視点から見れるのは良かったのですが、もう少し変化をつけて欲しかったかも。
筆者は諦めろと書いてますが、大学と政府の結びつきは日本でももっと強くなって欲しいですが、日本の大学にそのパワーがないのも実情なのかな。
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[ 内容 ]
人種もバックグラウンドも違う人々の集う「知の坩堝」の中で、世界はどう語られ、議論されているのか。
日本のネットジャーナリストの草分け的存在田中宇と新聞記者の大門小百合がハーバード大学で見たアメリカの「表の顔」と「裏の本音」。
アメリカは世界をどうしようとしているのか?
本書を通して見えてくる。
[ 目次 ]
ハーバードへ
アメリカの国家神話とハーバード
コースショッピング
知のディズニーランド
ハーバードの民主主義
競争する授業
拍手を受ける授業
ハイフネーションの国
コンピューター記者と報道カメラマン
ハーバードのパワーゲーム
授業で大統領側近になる
アメリカの大学と戦争
留学生と歴史の重み
ケネディ・スクールの国旗騒動
東京に戻って
テロ事件後に考える
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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ちょっと難しかった。
アメリカ個人主義、地方自治の起源みたいな話はおもしろかった。
ハーバード、ボストン、マサチューセッツ。
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ニーマンフェローについて菅谷明子さんの体験談を読み知った。他にも日本人でニーマンフェローを経験された方がいないか調べてみて、大門小百合さんとこの本のことを知った。
読みやすい文章でたぶん2時間くらいで軽く読めた。
ニーマンフェローやハーバード大学の教育についてだけでなく、一年弱の留学生活を通じて学んだ異文化理解(あるいは日本文化に関する気づき、発見)についても書いてあり興味深かった。
「はじめに」に解説されている通り、この本は、ハーバードが「好き」な小百合さんと「嫌い」な宇さんのご夫婦で分担して、構成されている。単純にハーバード大学やニーマンフェローのプログラムについて褒めるだけでもなければ、批判するだけでもなく、絶妙なバランスがとれている。
個人的な関心から特に印象に残ったのは、第9章の「コンピューター記者と報道カメラマン」だ。フェローたちのコンピュータアレルギーが伝わってきて興味深かった。ハーバード大学のプログラムに参加できるほど優秀な人たちでも、コンピューターの扱いにこうも苦労するのかと思った。2000年から2001年にかけての話なので、ある程度割りひいて考える必要はあるが、デジタルテクノロジーを活用したジャーナリズムはやはりまだ新しい発展途上のものなのかもしれない。
@jt_sayuridaimon
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タイトルはややミスリーディング。正確には、「ハーバードプロフェッショナルスクール留学日記」と言ったところ。HBS、HLS、HKSあたりへの留学を考えている人には、大学の様子を知るのにちょうどいい。
すでに留学している身としては、目新しいものはなかったし、新しい視座を与えてくれるものではなかった。
「理論的なアメリカ人、雑学的な日本人」との見方を田中氏は挙げているが、私の印象は逆。HKSの学生は非常に教養があって、私は到底かなわない。アメリカ人の知識のすそ野が狭い、と感じたのは、田中氏自身がジャーナリストだから物足りなく感じた、ということなのではないか。