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電子書籍
風雲児たち 幕末編(24)
著者 みなもと太郎
今回の推薦人は漫画研究家で同志社大学教授・竹内オサム氏。いわく「ギャグと歴史の合体。こんな柔らかな歴史マンガは、かつて日本になかった!」波乱万丈の日本の歴史を描いた傑作コ...
風雲児たち 幕末編(24)
風雲児たち 幕末編24 (SPコミックス)
商品説明
今回の推薦人は漫画研究家で同志社大学教授・竹内オサム氏。
いわく「ギャグと歴史の合体。こんな柔らかな歴史マンガは、かつて日本になかった!」
波乱万丈の日本の歴史を描いた傑作コミック!
[内容紹介]
桜田門外の変により薩摩藩の決起を期待した水戸藩脱藩浪士・関鉄之助だが、賛同する藩はなく全国を逃亡中だ。
一方、米国の使節団を乗せたナイアガラ号が日本に到着。徳川幕府の冷たい仕打ちを受け帰途についた時、国内では超インフレにより幕府への怒りが攘夷の気分に拍車をかけていた。
そして、横浜では村田蔵六とイネが再会し…いよいよ風雲急を告げてきた日本だが。
[作者プロフィール]
著者名:みなもと太郎
◆1947年3月2日生まれ。京都府出身。1967年『別冊りぼん夏の号』掲載、「兄貴かんぱい」でデビュー。2001年より『コミック乱』にて『コミックトム』(潮出版刊)連載の「風雲児たち」の続編「風雲児たち 幕末編」を連載中。第8回手塚治虫文化賞特別賞、第14回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞をともに受賞。
[担当編集者より]
今回は『コミック乱』での連載150話の突破を記念して行った著者インタビューを完全収録。さらに、『コミック乱』誌上に掲載した150話突破記念のコスプレ美女コンテストもカラーで収録とファンにとってはたまらない企画満載です。
著者紹介
みなもと太郎
- 略歴
- 1947年京都生まれ。まんが家、まんが研究家。手塚治虫文化賞特別賞受賞。
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紙の本
最良の歴史書
2015/09/30 13:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さく - この投稿者のレビュー一覧を見る
教科書に載っている物事だけで、歴史は語れない。あらゆる出来事が相互に絡み合って進んでいくのだということを、切実に教えてくれる、最良の歴史書だと思います。
紙の本
歴史小説よりもためになる(大学入試にも対応)
2014/09/11 19:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:W124 - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズは、すべて購入していますが、その内容の深さには目を見張るものがあります。たとえば、桜田門外の変を描いた巻では、屋敷から桜田門までのわずか300メートルの間で起こった事件というのを初めて知りました。
このように今まで知らなかった事実を知ることのできる本です。
紙の本
大きな事件の狭間の時間。マンガとしては連載150話を超えた、ちょっとお祭ムードの1巻
2014/08/16 20:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
24巻が他の巻と異なっていて、意外だったこと。
帯の各界著名人の推薦文が、竹内オサム氏だったこと。
マンガ評論・研究では第一人者であろう竹内氏が、今まで推薦文に登場してなかったのだろうか。
次に、カラー口絵が女性のイラストだらけだったこと。
もっとも、すぐ裏を見ればわかるが、「風雲児たち コスプレ美女コンテスト」なるもののイラストらしく、いつものようなカラー口絵とは趣を異にするものらしい。
そして、著者インタビューが載っていること。
これを読んで改めて、著者がこのマンガを単なる学習マンガではなく、正真正銘大河ドラマとしての幕末を描きたいのだということがわかりました。
それにしても、体力を温存して、最後まで描ききってほしいものです。
というように、この巻は、掲載雑誌での連載が150回を超えたところを単行本化したということらしく、本編とは異なるものがいくつか収められています。
本編は、薩摩と水戸の思惑の違いのことやら、徳川斉昭の死去、ハリスやヒュースケンのこと、村田蔵六とイネの再会、などなど、日本史の教科書に出てくるような大きな事件はこの巻では特にありませんが、大きなうねりが起きてくる前の段取りのような出来事がいくつも描かれています。
著者インタビューで連載150話で「ようやく折り返し地点」と言っている著者ですので、あと10年以上かかるのでしょうが、これまでのペースを維持して、体力勝負で頑張ってほしいものです。
ここまできた以上は、竜馬の活躍を見ないでは終われませんから。
紙の本
折り返し地点
2014/08/10 09:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
斉昭公の死去から小栗忠順とピリリフの第一回談判までの、1860年から1861年にかけての1年弱を描いています。
個々のエピソードを追いながら、全体のストーリーを進行させていく漫画ですが、今回は国内に蔓延する不穏な空気、諸外国に翻弄される幕府の姿、政治・経済・外交全てにおいて、まさに混沌としてきた1年を描いています。
具体的には、水戸浪士の動き、斉昭死去、ナイアガラ号到着(遣米使節帰国)、万延小判の流通、和宮婚約発表、プロイセン通商条約締結(外国奉行堀憤死)、ヒュースケン暗殺、ポサドニック事件等々が取り上げられています。日本史の教科書には出てこない事件ばかりで、毎回勉強になります。特に、優秀な熱血漢である外国奉行の堀が切腹に至る経緯には幕府の末期症状が良く出ていましたし、自分を襲った日本人を一言も批判せずに死んだヒュースケンには感動です(そもそも話せる容態ではなかったのかもしれませんが・・・)。
巻末インタビューで、みなもと氏は「ようやく折り返し地点ですな」と話していて、300話くらいまでの構想のようです。みなもと氏は67歳。完成するのは80歳くらいとのこと。がんばってほしいと思いました。