大奥（６）

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投稿者：mayumi　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　疫病によって男子の数が極端に減った江戸時代を舞台にした、男女逆転大奥。
　綱吉から家宣の死まで。

　よしながふみは、画力の人だと思う。
　確かに、よしながふみの作品は「大奥」をはじめ、魅力的で斬新なストーリーばかりだ。しかし、そのストーリーも、このたぐいまれな画力だからこそ、生きているのだと改めて感じた。

　父以外に愛されないと感じ、自分は何もできなかったと悔んでいた綱吉が、その父の呪縛から解き放たれた瞬間を、打ち掛けが落ちることで表現している。その時の綱吉の晴れやかな、穏やかな表情。
　愛ゆえに、人は縛られ、縛り、足掻く。
　が、その束縛を振りきることもまた愛なのだ。

　子を成すことも愛であるはずだ。
　男女が逆転した世界だからこそ、その意味が問われ続けているのかもしれない。

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投稿者：mk　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

フジテレビの大奥では、有功と右衛門佐は同じ俳優さんが演じていたのですが、NHKでは全く違うタイプの俳優さんだったので、原作はどうなんだろうと思っていました。桂昌院が一瞬、右衛門佐を有功と見間違える場面があって、やっぱり似ていたのだなと確認できました。

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投稿者：ao　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

色々な花を行ったり来たりしては飛び立って行ってしまう、綱吉はまるで鮮やかで可愛らしい蝶々のような女性だったなぁと思います。出来れば、右衛門佐と幸せになって欲しかったです。この辺りの時代の移り変わりは早く、綱吉の次代将軍である家宣は一巻で出て来た時は怖そうな女性に見えましたが、何とも思慮深く思いやりがあり、素敵な人だなぁと思いました。個人的には間部よりもずっと魅力的な人だと思います。それだけに残念です。

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投稿者：aya　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

徳川綱吉が死去し、後継には甲府の徳川綱豊（のちの家宣）が選ばれた。綱吉時代の放漫財政を改めるなどしたが、わずか３年で亡くなってしまう。

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投稿者：pope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。
綱吉の最期が壮絶だったなあー。本人は右衛門左と通じ合って幸せを感じていただろうけど、その影には省みられることのない寂しい御台所がいたんだよなあ。 吉保は殉死するかと思ったけどな。
秋本が実家に戻って妹と娘と暮らせるようになったのが良かった。

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投稿者：ぽんぽん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

みんな上様を愛しているのくだりがいいなー。
綱吉はあまり幸せには見えなかったけど。将軍様はたいへんねー。
切ない。

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投稿者：るう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

右衛門佐の心からの言葉は虚しさでいっぱいだっただろう綱吉にどんなに救いになったのだろうか。それで ようやく父親の呪縛から解き放たれたのかもしれない。着物の裾を掴む父親から綱吉が逃れる場面は蝶の羽化のようで美しかった。そして「恨んでやる 呪ってやる」と実の息子に言い放った左京の母の表情…。自分的には漫画史上有数の恐怖場面。

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投稿者：ぽぽ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻はけっこうな人数の人が亡くなり登場人物も多いのですが歴史上の人の名前をそのまま使っているので混乱しません

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投稿者：ハム　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

映画版のラストにあたるところです。少し残酷な描写もありますがキャラクターのシワなどで年月を感じやすく切なさが増します。

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投稿者：しましま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

単に男女の立場を逆転させただけにはなっておらず、社会や産業がどうやって成り立っているかなども掘り下げられていて、歴史物としても面白い。

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投稿者：ふみちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この巻の肝は、世継ぎを産めない綱吉に代わって、誰が次の将軍になるのかというところ、「将軍として、女として、人に望まれたことは何ひとつできなかった」と息を引き取った彼女が哀しい

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投稿者：qima　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで悲しい将軍だった綱吉。そして、その跡を継いだ家宣もまたつらい。人柄がいいだけにめぐり合わせがつらい。そして、間部。1巻に追いつく。

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投稿者：宮村みやこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

柳沢吉保が徳川綱吉を窒息死させたんですか。それから徳川家宣は家綱同様かなり高齢で征夷大将軍になったという事しか知りませんでした。しかし全巻に共通するけどここでも左京が家宣様と呼んでいるのは違和感を覚えた。この時点で甲斐宰相、将軍後継の人物を家臣が名指しで呼ぶことはなかった。

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投稿者：タタ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

大奥の映画でもドラマでも舞台になった時代のストーリーです。綱吉の波乱万丈な生き方がとてもおもしろく描かれています。