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鍋奉行犯科帳 浪花の太公望
著者 田中啓文
大坂庶民の夏の楽しみといえば、天神祭と鱧料理。だがこのところ、刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは祭どころではない。能天気なのは食い道楽の奉行・大邉...
鍋奉行犯科帳 浪花の太公望
浪花の太公望 (集英社文庫 鍋奉行犯科帳)
商品説明
大坂庶民の夏の楽しみといえば、天神祭と鱧料理。だがこのところ、刀ばかりを狙う賊徒が横行し、東西町奉行所の与力や同心たちは祭どころではない。能天気なのは食い道楽の奉行・大邉久右衛門のみで、騒ぎをよそに料理方の源治郎に鱧の骨切り修業を言い渡す始末。その目的が噴飯もので――(「地車囃子鱧の皮」)。他、極上の献立が彩る2編を収録。鍋奉行の名裁きが魅せる食いだおれ時代小説第3弾。
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紙の本
奉行のファンです
2015/03/28 18:56
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投稿者:hana - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズを愛読しています。今回も珍騒動がてんこ盛りでした。物語は必ずしも奉行が主だって出て来ませんが、存在感はしっかりあり、それぞれの物語の最後には奉行の『扇に一句』の趣向が欠かされていません。奉行はワガママでだらしなくて怠け者、熱心なのは食べることだけ、という人柄を貫いてますが、その根底にある公平な人間感が人柄に深みを与えています。一つ目の物語は、よくある料理漫画っぽいストーリーではありましたが、他の二つが良かったので、自作も楽しみにできるかなーと思ってます。