電子書籍
肩こりが治る
2018/05/31 09:46
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投稿者:アンパン - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞の読書コラムで紹介されていた。(「読んで悩むか、悩んで読むか」2018年2月4日)
読み始めから大爆笑してしまった。キミコさんはもちろんのこと、キミコさんお父さんがいい味を出している。
「読み終えると、大概のことには動じなくなる」とコラムで述べられていたが、本当にそのとおりだった。
つい、力が入ってしまいがちな肩が、ふっと楽になった。
紙の本
おもしろい!
2015/12/19 23:33
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投稿者:とらきよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
お酒が大好きな作者の日記です。1つの日記が数ページで終わるのに、笑う箇所が何個もあって、楽しいです。
紙の本
しばらく公子さん追いかけます!
2017/01/22 08:14
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投稿者:ひややっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ごく最近北大路公子さんを知り、読み始めております。本書が2冊目。中のエッセーもさることながらあとがきが恩田陸さんだ。そしてどうやら彼らはほぼ同世代らしい。。
ということは私も同じ。ふふなんとなくうれしいな。
公子さんの文体は彼女の文章にあっていてとても好きです。
石田千さんの文体がまた千さんらしく独特なのと一緒なように。
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たまりません。キミコさん、ありがとう! と言いたいです。はい。 なんでしょね。この得体の知れない気力、というか元気の種というか。 「生きていてもいいかしら」と問うているキミコさんに、「あなたも生きていていいんだよ」という太鼓判を押されたような。 日常のルーチンワークに忙殺される毎日のなかで、普段気にも留めないようなあれこれにいちいちうなずきながら生きていくのもいいもんだ。 「キミコ的日常生き方指南」 として疲れた顔をしている友達にどんどん勧めていこう。
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公子先生!わたしも、ついていきます。
まだ、途中までですが、もったいないので、大事にゆっくり読みます(一人の時に)。
どうしてそんな事思いつくのかなぁ、ということがいっぱい。想像力、妄想力、創作力?
とにかく、公子先生に巡りあえて幸せです。
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独身、親と同居、在宅でお仕事、近所のヒトなどから「あそこの娘さん何?」と言われるような境遇?の、ごくごく日常の生活なんだけど、いちいちすごくおかしくておもしろい。文章のうまさのなせるわざ!
わたしはエッセイによくある「妄想」があまりにすぎるとおもしろがれないのだけれど、このエッセイはぎりぎり大丈夫な感じで。ああこういう「妄想」はしそうーと思える感じなのがいいのかも。
でも、日記じゃあない? もっともっと読みたいので日記として毎日書いてあったらいいのに。
(もちろん生きていてまったくまったくいいですとも、これだけおもしろいこと書けるなんて!、と思いました。 あと、ご両親と同居でごはんつくったりしてるっていうのが偉すぎると思いました。)
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最初の方で、『偉人伝を読むと「こんなにがんばっている人がたくさんいるんだから、私はそんなにがんばらなくていいや」と思う』と出てくるんですが、そこでがっちり心を掴まれました!
あと、座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」ってのも素敵。
同志では?って感じです(^▽^;)
あと、公子さんの佐藤浩市に関する妄想が全てツボです(´∀`)
『常に「佐藤浩市がとなりに越してきた場合」を考えて生きてる』そうなんですよ。すごいでしょ~、尊敬しちゃう(笑)
普通の日常をここまで面白く書ける文章力に脱帽です。
とにかく選ぶ言葉や、比喩の仕方、構成など全てが面白い。
でも普通の日常ってほど普通じゃないと思いますが・・・
出てくる友人とか父とか、だいぶ変わってますし(^_^;)
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同世代の作家が日常をぶっちゃけている。作り話かもしれないけど笑わせる文章の腕はプロ。下品になりそうでならないすんどめな感じ。共感するところが多く、作家の人柄にとっても親近感。笑いのツボはいたるところに散りばめられているので、公共の場で読むのはチューイして。
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北大路公子と言っても殆どの人は知らないだろう。
北海道新聞に連載されていた東直己の報復絶倒コラムを一切カットすることなく書籍化した「ススキノ・ハードボイルド・ナイト」を出版したのが札幌の弱小出版社である寿郎社。その縁なのか北海道新聞の連載が終了したのちは、東は寿郎社WEBサイトでエッセイの連載を始めたのだが、それを読むために寿郎社WEBは定期点検サイトとなった。そこで東と共にエッセイを書いていたのが北大路公子で、そこで初めて北大路の存在を知ったわけだ。
なんだか良く判らないが、「趣味は昼酒」という飲兵衛かつ怠惰な40代独身負け犬キャラの変なエッセイを書く奴だなと思っていたら、寿郎社からエッセイ集が出るという快挙。と、思ったら何といつの間にか全国区のサンデー毎日にコラム連載決定。流石にこれは毎週読むわけには行かなかったものの、書籍化が適いあれよあれよの大出世。そして今度はPHP出版からの文庫化とはもう行き着くところまで行き着いた感じだが、これがススキノのはずれでクダを巻いていた一人の女の出世物語。
負け犬・自虐キャラを売りにする女性エッセイストはいろいろいるが、基本的には常にあちこちで何かをやり、それが残念ながら失敗に終わったことを書くのが王道(?)だと思うのだが、北大路の場合は意に反して「動かざること山の如し」だ。なんせ座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」であり、飽くまでも手の届く範囲の出来事だけが題材なのだが、次々と可笑しな出来事を引き付ける能力は感嘆に値する。
作風は全く持って違っているが身の回りの出来事に限定するエッセイという意味で佐藤正午を何となく思い出してしまったが、これは誉めすぎだな。
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読むと「この人何者⁉」となる。フリーライターらしい。何者かわからないけど面白い。なんだろうこの、妄想が暴走?思考回路がおもしろい。色々ツボがあったけど今思い出せるのは
p65
「ワンタッチ装着」の謳い文句なんて嘘っぱちだ。説明書だって、「夏用ワイパーをはずす→冬用ワイパーを取り付ける」程度のことしか書かれていない。象を冷蔵庫に入れる三ステップ(冷蔵庫のドアを開ける→象を入れる→ドアを閉める)みたいなものだ。
という部分で…
何その三ステップ…
怠惰な休日やちょっとした時間の読書に最適です
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アラフォーの独身女性の気どらない生活を面白おかしく。
結婚した妹は隣に住んでいて、子どもの幼稚園のママ友が送り迎えに来るのに良く出会うが、「あのお姉さんは一体」と皆の質問が妹に殺到するとか。
隣に佐藤浩市が越してきたらと妄想したり。
父が山菜を採ってきて料理してくれた日、夕食時には家におらず、夜中に帰って水につけてあった山菜に足を突っ込んだり。
好きな物は昼酒、嫌いな物はキティ。
「胸の立場がない」は、10日ほどの入院生活をしたとき。
手術が終わった後、看護師さんに「いびきかいてませんでしたか」と詰め寄ったという。
すごいいびきをかいているのではという不安があったらしい。
ところが手術着がゆるくて胸が丸見えになっていて、妹がお姉ちゃんそれどころじゃないだろうと思ったとか。
「人生の不思議」は、友人の一人が恋人に別れを告げられていた日。
別の友達には、孫が生まれていた。
自分には何もない…もう少し神様がちょうど良くしては貰えないもんだろうか?という話もテンポ良く。
「人生を変えた偉人伝」は、子どもの頃読んだキュリー夫人の話。
キュリー夫人が困窮していたときに、親戚が肉を食べさせてくれて、元気が出て研究に戻ったというエピソードがあったのだそう。
「どれだけすごいんだ、肉」と思うようになったとか。西洋人は肉を食べているから強いのだと何かにつけて。
キティちゃんが嫌いだと公言したら、なぜかキティグッズを貰うようになり、溜まってしまった。嫌いも好きのうちだとか、そのうち好きになるだろうとか思われて。貰った物は簡単に捨てられずに困ることに。
くだらないことを書き続けることで、どこかで安心してくれる人もいるのではないかと、後書きインタビューに。
著者は北海道生まれ。
大学卒業後、フリーライターに。
サンデー毎日に2006年から連載。
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読むほどに穂村さんのエッセイを思い出す。お父さんの話、お母さんの話、妹さんの話、どれも秀逸。電車で読みながらもしばしば顔がにやけてしまうは、何度かはうははは、と笑いがもれてしまうは、大変だった。ものすごく面白かったです。サラサラすいすい読めます。
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移動の時に持ち歩いて少しづつ読んでいましたが、蒸し暑い電車内でも暑さを忘れるほど面白いです。時に声に出して笑っていまいそうになるので、本当は外で読むのはオススメできません。脱力系40代独身女のダメダメエッセイですが、読んでいると不思議と元気とやる気が出てきます。
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趣味は昼酒、座右の銘は「好奇心は身を滅ぼす」。
四十過ぎて独身で親と暮らす著者が綴ったエッセイは、揺るぎないバカバカしさで溢れている。
佐藤浩市ファンの私は随所で吹き出してしまった。
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タイトルの通りの本…札幌在住の著者ということで読んで見ました。「負け犬」という言葉を流行させた酒井さんの本をもっともっと普通の日常を背景に書き直したような本です。独特の味わいあり。