紙の本
非常に読みやすく、分かり易いです。
2015/11/21 21:42
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投稿者:ピンチランナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
TV東京のWBSで解説をされていた著者であり、期待を裏切らない分かり易く、納得のいく内容でした。
紙の本
難しい。。
2015/11/01 13:21
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投稿者:カツ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまり日本の政治に興味が無い私がなんとなく手にとって
読んで見ましたが、内容がはいってこなかった。。
業界常識が頭に入っていたら面白いほんであることはいうまでもありません
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ファンドマネージャーである著者の金融理論に基づく、これからの本当のリスク回避の仕方。
攻めは最大の防御という言葉が個人的に好きなのだけれども、変わらないということはこの時代においては全く防衛になっていなくて「じゃあどうすればいいの?」ということをわかりやすく噛み砕いて説明してくれている。
ただひとつ注意しなくてはいけないのは、何が正解なのかはやっぱり誰にもわからないということ。パックス・アメリカーナも有限だし。だからきっと「どんなときも攻めの姿勢でいること」が求められるのじゃないかなーと思った。
それにしても、会社の年金積立の比率、もっと外国株式上げようっと。
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「リスクを取らないとどういうことが起きるのか」「何故成長が必要なのか」「では、取るべきリスクとは何か」ということに答える一冊。ただ、全体的に内容が浅く、この一冊だけでリスクを取ることは難しいので、興味が出たらより具体的な本を手に取るのがよい。
http://d.zeromemory.info/2015/02/01/no-risk-no-return.html
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日本に足りない「リスクを取らないリスク」という考え方
リスクを負った人にはご褒美がある社会
格差対策 平等な機会を与えて、実行するのは個人次第
円安傾向
何もしないことが正解の時代は終わった
株式会社は株主のもの
取締役会のほとんどが従業員出身者で占められている日本の現状は異常
長期的にアメリカ株式の投資 S&P500指数に連動するETFか投資信託
ホリコフォーカスファンド 自由の女神 楽天証券
他社ができないことをやる
お金で買えない 信用力、体力、胆力
実行というハードル
事前に徹底的に分析、短期勝負に出ない、絶対失敗しないとう心構え、いざというときに再挑戦できる措置、失敗を過剰に悲観視しない
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学校ではあまり教えられないが、資本主義経済の中で生きていく上で必要な感性はこういうものなのかも...。
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資本主義に関する理解が深まった。理論的に今の日本の問題が解説されていてわかりやすい。投資を始めたくなった。
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投資顧問会社ホリコ・キャピタル・マネジメントLLC最高運用責任者という肩書を持つ著者。
日本では楽天証券から、ホリコ・フォーカス・ファンド(自由の女神)という投資信託で日本に限って個人でも投資することができるようです。
そして著者である堀古さんは、自分の退職積立金を含めたすべての金融資産を自分のファンドで運用しています。
ちなみにアメリカの株式がはじめてならS&P500に連動するETFや投資信託で十分という正直な一面もあります。
本書の内容からは少し外れていますが、こういうファンドマネージャー(運用責任者)は好感がもてます。
日本では、自分が運用するファンドを自分で保有したいと思えるファンドマネージャーは指で数えられる程度かもしれません。
著者自身の運用に責任をもてる証拠でもあります。
本書は、リスクについて…リスクテイカーが恩恵を受けなければならない重要性であったり、リスクを取らなかった場合に起こりうるリスクについてであったり、非常に明快です。
投資の世界でリスクというとボラティリティ(ブレ幅)についてと思われがちですが、本書の場合にはタイトル『リスクを取らないリスク』とあるように損をする可能性のほうのリスクです。
全体を通じて読みやすく、最初にある行動ファイナンスで出てくるような問題から、アメリカと日本の中央銀行の使命の違い、為替の変動要因についての説明(金利平価説?)、株式と債券のプラス要因・マイナス要因など、説明の上手さに目からウロコに思えた箇所も多い。
誇大ではなくタイトルに偽りなしでした。
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日本とアメリカの金融業界で働いている著者が、「リスクを取らないリスク」が蔓延している日本に対して、それでは通用しないですよ、将来大変な目にあいますよ。と言う事を金融を通して伝えている。
年金問題が発覚するまで、国は国民の生活について悪いようにはしないだろうと信じていたが報道でその誤り(国にとって国民とは税収の変数要因となる母数としての存在で、その国民がどの様に生活をすれば幸せかなどこれっぽっちも考えていない)と言う事を理解して以降、年金には期待しているが依存はしない様にと考えて、将来少なくともお金で困らない様に準備を始めた自分にとっては、納得できる内容だった。
本書ではリターンを得るためにリスクを取ると言う選択、決断が必要ですよ。だけど受容できる範囲を超えて失敗しない様に、目的や自分の許容できる範囲をシッカリと理解する必要がある事や、ローリスクでハイリターン保証する様なうまい話は必ずどこかにウソがあるので注意しよう。そしてほとんどの人はリスクを取る事は出来れば避けたいと思っている。
だからこそ、リスクを取ると言う決断をした人に、その御褒美としてリターンが戻ってくるシステムになっている。
つまりリターンを得るためには、しんどい事や他人が出来ない事をやることを決断した人に与えられるものであり、誰でもできる楽な事をしてもリターンは望めないと言っている。(勿論、リスクを取って失敗するとリターンは得られないけど)
一貫している事は、リスクは時間の経過と共に消えてなくなる事はないと言う事。
その為に、リスクが表面化して大問題となり、手に負えなくなる前に対処すると言うリスクを取った方が
短期的には厳しい事があっても、長い目で見ると良い事の方が多い。
つまり、現在はリスクを取らないリスクを選択してやり過ごせるほど甘い世界ではないと認識すべきと言っている。
その例として年金は実は今のままの方式では30年ほど後の将来、制度のひずみが表面化する事は
分かっていたが、方式を変更する事は短期的に痛みを伴う事も分かっていた。
その為、制度設計を行う機構や政治家は、遠い将来の大問題を見ない事にして、問題を先送りにしてお茶を濁し続けてきた。
その結果、現在の様な年金問題となったと言う。事が書かれていて、短期的に自分の当選と言う
自己保身に走り、解決できるタイミングを逃した30年前の政治家に対して怒りを覚えた。
リスクに関する3つのルール
・人間はリスク回避本能を持っている
・ハイリスクハイリターン、ノーリスクノーリターン
・リスクとリターンのバランスは需要と供給によって変わる。
気に入った言葉
何かを実行に移そうと思えば、必ず想定されるリスクが付きまとう。重要な事はそれを実行に移さなかった時に何が起きるかというリスクも想定する事。
我々が当然として享受しているサービスは、世界標準からみると当然ではないと理解するべき。
さぼるのも努力するのも個人の自由。しかし我々が生きている社会は殆どの場合さぼった人よりも努力した人にご褒美が貰えるように出来ている。
これまでの「何もしない事が正解」とお言う世の中ではない。
最も長期の証券と言うのは満期が無い永久証券である株式なのです。株式投資においては、短期的にはリスクが期待できるリターンを上回りますが、長期になるにしたがって期待できるリターンがリスクを上回っていくのが普通。
株式投資と言うのはリスクを伴うものです。そして資本主義の下ではリターンはリスクを取った者に与えられるのがルール。
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ある種の予言めいた表現があるけれども、
それは誇大なものではなく、説得力を持っている。
ただでさえ、日本の今後には悲観的にならざるをえないが、
そう嘆いているばかりではなく、それこそ、
リスクを負ってゆくべし、という気持ちにさせられる。
とても興味深く、あっという間に読了。
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後半までツマらなく、読破も悩んだ。
米国株投資のリスクテイクの章で一気に魅了された。
日本株から米国株へのシフトする決心が固まった。
この書籍の印税全てを「難病と闘う子供たちのボランティア団体」に寄付するという著者・堀古英司氏に感銘を受ける
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人間はリスク回避本能を持っている。
リスクとリターンは需要と供給によって変わる。
小額でも確実な利益を好み、小額でも確実な損は嫌う。
現時点でリスクに見合うリターンがあるか。
ボンジスキーム=自転車操業の詐欺。ローリスクハイリターンはない。
リーマンショック後は、自己責任原則は適用されなかった。AIGの救済。
AXA保険=リスクをとらないリスクを避けるために、保険金を支払って評価を勝ち取った。
政策金利を0%にしても、長期金利は2.5%までしか下がらなかった。金利はマイナスにできない。長期金利を2.5%以下にすれば、実質的にマイナス金利になる=国債の買取など量的緩和。
スィーニー夫妻の「金融理論とベビーシッター組合の危機」=お金の量が少ないと自己保全から景気が悪くなる。
経済成長がないと税収は増えず、負債はたまる一方になる。
人間は弱いものである=ほおっておけば努力しなくなる=努力に対するご褒美が必要。
人間はリスクを回避したがる=リスクをとったものがご褒美をもらえる仕組みが必要。
資本主義は、弱い、リスク回避、な人間に経済成長を促す仕組み。
格差は広がる。貧困問題は別の問題。
少子高齢化で負担は増える。高い経済成長がどうしても必要。
円高の時代は終わった。
株式は長期投資に向いている。年金資金など。
生命保険は若い人のためにある。65歳以上の人のためではない。
先進国の人口の伸びはアメリカ、カナダが高い。フランスイギリスも伸びる。イタリアが下がる。ドイツ日本が一番下がる。
株式会社は株主のもの、をはっきりさせる。
日本の会社は子会社が多く、よくわからない=リスクが高い=投資できない
アメリカの株式が長期的にいい。円安にも有利。
好きなこと、やりたいことを職業にするのは競争が多い。他人にできないこと、は需要が高い。他人にできることでも他人がやりたがらないこと、も需要が高い。
信用は簡単にはつみあがらない。個人間オークションは信用で成り立っている。
人間は弱いもの。このへんでいいか、と思い勝ち。スポーツ、芸術、音楽の一流の人たちを思い浮かべて、弱さを克服する。超越した人たちを見る。
逆境に追い込む=資源の呪い=資源国の成長率は低い。
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将来、日本の少子高齢化が確実な中、経済成長(とまではいかないが、最低限維持)をするにあたり、どのような方法があるか提示する本。
この本では格差は今よりもずっと広がっていくこと、格差と日本の成長の維持は表裏一体であり、不安な将来を迎えないように、対策としてリスクはどのようなものがあるのか?ということが書かれている。
参考になるのは投資についてで、あくまで長期で投資はするように勧めている。
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日本人にありがちな「リスクがあると感じて、手を出さない」というのが、もう通用しなくなると感じました。また頑張った人が報われる仕組みが資本主義であるということや、投機と投資は異なることが丁寧に解説されています。リスクを理解した上で、リスクを取り、個人個人が努力することが大切だと分かりました。
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安定とか、現状維持とかという言葉の裏に潜むリスクを、様々な実例とともに教えてくれる本。
概念はしっかり理解できるけど、実行はやや難しめ。勉強のきっかけとしたい。
あと、あとがきが秀逸だった。