商品説明
読者、読書の歴史をどうやって調べ、学んでいけばいいか。
何のためにそれを学び、そこからどういうことが分かるのか。
読書の歴史についての学び方、調べ方を考える書。
書物の出版、検閲、流通、保存は、読者の歴史とどうかかわってきたのだろうか。
「昔」の読書を探ると、「今」が見えてくる。
現在とは異なる時間、異なる場所の、読者や読書の魅力をも伝える書。
【書物が読者にたどりつき、読まれていくプロセスに関心を向け、その歴史をとらえていくこと、そのための手立てや、そうした問いによって開けてくる可能性を示していくこと、それが本書の役割である。同時に、これまでになされてきた自他を含めた読書にかかわる研究の成果を見直し、それらを互いにつながりあった方法として体系的に示していく試みでもある。】......「おわりに」より
目次
- ●はじめに
- なぜ読書を問うのか
- 第1章●読書を調べる
- 【読書は、書物が読者にたどりつき、理解されていく一連のプロセスとしてとらえることができる。読書をとらえるには、このプロセスをいくつかに分け、それがいつから、どのようにしてできあがったのか、変化したのかを問うていく必要がある。そしてその問いは、私たちの読書の自由や、その制約への関心と深く結びついている。】
- 1 読書の問い方
- 2 読書の自由とその制約
- 3 書物の流れをとらえる
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