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電子書籍
酒田さ行ぐさげ 日本橋人情横丁
著者 宇江佐真理
本当の倖せはそこにある。――日本橋の廻船問屋の番頭・栄助の前に現われたのは、以前同じ店で働いていた愚図でのろまの権助だった。しかし、権助が庄内酒田の出店の主に昇格したと聞...
酒田さ行ぐさげ 日本橋人情横丁
酒田さ行ぐさげ 日本橋人情横丁 (実業之日本社文庫)
商品説明
本当の倖せはそこにある。――日本橋の廻船問屋の番頭・栄助の前に現われたのは、以前同じ店で働いていた愚図でのろまの権助だった。しかし、権助が庄内酒田の出店の主に昇格したと聞いて驚きと同時に嫉妬の情が湧きあがり……ほかに、葬具屋、花屋、夜逃げする呉服屋など、名手が日本橋に生きる人びとの悲喜交々を描く傑作短篇集!
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心正しく
2017/03/16 22:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
「浜町河岸夕景」が一番良かった。毒親に育てられたおすぎ、けれど毒に染まらず、正しい物は正しいと判断できる娘。無論面と向かって親に逆らう、親に意見するなんてことはないのだけれど、これは違うなと思ったことは自分ではやらない。毒親の元で芯を通すのは相当な苦労だったろうと思う。そして幼なじみとの縁、落ち着く所へ落ち着き、幸せをカタチにすることができた。ひとえに心の正しさを貫いた故と感じる。表題「酒田さ行ぐさげ」は少々理解不能。男の友情からキレイごとを抜いたらこうなるのかな。常に闘うのが男、なのでしょうか。むむむ。
紙の本
人の心は難しいものですね
2023/07/09 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、どんくさかった仲間が大物になって帰ってきた。
久方ぶりに会って懐かしさより、心穏やかでない主人公。自分より劣っていたはずなのに、と悔しさがにじむ。それでも、表に出さずに付き合う。
人の心うちは何とも複雑なものですね。それを、見事な筆致で描いている。
意外な結末が待っていた。
紙の本
酒田さ行くさげ 短編集
2022/08/16 10:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukko - この投稿者のレビュー一覧を見る
「滅法界もな倖せ」
宇江佐さんの小説によく出てくる台詞
登場人物それぞれの幸せの在り方
読み手が感じる幸せの在り方
しみじみ楽しめました
紙の本
宇江佐さんらしさが詰まった一冊。
2021/09/01 21:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
「浜町河岸夕景」「隣りの聖人」「松葉緑」が気に入りました。
「酒田さ行ぐさげ」は、イマイチわからず、栄助も権助も好きになれなそうにないと思いました。
また何年か後に読み返したら、印象も変わるかもしれません。
紙の本
タイトルの力。
2016/01/10 09:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うりゃ。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編集。
「酒田さ行ぐさげ」という、この方言の入ったタイトルは、表題作の読後にもう一度じっくりと見てほしい。
じわじわとクるものがある。
『花屋の柳』もタイトルがいい。
いかにもなるほど、と思わせる。