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全集 日本の歴史 第16巻 豊かさへの渇望
著者 著:荒川章二
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。本書は、1955年前後から現在まで...
全集 日本の歴史 第16巻 豊かさへの渇望
全集 日本の歴史 第16巻 豊かさへの渇望
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日本の歴史 16 豊かさへの渇望
商品説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
本書は、1955年前後から現在までを扱っている。占領期を脱した日本人は、まずはひたすらに「物の豊かさ」を求めた。質より量、そしてスピードが問われる時代の始まりであった。それは私たち日本人が主体的に選んだ道だが、高度経済成長に象徴される経済的な「豊かさ」の達成過程は、産業・生活・文化・自然環境などあらゆる面で、大きな変容を引き起こした。そして変容がもたらした社会の歪みや矛盾は、特定の人々や地域へのしわよせとして現れることになる。本書は、そのしわよせを強いられた存在としての「女性」「農漁業」「沖縄」などに注目しながら、私たちはみずから何を選び、何を失ってきたのかを、社会的側面を中心にみていく。
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紙の本
大判小判の山から逃げ去る「ほんたうの幸福」
2009/05/12 05:30
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あまでうす - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学館版「日本の歴史」の最終巻である本書では、1955年から現在までのおよそ半世紀のわが国とわが民衆の歩みをいっきに振り返っている。
私の頭の中では縄文時代とか鎌倉室町時代や江戸時代であれば、かなり鮮明にその時代と民衆像がフォーカスされているのだが、近現代史、しかも直近の55年体制以降の変遷については、照準がまったく定まらない。このゆうに半世紀をこえる膨大な歳月が変転常ならぬ一大カオスとしてしか認識されないのは、私がまだ歴史の本質を真剣に追及しようとしていないからだろう。困ったものである。
この本の中で著者は、敗戦の衝撃から立ち直った日本人たちが、次第に物質的な富の追及にめざめ、これを無我夢中で追及してきた疾風怒涛の欲望の爆発に焦点を合わせる。衣食住有休知美の世界を総覧し、その最上の果実を我が物にすること。それが、かの鬼畜米英を打倒して枢軸国と共に全世界の領土と植民地を獲得・再分割せんとする帝国主義的な野望にとってかわって、私たち新生民主の日本人が選び直した“ほんのささやかな欲望”だった。
そして私たちは、思いがけない短期間でこの素晴らしい目標を達成したのだが、その豊かさ満載のパンドラの黄金の箱の中には、「心の虚しさ」という獅子身中の虫が潜んでいた。私たち1億の民のほぼ全員が小さなミダス王となり、その勤勉な手に触れるものはことごとく黄金に変貌したのだが、宮沢賢治がいう「ほんたうの幸福」というものにはついぞ巡り合わなかったのである。
政治経済社会のすべてが混迷の極に達したかに思われる現在までの全プロセスを、著者は家族と労働、性や民族差別、都市と郊外、本土と沖縄の矛盾などに着目しながら、じっくりと振り返っている。
私たちはまさしくこのような道を歩んできた。そして著者がいうように、「新しい選択の可能性・萌芽は、半世紀の時代経験そのもののなかにすでに提起されている」(12p)はずだ。だから私たちは、その歴史をしっかり学び直すことを通じて、これからの血路を切り開くしかないのだろう。
♪黄金の大判小判の隙間からまたしてもこぼれおちるほんたうの幸福 茫洋
紙の本
いつから戦後ではなくなったのか
2024/01/30 12:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
青少年向けの多くの書籍を世に送ってきた
出版社が手掛けた、本編16巻、
別巻1巻からなる、日本通史叢書です。
第十六巻が扱っているのヮ、
戦後復興から社会建設に入る
1950年代半ば。
電子書籍
一体いつ頃から戦後じゃなくなったの
2024/01/30 12:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
青少年向けの数多くの書籍を刊行してきた
出版社が手掛けた、本編16巻、
別巻1巻からなる、日本通史の
電子書籍版です。
第十六巻が扱うのヮ、
戦後復興から社会建設へと向かう
1950年代半ば。