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中世の音・近世の音 鐘の音の結ぶ世界
著者 笹本正治
音に託された意味の変化から中近世の日本社会を読む。中世において誓いの場や裁判の場で撞かれていた神聖な鐘は、次第に日常的な音になり、危険や時刻を知らせる役割を果たすようにな...
中世の音・近世の音 鐘の音の結ぶ世界
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中世の音・近世の音 鐘の音の結ぶ世界 (講談社学術文庫)
商品説明
音に託された意味の変化から中近世の日本社会を読む。中世において誓いの場や裁判の場で撞かれていた神聖な鐘は、次第に日常的な音になり、危険や時刻を知らせる役割を果たすようになった。神の世界と人間をつなぐ音から、人間同士をつなぐ音へ。その変遷を、史料に加え民俗学の成果も多分に用いて考察する。記録には残りにくい当時の人びとの感性や感覚を追うことで、中近世の社会・文化を描き出す。(講談社学術文庫)
目次
- まえがき
- はじめに
- 第一章 これまでの研究
- 西洋史の成果/日本史の成果/私の問題意識
- 第二章 誓いの鐘をめぐって
- 金打について/諏訪大社の宝鈴/御岳金桜神社の起請神文の鐘/小野神社の鐘/中世の誓いと鐘
- 第三章 他界から来た鐘
- 水中・龍宮から来た鐘/鐘淵・沈鐘伝説/実際に海中や水中から引き揚げられた鐘/地中から出た鐘/なぜ鐘が地中や水中と関係するのか
- 第四章 鐘の音の効果
- 鐘の起源と形/地獄に落ちた者を救う鐘の音/あの世とこの世を繋ぐ音/雨乞に用いられる鐘/龍頭と龍神/鐘の音に対する意識
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