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宝石泥棒
著者 山田正紀
かつて、生きとし生けるものすべての運命をつかさどっていた宝石。人々は、この宝石を“月(ムーン)”と呼んだ。――長い髪を後でたばね、きらきらと光を放つ眼の戦士ジロー。彼は、...
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宝石泥棒
商品説明
かつて、生きとし生けるものすべての運命をつかさどっていた宝石。人々は、この宝石を“月(ムーン)”と呼んだ。――長い髪を後でたばね、きらきらと光を放つ眼の戦士ジロー。彼は、“狂人(バム)”チャクラと、女呪術師ザルアーとともに、“月”を求めて旅立った。タブーとされているいとこのランへの熱い思いをとげるために……。空を飛ぶ魚、体長2メートルを越える大グモなど悪夢のような生物のはびこる不思議な世界を舞台に展開する、超未来幻想SFの意欲的長編。
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言語によるイメージ感あふれるファンタジー
2023/01/02 16:37
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投稿者:忍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこかのゲームに出てきそうな印象もあるが、漢字とルビを多用した言語によるイメージに溢れる異世界ファンタジーの大傑作。
ラスト付近でSF的な背景の種明かしが示されはするものの、異世界の原理的な説明が完全にされているわけではなく、ファンタジーと考えた方がよさそう。
最初は、そのイメージが先行していて、登場人物がシナリオにそって動かされているだけのように思え、何となく作者の持ち味が薄いように感じた。しかし、キャラクターの動機きに疑問が呈されるようになって来ると、がぜん、作者の雰囲気があふれてきて、やはり山田正紀の作品なのだと感じさせてくれます。