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電子書籍
バッカーノ! 1931 臨時急行編 Another Junk Railroad
著者 著者:成田 良悟 , イラスト:エナミ カツミ
【マンハッタンで待ちます。何時までも貴方を待ちます。どうか探してください】 発端は大陸横断特急の屋根に刻まれたシャーネの言葉だったのか、グラハムが兄貴と慕うラッドが列車か...
バッカーノ! 1931 臨時急行編 Another Junk Railroad
05/02まで通常605円
税込 303 円 2ptバッカーノ!1931 臨時急行編 Another Junk Railroad (電撃文庫)
商品説明
【マンハッタンで待ちます。何時までも貴方を待ちます。どうか探してください】 発端は大陸横断特急の屋根に刻まれたシャーネの言葉だったのか、グラハムが兄貴と慕うラッドが列車から落とされた瞬間だったのか、もしくは意外な不死者が乗車していた事実に気づかなかったことだったのか──? そして終点は本当にニューヨークなのか、DD新聞社副社長のボヤきなのか、不良少年達の友情物語なのか、それとも──実は始まりに過ぎなかったのか? ジャグジーたちと共に暮らすことになったシャーネと彼女を探し続けるクレア。二人が出会う幻の『1931 回想編』に、多数の後日談を大幅加筆して登場!
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紙の本
強すぎる個性が世界を飽和する
2009/03/24 20:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「フライングプッシー号」の事件のあとの話。
シャーネが、クレアと再会したり、グラハムでてきたり、1931年編では出てこなかったあの人らしい方が、ちらちらでてきたり、相変わらずめまぐるしいですww
にしても、このシリーズ読むと毎度すごいなぁと思う。
なんせ、出てくる人間が皆、ぶっとんでいる。まともな人なんて一人もいない。(今回は、シリーズの唯一の良心、イブちゃんでてきてませんから) 一癖も二癖もあって、似ても焼いても食えない連中ばかりこれでもかと出てくるのに、くどさがない。それは、個々が別々のベクトルを示しているからだ。
人は個々で違う。けれど、群れて生活している以上どこか似てくる。が、その部分をばっさりカットして描くことは、なんというか<強さ>なんじゃないかと感じた。
シリーズは<不死者>という、ある意味揺がないものをテーマにしている。揺るがないものに対する不安定なものを描くのが、定石なのかもしれない。しかし、成田良悟はここに、てこでも動かない強烈な個性の面々を配することで、揺るがない定義であるはずの<不死者>にゆさぶりをかけている。
次の作品は、1710年を舞台にするらしい。
ゆさぶりは、とんでもないビックバンをもたらすのかもしれない。
期待している。