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電子書籍
若き日本の肖像―一九〇〇年、欧州への旅―(新潮文庫)
著者 寺島実郎
西暦1900年――。『坂の上の雲』の主人公・秋山真之や英留学に向かう途上の漱石はパリ万博を訪れていた。そしてロンドンに南方熊楠、ウィーンには青山光子。二十世紀を迎える欧州...
若き日本の肖像―一九〇〇年、欧州への旅―(新潮文庫)
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若き日本の肖像 一九〇〇年、欧州への旅 (新潮文庫)
商品説明
西暦1900年――。『坂の上の雲』の主人公・秋山真之や英留学に向かう途上の漱石はパリ万博を訪れていた。そしてロンドンに南方熊楠、ウィーンには青山光子。二十世紀を迎える欧州で、新しい世紀の熱い息吹に触れた若き日本人たちの精神と足跡を辿り、近代日本の源流と歴史の深層を見つめ直す。新潮選書『二十世紀から何を学ぶか(上)―一九〇〇年への旅 欧州と出会った若き日本―』改題。※新潮文庫に掲載の写真は、電子版には収録しておりません。
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紙の本
現代への警鐘
2016/03/28 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:den - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近はテレビでの活躍が多い著者が15年以上前に書いた文章だが、思考の根底にあるものは変わらずに強い説得力を持っている。
パリ、ロンドンに始まり欧州各地を旅しながら歴史を振り返る記述は臨場感にあふれて読みやすく、特に先ごろ亡くなったウンベルト・エーコを引用するマドリッドの章は、現代への警鐘としても出色。