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電子書籍
海賊島事件 the man in pirate's island
著者 上遠野浩平
海賊。――それは常に奪う側に立ち、奪われる側には決して立たぬ者。魔法が文明を支配する世界で、海賊ムガンドゥ一族に危機が訪れる。全面戦争も辞さぬ強大な魔導艦隊が彼らに要求す...
海賊島事件 the man in pirate's island
海賊島事件 The man in pirate’s island (講談社ノベルス)
商品説明
海賊。――それは常に奪う側に立ち、奪われる側には決して立たぬ者。魔法が文明を支配する世界で、海賊ムガンドゥ一族に危機が訪れる。全面戦争も辞さぬ強大な魔導艦隊が彼らに要求するもの、それは完全密室の中で起きた殺人事件の容疑者だった――全世界が緊張する中で海賊は一人の女を呼ぶ。この世で最も美しい死体と、三代に亘る一族の歴史をめぐる因果の先に待つものは、勝利か敗北か、それとも――。
目次
- 第一章 殺 人
- 第二章 包 囲
- 第三章 砲 撃
- 第四章 沈 黙
- 第五章 魔 獣
- 第六章 不 屈
- 第七章 敗 北
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紙の本
こんな人生あったらすげぇ。
2002/12/21 19:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:言ノ刃 - この投稿者のレビュー一覧を見る
待ちに待った新刊です!!
発売がちょっと延期しましたけど、読んでみて待った甲斐がありました。
上遠野氏の書くミステリーは毎回いろいろ考えさせられます。事件の方もそうなのですが、それを取り巻く登場人物達の動きにも注目しなくては…という。
今回は「殺竜事件」でも登場した“海賊島”が主な要所です。…それにしても、なんだかいつもとちょっと違って今回は入り組んだところが多数あったので理解に悩むところもあったのですが、その分読み応えはバッチリでした。やはり探偵役はあの人でしょう…といった感じ?です。密室を舞台に起きた事件というのは自分としてはかなり難解な方だと思っていたのですがこの作品を読んでみて「あぁ、なるほど」と思いました。そういう方法も不可能ではないのだ、と。魔法が中心の世界は、やっぱりおもしろいとも思いました。
事件もそうだけど、今回の作品で描かれる人間関係は自分の中では結構難しいなぁ…と思います。なんだかサイドストーリーっぽくも見えるのですが。上遠野氏は複雑にみえて実はちゃんと関係があるように書いているので、その点が「さすが」と思いました。
というかここまで波乱万丈な人生普通じゃ考えられん、みたいな。これは読めば分かります。とにかく読みましょう、うん。
ミステリー最高! 上遠野氏最高!!
以上。