紙の本
1日1冊、余裕で読める。特別な才能や努力は一切不要。
2009/03/02 18:10
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投稿者:編集部より - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書の速読法「リーディングハニー」は、ちょっとした工夫で誰にでも習得ができる速読法です。特別な才能や努力を必要としません。本書では「速読」を妨げているものをハッキリとさせ、イラスト等を駆使しながら、6つのステップでその習得を可能にします。細切れの時間を使って、1日1冊の本をラクラク読むことができます。年間300冊クリアも夢ではありません。ビジネス書、参考書、新聞、雑誌、洋書など、様々なジャンルの本や文章を読むのに活用できます。忙しいビジネスマン必読の自己啓発書です。
<「目次」より>
第1章 実は、日本人の8割が「難読症」!?
1.読めない人ばかりの社会
2.読むスキル「4つのステージ」
3.読むことは、なぜ苦痛なのか
第2章 リーディングハニーの考え方
1.速読とは一体何なのか
2.速読のための正しい考え方
第3章 リーディングハニー6つのステップ
・ステップ1 プレビュー(3~5分)
・ステップ2 オーバービュー(10分)
・ステップ3 スキミング1(10~15分)
・ステップ4 スキミング2(10~15分)
・ステップ5 スピードリーディング(30~40分)
・ステップ6 レビュー(10分)
*プラスアルファの知識
*リーディングハニー6つのステップ一覧表
第4章 どう身に付けて、どう活かせばいいのか
1.抵抗を感じたら
2.どのように活用するのが効果的か
3.努力するための方法として
付録:リーディングハニーで「洋書」を読みたい人へ
<著者プロフィール>
松崎 久純(まつざき・ひさずみ)
1967年生まれ。速読法リーディングハニーの開発者・公認インストラクター指導者。組織マネジメント、マーケティング、生産業務改善、国際事業などの幅広い分野で、上場企業、中小企業におけるコンサルティング・研修講師の経験が豊富。受注後のリピート率は80%以上。すべての専門分野で、コミュニケーション能力の強化をベースとしている。25カ国100都市以上での業務経験があり、トラベリング・エデュケータとして、世界各国で研修講師を務めた実績を持つ。慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科では、非常勤講師として「コミュニケーション技法」を担当。ライカビリティ、交渉術、技術プレゼンテーション、リーディングハニー(日本語、英語)などを通年で講義・演習している。
著書に、『英文ビジネスレター&Eメールの正しい書き方』、『英語で学ぶトヨタ生産方式』、『音読でマスターするトヨタ生産方式』(いずれも研究社)、『ものづくりの英語表現』(三修社)、『英会話でトヨタ生産方式』(日刊工業新聞社)、『ザ・ジャストインタイム』(監訳、ダイヤモンド社)など。海外での出版実績も多数。
南カリフォルニア大学東アジア地域研究学部卒業、名古屋大学大学院経済学研究科修了。
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今まで読んだ速読法は「せっかくお金を出した本なのに全部読まないなんてもったいないなぁ...。」と
思っていましたが、この速読法は何回も読み込む。なのに1時間で1冊読めてしまうので
この方法は取り入れたいと思いました。
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結局、効率よく読み方はどれも一緒。
そう見えてしまうのだが。
それを前提にしつつも、オリジナルなテクニックがないものか。
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書名はちょっとウサンクサイ(失礼!)けど、騙されたと思って読んでみたら予想以上に良書でした。以前フォトリーディングに挑戦して挫折して以来、速読には少し抵抗感が有ったのですが、この本に書かれている「リーディングハニー」という手法はすんなりと体に入ってくるような感覚です。また、“読む”ということが何故苦痛なのか?という問いかけとその答えは特に印象深かったです。とりあえず気になるという人は、まず著者のウェブサイト(http://readinghoney.com/)を見てみると良いかもしれません。
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◎プレビュー(3~5分)
・カバー、袖、帯を見てはずす。はがき・しおりを取る
・ページ数の確認
・奥付、前書き、後書きなどを読む
・目次をしっかり読む
◎オーバービュー(10分)
・1ページずつ全ページ見る
(1秒/P 決して読まないこと)
・再度1ページずつ全ページ見る
(見出し・小見出し・太字 決して読まないこと)
・目次を見直す
◎スキミング(10~15分)
・1回目 指を使う
(2~3秒/P 初めて読む)
どんなことが書かれているかの把握程度。
・ドッグイヤー・付箋
◎スキミング2(10~15分)
・どのように読むかを決める
a 質問設定型:答えを探していく
b 受身型:書いてあることを一通り理解する
・2回目のスキミング
ポイント部分を1~5行程度だけ読んで、次へ進む。
◎スピードリーディング(30~40分)
・ポイントは全てドッグイヤーしたと確信できているなら、その部分だけ読めばOK。
◎レビュー(10分)
・目次で全体の構成を確認し、それらの箇所を読み返す。
◎
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本の読み方の本
読めない理由は、わかっている話でないと、わからない??というパラドックス。first exposureのハードルを下げて、全体を見渡しながら何度かインプット。枠組みを作り、わかった気がしてから読むと読める。
本の全体像を捉え、
↓
「何の話か理解できている状態」を作りだし、
↓
「各章、各節に何が書かれているか」
「話はどのように展開するか(=全体の構成)」を捉え、
↓
「自分にとって大切なポイント」または
「著者の述べるポイント」を読み取っていく。
6つのステップ
1: プレビュー
2: オーバービュー(読まない×2 、2回目はキーワード意識→ 目次)
3: スキミング1(数行読んでも可、ドッグイヤー・付箋)
4: スキミング2(質問設定型、OR 受け身型)
5: スピードリーディング(3-40分間、ペンでチェック)
6: レビュー(チェックした箇所を読み返す)
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速読の本の中で、わかりやすいということでこれに決めました。
内容はまあまあわかりやすかったです。
実践するには時間がかかるかもしれませんが、忘れないうちに実践してみたいです。
速読に入る前に、「読むことの苦痛」「読めない」など思ってもみなかったことがあり、新しい発見が出きました。
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速読できるようになりたい!と思って読んでみたのだけれども、何か自分がイメージする速読とは少し違う気がする。
まあでも、これならトレーニングできそうな気もする。
ところで、著者の実感だと日本人の8割は難読症らしい。自分は残りの2割であると信じたい。
まあ、英文だと完全に難読症だけれども。
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速読の中でも、この本はどちらかというと斜め読みに近い速読かなという印象です。速読は、視野を広げたブロック読みが基本だとは思いますが、内容が難しい専門書や翻訳書は、この本のテクニックが役に立つと思います。
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パラパラとページをめくったときに、目に入ったことばが気になって、3週間かけて探した本でした。
それは…「読んでいるのは2割の人だけ」
【熊本県立大学】ペンネーム:アイ
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今まで読んだ速読法の中では、実用的、現実的な方だと思う。
異常なほどの訓練は必要なさそうだし……。
よって、実践してみようと思ったが、
本を何度も何度も往復するということ、
ペラペラペラペラとページをめくらないといけないということで、
頭が痛くなって、ふらふらしてきてしまった。
また、ビジネス書や新聞などには通用すると思うが、
小説については発揮できなさそう。
結局、断念。
そもそも、速読なんて幻想なのかもしれないと思い始めている。
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リーディングハニー6つのステップ一覧表(P154~155)が全てである。眼球の動かし方やフォト・リーディングとは異なり、驚くような作業は要求されない。その代り、非常に地道な「本を読む」トレーニングが必要となる。
本書の限界(というか速読の限界)だと思うが、300ページを超えるものや難解な学術書については本書の対象外という感じ。特に難解な学術書は速読すべき本ではないと思うのでそこまでを本書に求めてはいけない。
以下は本書が提案する速読法のポイント。
ステップ1 プレビュー(3~5分)
(1)カバー、袖、帯―見てはずす
ハガキ、しおりー取る
(2)ページ数確認
(3)奥付、著者紹介、前書き、後書き、解説、索引、参考文献など
(4)目次をじっくり見る
章立て、構成を把握する
ステップ2 オーバービュー(10分)
1ページずつリズミカルニ同じペースで順番に見る。1ページ1秒を目安
少し本から目を遠ざけて、ページ全体が目に入るようにする
どんな言葉が使われているかを知るための作業なので決して読まない
キーワードは、著者がキーワードとして用いている言葉ではなく、自分の目に付く言葉でもOK
(1)1ページずつ、はじめから終わりまで見る
・「どんな言葉が使われているか」
・同じペースで、リズミカルに
・読まずに見る
・ページを飛ばさない
・内容に見当をつける
(2)もう一度、繰り返す
・見出し、小見出し、太字部分、漢字、カタカナ中心
・1回目よりも意識的にキーワードを拾う
・本全体の構成、各章各節の分量を把握しながら
・まだ読まない
(3)目次を見直す
ステップ3 スキミング1(10~15分)
すばやく全体を捉え、ポイントを短時間で読み取る
(1)1回目のスキミング
・必ず指を使い、はじめから終わりまで1ページずつ書いているあることを追っていく
(1ページ2~3秒、気になるところだけを1行から多くても5行程度だけ読んで、先に進む)
・キーワードの周辺、気になるところの周辺だけを読む(ここではじめて本文を読む)
・見出し、小見出し、太字、キーワード、図表、グラフなど
・読みすぎない
・全体を把握するつもりで
・目次を確認しながら
(2)ドッグイヤー、付箋
ステップ4 スキミング2(10~15分)
(1)どのように読むのか決める
a.質問設定型 質問を設定し、その答えを探す
b.受身型 書いてあること、著者の述べるポイントをひと通り読む
(2)2回目のスキミング
・もう一度スキミングする
・aかb、いずれかを意識して行なう
ステップ5 スピードリーディング(30~40分)
本のはじめから終わりまでを一気に読み、自分に必要なポイントを拾い出して理解
(1)スピードリーディングする
・本全部またはドッグイヤー、付箋をしたページをスピードリーディングする
・目次、全体を見て、構成を確認しながら
(2)ペーサーとブロックを使う
(3)ペンでチェッキング���る
(4)リーディングのスピードを使い分ける
ステップ6 レビュー(10分)
チェッキングした箇所だけ読み返す
理想的にはステップ1~4は続けて行なうか1日の間に行なう
ステップ4~5はひと晩くらい間をおいてもOK。少しくらい時間空けた方が本の構成がはっきりとわかり読みやすくなる
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なにもわからない仕事をするとき、まず全体像を知ってからだと各作業への理解度も高まり、意欲も増して効率よく動ける。
それが速読でも同じで、はじめに全体に何が書いてあるかを把握してからすると内容の読み取りもよく出来るとのこと。
そんな6つのステップによる速読のテクニックの紹介と、のみならずそれぞれの使い方の「理由」まで解説している点がよかった。
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速読への”壁”を取り払うには一読の価値がある。速読の手法自体も一般的?でわかりやすい。手で押さえる手法は実践してみたが指がある部分にだけ注視してしまいうまくいかないのと、手がじゃまでブロックでとらえられない。慣れないからだろうから、しばらくは実践してみたい。
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速読という字だけ見ると闇雲に速く読む状態をイメージしてしまいがちだが,本書ではどちらかというと「読むときの心がけ」の部分に,その真髄があったように思う。それをベースに,リーディングハニーというテクニックが乗っている印象。
読書をしたい,しかしなかなか進まないという人にとっては,ブレイクスルーのキッカケになりそうな1冊。