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オープン・イノベーションの教科書

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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/03/09
  • 販売開始日:2015/03/09
  • 出版社: ダイヤモンド社
  • ISBN:978-4-478-03922-9

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オープン・イノベーションの教科書

著者 星野達也

自前主義を貫くのか、それとも外部の叡智を活かすのか。日本企業はいま、生き残りを賭けた岐路に立たされている。その救世主として注目を浴びるのが「オープン・イノベーション」だ。...

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オープン・イノベーションの教科書

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オープン・イノベーションの教科書 社外の技術でビジネスをつくる実践ステップ

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商品説明

自前主義を貫くのか、それとも外部の叡智を活かすのか。日本企業はいま、生き残りを賭けた岐路に立たされている。その救世主として注目を浴びるのが「オープン・イノベーション」だ。東レ、デンソー、帝人、味の素、大阪ガスから、フィリップス、P&G、GEまで、国内外の成長企業が実行する新戦略のすべてが明かされる。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.9

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

2015/07/08 09:33

投稿元:ブクログ

■ものづくりの次のかたちオープンイノベーション

A.「オープン・イノベーション」とは、モノづくりの過程で見えてきた課題に対して、自分たちだけで解決することにこだわらず、必要に応じて社外から最適な策を探し出すことで、迅速に課題を解決するための手段のことである。

B.日本で一般にいわれるオープン・イノベーションには、次の2 つの意味がある。
①自由参加のコンソーシアム型オープン・イノベーション:複数の組織が異なる分野の知見を持ち寄って新しい技術を創造し、得られた成果は皆で享受する。
②戦略的提携型オープン・イノベーション:企業が目的達成のため、必要な資産や技術を持つ組織を見つけて協業する。競争に勝つための戦略としては、前者より有効。戦略的提携型には、さらに次の2 つのパターンがある。
・技術探索型:自社が必要とする技術を、広く探索する。
・技術提供型:自社がこれまで築き上げた技術を有効利
用する。

C.本格的に進めるに当たり、「フィリップスは、ワールドクラスのオープン・イノベーション企業を目指す」と明文化し、次のような目標を掲げた。
①よりよい技術をいち早く獲得することで、研究開発を加速する。そのために積極的に社外から情報を入手する。
②オープン・イノベーション活動を推進するリーダーを任命する。
③ 2015 年までには、商品化のためにキーとなる技術の50%は、外部から導入するようにする。

D.顧客ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短縮化などが要因となり、モノづくりに対する要求レベルは高まるばかりで、すべてを自社で行うやり方が限界に達している。

E.マーケティングを兼ねた技術募集
米国では、フットボール選手の脳損傷が大きな問題となっている。この問題で若者のフットボール離れが進むと困るNFL は、医療機器メーカーのGE などと協働して一大キャンペーンを実施した。脳損傷を回避あるいは早期に検知する技術を募集し、選手の脳損傷の早期発見と、脳損傷防止技術の確立に役立てようと考えたのだ。優れた技術に対して1000 万ドル(約10 億円)を投資することを約束し、世界中から技術を募集した。
これは、よくある技術探索的なオープン・イノベーションにも見えるが、その背後にはもう1 つの狙いがあった。10 億円という莫大な報奨金とともに、「我々は、フットボール選手の脳損傷回避に真剣に取り組んでいます」というメッセージを発信し、世界中の先端技術を集めることだ。自らの取り組みをアピールすることで、マーケティングやブランディングに活用しつつ、大きなインセンティブで関連する技術を根こそぎ集めるこのやり方は、米国を中心に急拡大している。

2015/11/29 00:12

投稿元:ブクログ

抽象的な議論で終わりやすいオープン・イノベーションに関して、豊富な事例と理論的背景をもとにまとめられている良書です。

①トップが率先してオープン・イノベーションという言葉を使い、伝える
>重要なポイントは、そのメッセージがトップ・マネジメントから発せられることである。オープン・イノベーションの効果を理解し、興味を持った研究者が「やってみたい」と思いつつも、みずから手を上げるのに躊躇することも多い。彼らの背中を押すためには、トップ・メッセージは有効である。社内説明会の冒頭の5分程度、CTOのビデオ・メッセージを流しただけで雰囲気ががらりと変わったケースもある。

②パートナー選定をする前に徹底的に調査をする
>真っ先に行うべきは、自社の独自調査である。論文データベース、特許データベース、新聞・雑誌の記事、学会や企業・大学のHPなど、公知になっている情報ソースを最大限に活用するのだ。最近では、大学の産学連携本部や地方の産業クラスターなどが、傘下の技術に対して積極的に情報公開を行っているので、そのような情報源を当たることも有効だ。キーワードを駆使しながらしかるべき情報を集め、そこから技術を探索し、興味を持った組織があればコンタクトして、協業の可能性を探るのである。地味な作業だが、研究者の基本動作だとも言える。

===

最近はオープン・イノベーションを生み出すためのラボを設立する会社が増えてきていますね。

この記事はリクルートのMedia Technology Labに関する記事。

「大企業からイノベーションは生まれない」の常識は覆せるか?
https://newspicks.com/news/1181608/body/?ref=search

オープンイノベーションは、定義が曖昧なところがあります。ただ、わからないから取り組まないより、本書に紹介されている事例や手法をもとに、手探りをしながら実践していくことが大切だと思います。

2016/05/05 23:32

投稿元:ブクログ

オープンイノベーションの具体的な導入、定着のさせ方について、主にマネジメントへのメッセージとして書かれていた。
大阪ガスの松本氏が平素講演などで話しているのを聞いていたこともあり、内容としてはさほど新しいものは無かったが、体系的にまとめられていて読み易く感じた。

2015/05/16 12:54

投稿元:ブクログ

題名のとおり、まさに「教科書」
日本のオープンイノベーションの事例を細かに紹介するとともに、そのHowToをまとめている本。

まず、オープンイノベーションとして、埋もれている技術を探し出す方法を4つのステップとして紹介しています。
(0)啓蒙活動実施
(1)社外に求める技術の確定
(2)技術の探索
(3)技術の評価
(4)技術の取り組み
当たり前のステップですが、それぞれのステップで何をやらなければいけないか、何を気をつけるべきか、どのようにそれをするのかを具体的に記述しています。
そして、それを大手企業5つの事例として紹介しています。
東レ、味の素、大阪ガス、デンソー、医薬品業界
企業のトップが自ら情報発信したり、組織を直轄にしたり、推進チームがいたり、現場からボトムアップの活動だったりとさまざまです。

さらに、技術提供側にもフォーカスをあてており、どうやって優れた技術を提供するかについても記載されています。
提供のアプローチの仕方としては
売り込み型アプローチ
提案型アプローチ
どちらの方法にしろ、具体的にそのやり方を伝授してくれています。
そして、やはり、その実例として大企業からベンチャー、大学まで4つの事例として紹介しています。
大企業(帝人)、中小企業(ハタ研削)、ベンチャー企業(JAC)、大学(香川大学)
それぞれがどのようにして技術を売り出したのかこれまた具体的に書かれています。

オープンイノベーションといえば海外とばかり思っていましたが、日本国内にもこのような事例があるのが驚きでした。
筆者は日本の技術力は間違いなく世界一と言い切っており、オープンイノベーションを通して、日本のものづくりを強くしようとしています。
大企業だけでなく、中小企業、ベンチャー企業にもすごい技術があり、本書をよむとオープンイノベーションが日本のものづくり復活のポイントになるということが理解できます。

筆者の会社のホームページに行くと、まさに技術の出会い系サイトとなっていました。

http://www.ninesigma.co.jp/

ここで見てしまったものは、弊社のコンペチターがすでにオープンイノベーションを取り組んでいるということ。弊社は遅れているなぁ...って感じてしまうHPでした(苦笑)

2015/05/22 13:32

投稿元:ブクログ

2015年4月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(3階)
請求記号: 336.17//H92

【選書理由・おすすめコメント】
今の医療(薬学)業界にもオープンイノベーションの必要性を感じるから
(薬学科、4年)

2016/02/21 19:44

投稿元:ブクログ

主に"モノづくり"をする企業向けの内容。

ソフトェア業界に従事していると、「シェア」の概念は割と基本的なマインドセットとして持つことになるので、そんなに目新しい発見はなかった。

ただ、第6章にもある通り、"オープンイノベーションは技術だけに適用されるものではない"ので、あらゆる状況で自身の思考がタコツボ化してしまわないように、常にこの概念を意識しておきたいと思った。

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