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電子書籍
ネクロポリス(上)
著者 恩田陸
英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、聖...
ネクロポリス(上)
ネクロポリス 上 (朝日文庫)
商品説明
英国と日本の文化が融合した世界「V.ファー」の「アナザーヒル」では、死者と交流する「ヒガン」と呼ばれる行事が毎年行われている。「V.ファー」で連続殺人事件が発生した年、聖地である「アナザーヒル」でも事件が起きる。犯人探しが進むなか、不思議な風習に彩られた「アナザーヒル」が変質し始める――。著者初の上下巻作品となった大作ファンタジーが待望の文庫化。
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紙の本
見知らぬ場所なのに、懐かしい「アナザー・ヒル」
2009/06/09 20:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mayumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
死者と再会できる場所「アナザー・ヒル」
そこで連続殺人事件がおこる。
ファンタジーとミステリーを上手く融合させた作品だと思う。
なんといっても「アナザー・ヒル」の造詣が素晴らしい。現実であって現実でない。どこの国でもあるようでそうじゃない。存在するのに、異空間な感じがこれでもかとでている。
なんで、こーいうのが苦手って人には敷居が高いかも。
うん、これは、そういう不可思議空間に感性を揺さぶられるのが面白い作品なんだと思う。
にしても、やっぱり恩田陸は、いわゆる萌えポイントとか、怖いポイントが近いなぁと思います。
ラインマンのキャラとか、女の子のお客さんが登場するところとか、すごいツボだった。
でもってこういうポイントが近いものを読むと、自分の子供時代が無駄じゃなかったんだなぁとなんとなく、そんでもってあったかく感じる。
そうか。
これは、「なつかしむ」ための作品なんだな。
漠然と思った。
紙の本
ネクロポリス 上(朝日文庫)
2019/04/14 13:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lakini - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説に文化人類学の手法を持ってきたところが、個人的にはちょっとツボでした(笑)。
確かに、親和性はかなり高いな、と。
違和感なく1.5人称で語れる!!
紙の本
ネクロポリス
2016/02/11 21:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のん - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田陸らしいダークファンタジー。登場人物がみんないいキャラしてます。わたしのお気に入りはグレイ博士とマリコ。あの皮肉っぽいしゃべり方がいいんだよなあ。
紙の本
奇妙な世界に引き込まれる!
2016/01/17 09:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この小説は長編ですが、至る所に興味深い事件が織り込まれていて、一気に読めてしまいます。また場面設定が外部の世界とは隔離された島であり、そこに「ヒガン」のお参りに来たということで、これが西洋の島なのか、それとも東洋の島なのかは不明ですが、登場人物にイギリス人の家族だけでなく、日本人の学生も登場し、やはり様々な場面で彼らの間の文化的な相違が話し合われるため、とても興味深い物語になっています。
紙の本
期待した分、残念
2018/08/24 20:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いかにも面白そうな設定イッパイで、非常に期待して読んだのですが、後半になるにつれて辻褄が合わなくなっていくというか、トーンダウンしてしまうというか。大長編の予告編のような作品でした。読みやすくはありましたが、私にとっては残念な作品です。