商品説明
阿呆の道よりほかに、我を生かす道なし!
天狗や人間にちょっかいを出しては狸界で顰蹙を買っている、京都下鴨家の三男狸・矢三郎は、まあまあ愉快に暮らしている。ところが、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝すると、平和な街の気配が一変。天狗親子は大喧嘩、狸たちは覇権争い、狸を喰う人間たちは悪巧み、あちこちで多発する片思い……と、京都の街は混迷を極める。
矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ! 一族の誇りをかけて、尊敬する師、愛する者たち、そして毛深き命を守れ!
TVアニメ化され、累計32万部を突破した大ベストセラー『有頂天家族』。
森見史上、最も壮大で、最も愛の溢れる“あの物語”の第二幕。
愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。
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紙の本
面白く生きるほかに何もすべきことはない
2015/06/07 04:15
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumi - この投稿者のレビュー一覧を見る
狸シリーズ三部作の第二作目。
主人公の矢三郎視点で物語が展開していくのですが、題名のとおり二代目が帰朝します。何の二代目か。果たして誰なのか。赤玉先生こと如意ヶ嶽薬師坊の息子です。100年ぶりに京都に帰ってきた二代目と赤玉先生・弁天対決は見どころでした!
狸は狸で偽衛門選挙やら何やらとあります。海星の秘密が分かるところは面白かったですねー
個人的には有馬温泉の話が好きです!情景が浮かび上がってきて心がホカホカしました。
弁天様が負けることもあるんだなーとか、言うこと一つ一つにどこか哀しいものがあって胸が熱くなりました。見どころでしたね!
続きがとても気になるのですか、いつ出るかわからないので気長に待っています。
電子書籍
最高の一冊
2017/01/24 10:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
第一作よりもっと壮大で阿呆になっていた。面白かった!赤玉先生、あまり出現しなかったけど、要所でしっかり〆る大物ぶり。さすがだね。二代目と弁天の確執、なるほどああやって決着するんだね。まだ若いふたり。きっとまた違う結末を迎えられるさ。矢三郎、海星といい感じになって嬉しかったけど、でも本当の心は、、矢三郎がなんだかんだ言って賢く立ち回るから、すべてが納まっているんだろうな。矢四郎は研究者肌の狸なんだね。気が弱く、化け術はいまいちだけれど貢献度は上がってた。成長だ。面白きことは良きことなり!第三部はいつ読める?
電子書籍
面白きことは良きことかな!
2016/11/26 11:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
狸と天狗の世界が楽しく愉快、ときに残虐。狸はもこもこして可愛い感じだし、高慢で鼻持ちならない天狗に対する作者の愛も感じる。私の勝手なイメージでは三池崇史監督の映画化です。
紙の本
話の細部はけっこう生臭いけど、ほのぼのと優しい恍けた空気に包まれて面白馬鹿馬鹿楽しい話。
2015/08/30 01:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都に棲む狸たちの物語、第二弾。
面白馬鹿馬鹿楽しいストーリーはさらにボルテージを上げて、様々な姿に化けては京都の町のあちこちに現れる狸たちの生活を描き出す。
色惚けの老天狗に今回は後継者候補が出現。何故か百年前に諸々の経緯でイギリスに渡航して老師のもとを去ってしまったのだが、何故か帰朝して巻き起こる騒動。兄狸には恋話。主人公が許嫁の顔も姿も見られぬ深い事情は?敵の狸とは有馬温泉でついに因縁の対決が。そして兄狸は亡き父の「偽右衛門」をついに襲名できるのか?
・・・というわけで、今回も面白ネタ山盛りで展開していく。
ふんわりホンワリした序盤の展開に気持ち良い眠りを誘われながら読み進むと、終盤怒涛のように疾走するストーリーに驚かされる。
終わってみれば469ページもあって、中身も結構みっちり詰まっているから、軽い楽しい読み口の割に読み応えがあった。
電子書籍
三部作とな?
2017/08/22 06:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かんけつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
確かに今回の騒動は終わったが弁天の物語はまだ終わってないか。今回アニメを先に見るかたちになったがどっちも良かったな
紙の本
毛玉の幸せ
2016/12/31 18:25
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
狸の権力争いとか穏やかならぬ展開もあったが矢三郎・海星のカップル成立 おめでとう。もこもこ毛玉の狸たちには阿呆にほのぼのしてるのが一番似合ってる。
紙の本
狸を毛玉と描くのがなんかおもしろ可愛い。
2015/12/14 08:04
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投稿者:まりぽーさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
赤い毛の話がなんか面白かった。
「糸じゃないんかい!」ってツッコミたくなる。
弥一郎兄さんと玉瀾さんは兄さんの石橋を叩きすぎる慎重さにウケた。
尻込みしてるだけじゃん。w
この件に関しては赤玉先生よくやった!って感じだったなあ。
さりげなくキューピッド。w
ようやく収まったと思ったら今度は弥三郎が…。
弁天様はいつも何考えてるのかわからない人。
勝手気儘で本心を言ってるのかわからない。
次回作では弁天様に救いの手があるといいなあ。
紙の本
次巻が待ちどおしい。
2015/12/13 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
矢三郎がんばってる。やる気がなくて努力が嫌いな若人って感じだったけど、頼られればやるし、やる時はやる!そして優しい!!
矢一郎さんが硬質なくらい真面目で頑張りが空回りする所とか大好き。
四兄弟がめちゃめちゃお母さんを大切にしてるのとか、良いですよね。
金閣銀閣の微妙な漢字センス、クセになる。
次、出るかな?いつ出るかな??出るよね???