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若桜鉄道うぐいす駅
著者 門井慶喜
鳥取県内を走る若桜(わかさ)鉄道は、三両編成。一両や二両のときも……。ローカル色あふれる路線には、昭和初期に著名な建築家が設計したとされるうぐいす駅の駅舎がある。しかし、...
若桜鉄道うぐいす駅
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若桜鉄道うぐいす駅 (徳間文庫)
商品説明
鳥取県内を走る若桜(わかさ)鉄道は、三両編成。一両や二両のときも……。ローカル色あふれる路線には、昭和初期に著名な建築家が設計したとされるうぐいす駅の駅舎がある。しかし、この場所に病院を誘致し、とりこわす計画が持ち上がり、改築と保存で田舎町は揺れていた。大学院生の芹山涼太(せりやまりょうた)は、村長である祖父の命令で、駅舎の歴史を調べるなか、祖父の急死で、村長選に立候補させられてしまった。(傑作青春ミステリー)
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気になるところもあるが、全体的には明るく楽しめる。
2015/08/20 20:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著名な建築家が建てたとされているいなかの駅舎、しかし病院をつくるためにそれを取り壊す話が持ち上がっているーという、過疎の村での騒動を描く。コミカルタッチで全体に明るい雰囲気なのがよく、それでいて今の社会に実際にありそうな設定もうまくできている。最後は離れ業的解決に持ち込むが、それもありだろう。建築物の種明かしに関わる部分もおもしろい。マイナス点は、とってつけたような官能小説的エロ場面と、空々しい恋愛要素、一人称による地の文の「~ね」という妙にフレンドリーな語り口調。