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電子書籍

ナイルパーチの女子会(文春e-book)

一般書

ナイルパーチの女子会

柚木麻子

電子書籍

1,300 ポイント:12pt

紙書籍より:320円おトク

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紙書籍

1,620(15pt) ナイルパーチの女子会

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商品説明

丸の内の大手商社に勤めるやり手のキャリアウーマン・志村栄利子(30歳)。実家から早朝出勤をし、日々ハードな仕事に勤しむ彼女の密やかな楽しみは、同い年の人気主婦ブログ『おひ...続きを読む

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商品説明

丸の内の大手商社に勤めるやり手のキャリアウーマン・志村栄利子(30歳)。実家から早朝出勤をし、日々ハードな仕事に勤しむ彼女の密やかな楽しみは、同い年の人気主婦ブログ『おひょうのダメ奥さん日記』を読むこと。決して焦らない「おひょう」独特の価値観と切り口で記される文章に、栄利子は癒されるのだ。その「おひょう」こと丸尾翔子は、スーパーの店長の夫と二人で気ままに暮らしているが、実は家族を捨て出て行った母親と、実家で傲慢なほど「自分からは何もしない」でいる父親について深い屈託を抱えていた。
偶然にも近所に住んでいた栄利子と翔子はある日カフェで出会う。同性の友達がいないという共通のコンプレックスもあって、二人は急速に親しくなってゆく。ブロガーと愛読者……そこから理想の友人関係が始まるように互いに思えたが、翔子が数日間ブログの更新をしなかったことが原因で、二人の関係は思わぬ方向へ進んでゆく。次第にエスカレートする執着と、一方的過ぎる考えと行動の強要――とても友情とは呼べない関係に二人が陥ってしまったのは、二人が出会ってはいけない同士だったからなのか……。
「ナイルパーチ」とはスズキ目アカメ科アカメ属の淡水魚。淡白な味の食用魚だが、他の種を食べ尽くし、生態系を破壊するほどの凶暴性を持っている。「ナイルパーチ」だったのは栄利子、それとも翔子? 「女友達がほしい」という、ただ一つの欲望が共通したことで起こる修羅場と悲劇、その破綻から再生の予兆までを描き切った長編傑作小説。

ユーザーレビュー

全体の評価 3.6
3.6
評価内訳 全て(191件)
★★★★★(23件)
★★★★☆(55件)
★★★☆☆(63件)
★★☆☆☆(7件)
★☆☆☆☆(9件)

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電子書籍 「女友達」のおぞましくも嘘臭いリアルが面白い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/03/28 15:48

評価4 投稿者:モウ子。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

女、少女、女性、メス、フェミニン…を本絞りして「女友達」というスポイトで吸い取り、それをキーワードに人生という物語のワンシーンを紐解くエンタテイメントに仕上げましたという感じ。面白かっが、本性が極端に描かれ過ぎな部分で徐々に冷めはじめ、とあるチョー嘘臭いシーンで一挙に投げ出したくなった。が、もったいないので最後まで読んで見て、結果、良かった。あまりにも普遍的リアリティーとやらに期待し過ぎるとガッカリするが、「女友達」のおぞましきリアルは確かに面白く、ある意味ためにもなった。

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怖い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/31 10:37

評価4 投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

女友達ができない女。今風に言えば一種のKYだが、本人は気が付かない。ブログに繋がりを求めたりもするが空回り。表題のナイルパーチは、タンザニア産の獰猛な魚で、生態系を乱す。主人公が商社勤めで、ナイルパーチの買い付けに現地へ飛ぶ冒頭の着眼が良い。得体の知れない魚が並ぶ回転すしが効果的に登場し、主人公同様、怖さをもたらす。一部、冗漫な点が気になった。

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作者の悪意がひっそり炸裂してお腹いっぱい。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/08/10 11:55

評価3 投稿者:arima0831 - この投稿者のレビュー一覧を見る

この作家の小説は、昨年来数冊読んだ。まず『この手をにぎりたい』、それから『本屋さんのダイアナ』、そして本書。

一冊目と二作目は昭和バブル期前後の風俗をよく描いていて、一瞬その年代なのかと思うのだけれど、どちらも読み切ると奥底に妙にとがった悪意を感じる。なんだろうなあ、と思いながら作者の年齢を見たらまだ三十代。ハアなるほど、この世代の女子によくある話だけれど、この作家はバブル期の女子に複雑な嫌悪感があるんだろうな、などと思ったのだった。

で、本書で槍玉にあがるのは「ブロガー女子とその周辺女子」。今度は同時代かちょっと前くらいの話。ユルい専業主婦生活を描いて人気のブログをやっている女性と、その愛読者の30歳エリート女子が出会ってぐちゃぐちゃと揉める。

この作家の話に何かと出てくる「女子高育ち女子」は今回は一流私大卒で一流商社勤務の高給取りで美人の栄利子。父も同じ商社のOBなので、基本的に裕福に育っているのだが、何やら不思議な鬱屈を抱えている。そんな彼女が愛読している主婦ブログ。その作者翔子とひょんなことで親しくなって、良い友人関係を築けそうな雰囲気になるのだが、関係は一瞬でこじれて栄利子はストーカー化。その後は二人のドロドロしたせめぎあいが描かれていくわけだ。

こうした描写のリアルさ綿密さは凄い。それぞれの登場人物を、ここまで徹底的に意地悪く戯画化して表現できる力量に感嘆する。そうした登場人物を物語にのせて、ラストまで破綻なく一気に持っていくパワーも大変なものだ。それでも筆致はあくまでも軽くユーモラスなので、ぎりぎりの中和ができている感じがする。

しかし全体に一貫して本当に気分の悪い話が続くので、一気に読み切ってかなり胸焼けした。
ラストだけはなんだかイイ感じを予測させるオチを付けているのだが、正直取ってつけたようにしか思えない。ここまでフルスロットルで悪意を噴出させてくれると、ある意味清々しくもある。こうした形で、ある時代あるカテゴリーの女性像を、かなりの悪意を盛ってリアルに戯画化していくのがこの作家の持ち味、ということなのだろう。

それが嫌なら「読まない」という選択肢はあるな、などと思った次第。
いや本当に、もうお腹いっぱいです・・・。

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電子書籍 狂気じみている。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/04/16 22:24

評価1 投稿者:Shinano - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ランチのあっこちゃん」がとても好きで、柚木さんの本を読み始めましたが、「あまからカルテット」も「わたしにふさわしいホテル」もおもしろかったが、、、これはちょっと私の好みではありませんでした。主人公の性格が狂気じみている。でも、怖いもの見たさと柚木さんの文章力に惹きつかれ、最後まで読んでしまいました。読み終わった後も、後味悪かったです。

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評価4 投稿元:ブクログ

2016/03/29 22:57

キャリアウーマンと主婦がブログを通して交流を持つ。タイトルに女子会とあるので、女同士の友情でも描かれるのかと思いきや、相手にあるべき姿を過剰に求めはじめる姿が非常に恐い。
余談だが、芋けんぴって凶器になるのですね。

評価0 投稿元:ブクログ

2015/06/02 07:22

+++
丸の内の大手商社に勤めるやり手のキャリアウーマン・志村栄利子(30歳)。実家から早朝出勤をし、日々ハードな仕事に勤しむ
彼女の密やかな楽しみは、同い年の人気主婦ブログ『おひょうのダメ奥さん日記』を読むこと。決して焦らない「おひょう」独特の価
値観と切り口で記される文章に、栄利子は癒されるのだ。その「おひょう」こと丸尾翔子は、スーパーの店長の夫と二人で気ままに
暮らしているが、実は家族を捨て出て行った母親と、実家で傲慢なほど「自分からは何もしない」でいる父親について深い屈託を
抱えていた。
偶然にも近所に住んでいた栄利子と翔子はある日カフェで出会う。同性の友達がいないという共通のコンプレックスもあって、二
人は急速に親しくなってゆく。ブロガーと愛読者……そこから理想の友人関係が始まるように互いに思えたが、翔子が数日間ブロ
グの更新をしなかったことが原因で、二人の関係は思わぬ方向へ進んでゆく……。
女同士の関係の極北を描く、傑作長編小説。
+++

他人、ことに同性との関係の築き方、距離の取り方が判らない栄利子は、社内でも浮いた存在になっている。ランチにも誘われず、当然女子会にも声がかからない。そのことに達観できてしまえば楽なのだろうが、そうもいかず、女友達を求めるあまり、偶然出会ったお気に入りブログの書き手の翔子に自分の理想を投影しすぎてしまう。女ってなんて難しいのだろうという思いとともに、自分を正当化する理屈に絡め取られがんじがらめにされていく過程は、とてもよく判る部分もあって、一歩間違えば自分も、と背筋が寒くなる心地にもなる。何事においても「自分」「自分」で「相手」が不在なのだろうなぁ。哀しくやりきれなくもあるが、最後には遠くにちいさな光が見えるようでもあるので、少しほっとする。他人あっての自分なのだということを改めて胸に刻もうと思った一冊である。

評価4 投稿元:ブクログ

2015/06/12 21:35

途中までホラーを読んでいるみたいに怖かった。
私の前に借りている人がほぼ1日で返却していたので、早いなぁと思っていたら、私も1日で読んでしまった。

早くこの本から離れたい!!と思ったのです(笑)

評価2 投稿元:ブクログ

2015/05/22 08:37

内容(「BOOK」データベースより)
ブログがきっかけで偶然出会った大手商社につとめる栄利子と専業主婦の翔子。互いによい友達になれそうと思ったふたりだったが、あることが原因でその関係は思いもよらぬ方向に―。女同士の関係の極北を描く、傑作長編小説。

評価3 投稿元:ブクログ

2015/11/16 23:55

柚木麻子がしつこく描く女同士の友情。いつもはこれでもかってくらいに分かり合っている…もしくは支え合っている女子達が出てくるが、今回は真逆で、友達が欲しいのにどうしても親友になれない…それどころかストーカー化してしまうややこし女子が主人公だった。

ネタバレを大いに含むので未読の方はご注意を…!


そのストーカー女子が仲良くなりたい、仲良くなれるとターゲットにした主婦ブロガーがもう1人の主人公。
今回、そのどちらにも魅力がない。
ストーカー女子は一見、山の手のお嬢様で美人でバリキャリ。でも人付き合いがうまく出来ず、女友達のいない思い込みの激しい女。主婦ブロガーはものぐさ主婦ののんびり生活を綴るほっこりブログが人気の女。そのブログ、どう考えても人気が出るとは思えない。生き馬の目を抜く主婦ブロガーの世界で、ただのほっこりブログが衆目を集めるという設定が不思議。彼女に魅力的な部分があるのかと思って読み進めるがいまいち掴めず…
でもきっとラスト近くには何か良いターニングポイントがあって親友になるのよねぇ~と思っていたら…
ストーカー女子が狂気に侵されたまま、周りの人達も次々と性格の悪さを露見させたまま救いもなく後味悪く終わってしまった。
特に会社の派遣社員の女の子の設定が酷い。一見地味な高卒玉の輿狙いだったが、実はやくざまがいのヤンキー上がり。計画妊娠をし出来婚を狙った男と婚約したら男はほったらかして(…どころか脅してDVによって支配)女友達を一番に据えて行動。ストーカー女子が一時の気の迷いでその男と寝たと知るや、部署の男みんなと寝ろと脅す。そして、それを実行しようとするストーカー女子。
なんだこりゃ?っていう展開が後半目白押しで疲れた…

親友が欲しいのにうまく立ち回れない不器用な心情には部分的に分かるところもあり、応援したかった当初の気持ちを放り出されたまま、重く苦い気持ちでいっぱいで読了。

柚木麻子、もう読まないかも…

評価5 投稿元:ブクログ

2015/09/14 20:14

読み始めて20pにも満たないうちに、あ、これホラーだ、と思う。何が怖いかって、自分とは全く関係ない、自分にはそんな要素1ミリもない、とは言い切れないところ。冒頭から終盤までの9割はホラー。夢中になって読んだが、読んだことを後悔してた。しかし、何がどうきっかけになったのか全く記憶がないけれど、最後の最後で青空が見える。もう肥だめに鶴みたいな、絶望の中の、360度諦念の中の、青空だけど、最後が爽やかで、やっと読んでしまった後悔が薄れた。

評価2 投稿元:ブクログ

2015/09/27 22:26

 商社で美貌もある栄利子とぐうたら主婦でブログをつづる翔子が出会い…。

 栄利子が怖すぎる。ラストまで読んでも後味が悪いし、まともな人が出てきていない印象。気分が暗くなるので、この本を読むときは、次に読む用の明るい笑える本を事前に用意しておくことをおすすめします。

評価0 投稿元:ブクログ

2016/06/14 23:26

うーんと、ちょっと重かった。精神安定時にはいいけど、ちょっと弱ってる時はナーバスに向かってしまうかも?

評価3 投稿元:ブクログ

2015/03/13 14:36

30代。女。男。友人のいない2人の女の交錯。理想の親友を追い求める姿が怖い。相手を信用したかと思ったらすぐ失望して、受け入れたかと思ったら次の瞬間には嫌悪してとグラグラ揺れてる。もう女の子ではない。自分に突き刺さるところはあるけど、こんなに攻撃的に書くかぁ……。

評価4 投稿元:ブクログ

2016/03/04 22:08

ひさびさに、読み終わるのが勿体ないと感じる小説に会いました。
女は恐いなと思うけど、女は恐いと言いながら女を分断する男の方がもっと怖いと思います。

しかし一番怖いのは真織。脇役ですが。
まさしくDVです。傍系の話ながら、二人が別れるかどうか気になります。

評価5 投稿元:ブクログ

2016/04/02 00:39

若い女性が友人との葛藤がもとで破綻していく話。
ナイルパーチとは食用できる淡水魚だが、生態系を壊してしまうほどの凶暴性があるという。

志村栄利子は、父も勤めていた大手の商社で働く30歳。
完全主義でいつもきちんとしているキャリアウーマンだが、実はいっぱいいっぱいで、友達がいないのを苦にしていました。
そんな栄利子がはまったのが、ゆるい主婦ブログ「おひょうのダメ奥さん日記」。
「おひょう」こと丸尾翔子が近所に住んでいて、偶然に出会った栄利子は、親友になれると思い込む。
ところが‥

翔子は、一見すると気楽な雰囲気を持つ、付き合いやすそうな女性。
実は田舎の家族とくに身勝手な父親から逃れるように上京してきて、やはり友達はいない。
ブロガーとして、人気が出るのだが‥?
栄利子のほうは都会の裕福な家庭で両親に大事に育てられたのだが、そこにも実はわかりにくい歪みがあった。
子供の頃は、仲のいい幼馴染もいたのだが‥
おひょうの態度の変化を理解出来ず、大量のメールで報われない思いをぶつける栄利子。
「わかってくれるまで止めるつもりはない」という考えはストーカーそのものでは。
なるほど、こんなふうに考えるのか‥

真織という派遣の若い女が、「友達がいる」という意味では普通の女性として登場するのだが、実は彼女が一番怖い。
これはないんじゃない‥?という出来事で、他が吹っ飛ぶぐらい。
いや、あの‥友達を大事にしているって、どんな友達付き合いをしているわけ?
もしかして、これぞナイルパーチ?(笑)

栄利子はそつのない人生を送りそうな女性だったのに、どんどん壊れていく。
途中でいったん、読むのを止めたほどですよ。
だがその体当たりの様子のために、後で二人の人物に謝ってもらえるシーンがあり、それは人生の真実を含んでいる印象。
このあたりを読むために、一読の価値ありと思います。
こじれた人間関係は、どこにでも起こりうるものだから。
生々しい迫力のある小説でした☆

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