電子書籍
過去編が主体です
2015/05/10 15:26
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編は、短く、暁の過去編が大半でしたが、そんな中、アルが精神的に暁から自立して、成長出来たのが、良かった~
これで、堂々と暁の元に戻れる!!
過去編では、”今はその人のことが嫌で許せないかもしれないけど、そんなの一生続かないのよ。”っていうセリフが、心にグっときました。
暁は暁で、アルと離れて寂しい気持ちがあるってことが、暁も成長してるんだな~、と、読んでて嬉しくなりました。
電子書籍
木原節
2017/03/01 15:27
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投稿者:はっしー - この投稿者のレビュー一覧を見る
暁にこんなに辛い過去があったなんて…
5冊目にして木原節が炸裂してます。まだ暁とアルのお話は続きますね。。
紙の本
暁の過去編
2016/12/14 02:03
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投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本編ではアルがなんとか暁の元に帰る目処を立てた所で終了。あとは番外編の暁の過去編でした。中々に壮絶で今までの暁の態度が腑に落ちました。絶対幸せになってほしい。
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暁の過去編
2015/10/30 08:20
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投稿者:onew - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻から5巻まで読了しましたが、今回の暁の過去編が大変読み応えがありました。次作はいつ出るのかなー気を長くして待っています。
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大好きなシリーズ
2012/01/26 01:01
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投稿者:色鳥鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る
木原音瀬さんは、善人の黒い部分を描くのが、天才的だと思います。善意が失われないギリギリの黒さがなんともいえず恐ろしい。5巻の半分くらいのページを占める番外編では、この善人どこまで「黒い」のか、幼い暁はどうなってしまうのか、ハラハラしました。
現在に戻ると、暁のいつものドライさに、ほっとします。
『吸血鬼・・』シリーズは、他作品と比べると、「ほのかな」お話です。アルの暁への恋心からして微笑ましい。しかし、対人における、小さな違和感、感情の機微の描写には、他作品同様、唸らされます。大好きなシリーズです。
紙の本
彰の過去編
2016/08/28 07:22
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投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る
5巻というよりほぼ番外編(彰の過去編)。木原作品としては異色の
コメディと思っていたのに、来たー!いつものぐわっと重くて
痛いお話が。彰の過去が辛すぎる。彰が過去蝙蝠を飼ってたとは。
アルに興味を持ったのはそういうわけね。
蝙蝠になら優しくなれるけど、子供の時に大人から
人間不信にさせられたので、人間のアルには優しくなれない。
最初アルってアホな子で彰が惹かれるとは思えなかったけど、
意外にアルくらい、アホ過ぎて裏表ない人の方が彰に合ってるかもと
思ってしまった。
それにアルって他人のためにけなげに身を削ることが
できることをこれまでの事件で証明しているしね。
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ひっさしぶりに木原さんの本を読んだら大変面白かった。引き込まれる。
100ページちょっとの所で本編終わって番外編に入った時はそりゃないぜーって思ったけれど、最後まで読んだら大満足だった。
今回は独特のグロさはぬるかった気がする。相変わらずひどい話ではあったが。
あともうホントお願いなんで、誰かキエフを攻めてください。
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木原先生は小説の中でも鬼畜(笑)ですが今回は読者にまで鬼畜でした。でも、暁の過去はすごくよかった。過去にこういうことがあったから今の気難しいけど根はやさしい暁がいるんだなあ…
毎回木原先生の本のレビュー(といえるものでもない)を書いてて思うのですが、もっと文が上手に書けるようになりたいです。
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ほとんど暁の過去編で本編は3分の1ぐらい。
木原さんだからある程度は覚悟してたけど、やっぱり…というかなんというか。
たたみかけるような裏切りの中でイングリットのあったかさが泣ける。
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やっと発売しましたね~!
発売日が伸びて伸びての繰り返しだったので、発売日を追いかけると失望するので、もう投げていたら、いつの間にか書店に並んでいました。
作家様が大好きなのですが、このタイトルは木原先生の作風としては
少し異例で(?)ほのぼの、コメディ要素が多分に含まれていて
とっても読みやすいです。
もちろん、独特のほの暗さはありますが。
楽しみにしていたこの新刊は4巻からの続きで、さらに6巻への繋ぎという、ちょっぴり中途半端な本編ですが、真の本編である番外編が読み応えがあって一気読みしてしまいました。
4巻のあとがきにあった暁の過去話がギュギュっと詰め込まれていて、胸が痛くなってしまいました。
次巻で決着をつけたいという後書きでしたが、ぜひシリーズ化を熱望するすばらしい作品だと思います。
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番外編が本編の倍の量w4巻ではアルと一緒になって泣き濡れてたので気づかなかったけど、キエフの言う「依存」に納得。暁と一緒にいたい願望だけが全てになってしまい「自分がどう生きるか」が抜け落ちてたアル。まだ成長したとは思えないけど、中途半端を脱出して一歩は踏み出せたかな。日本に帰ったアルが暁を支えられる存在になりますように。暁の過去編は辛く重い木原節。大人の都合や事情は子供を傷つける。ましてや諫早のしたことは…。暁の心が凍り付いてるのはこの過去に起因していると理解した今、1巻から再読したい気持ちが沸々と。
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随分と待たされて、待たされた結果が
本編<番外編 な量だったので、
おいおい、とツッコミを入れてました。
(ホント、何度『発売延期』の文字にガックリしてたか…苦笑)
読了後は、番外編が良かったので概ね良し、です。
ただ本編はあってもなくても…な内容。
展開が苦しいですねー、な気がしないでもなく。
アルをアメリカに置き去りにしたものの
日本に戻す理由をどうにかしてやらないと、な感じで
ちょっと無理無理、苦しい言い訳、な気がしないでもなかった。
なんとか…ホントなんとか日本に戻れそうなアル。
今後の展開が楽しみです。
ていうか、今回本編の量があれだけだったので
次がまた間が開くとちょっとなーな感じです。
ネタ切れと言われても仕方がないというか。
その辺が頑張りどころですね。頑張って下さい。
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吸血鬼になってしまったアメリカ人青年(アル)と、気難しいエンバーマー(暁)のお話第5巻。長いこと読み返してなかったから、結構忘れている事おおいな。
本編では身体的変化のあったアル。半吸血鬼からほぼ吸血鬼になりました。
もうアルが死ぬような目に会うのはお約束か、と思うほど毎回毎回殺されかけていますね。でもめったなことでは死ねない。吸血鬼だから。
吸血鬼といえば、吸血ですが、血をすすっている描写が結構好きです。エロいからかな。牙も少しはやせるようになったみたいだし、これからもバンバン人の血を分けてもらえばいいと思います。
と、本編の感想はいつものBL小説のごとくやきもきしたり、キュンとしたりで結構だったのですが、この本は番外編の方がすごかった。
木原さんの小説で一番気に入っている部分は言葉にしにくい汚い事、感情を文字にしているところです。これが後からじわじわ効いてくる。
男が二人、苦難を乗り越え、ゴールイン、世界中がハッピー!って本もいいのですが、人の心の暗くて柔らかいところをぐりっとぐいぐい取り出して、本音を暴くような描写が読者を惹き込んでいきます。
番外編では暁の過去の話が明かされます。両親の離婚と死、叔父さんによる虐待、いじめ、裏切り、保護施設での生活、いじめ、大人の嘘、と散々な幼少期から青年期を送っていきます。
とにかく、心が壊れてしまうんじゃないかというぐらい立て続けに不幸が訪れるのですが、根が優しくて純粋なんでしょうね。賢い子だから本当はわかっていたのでしょうが、自分の信じたい大人を頑なに信じ続けます。健気ないい子です。
裏切りに怯えた果てに暁が見つけたものは、「信じ無ければ裏切られることも無い」ということでした。かわいそうな子です。無条件に信じて甘える事が出来なかった子どもです。
児童保護施設の園長のキャラは秀逸でした。良くも悪くも大人です。誰もがみんな正しい事が出来るわけじゃない。時には相手を傷つける嘘をついたり、その場を取り繕うために誤魔化したり、施設の運営のために援助金を横領したり。そして子どもたちの力になりたいと思い、その仕事に就いていたのでしょうね。彼の行動のすべてが偽善とは思いません。善悪だけでは語れない、人の心の絡まり合いの中で彼もまた傷つき懸命に生きたのでしょう。
最後のシーンで旅立つ暁に紙袋を渡します。暁は謝罪の心を期待していたのですが、その紙袋に入っていたものはお弁当。園長の心遣いでした。暁が欲しかったものとは違っていましたが、このすれ違いも人の心の複雑な絡まり合いを表している印象的な場面です。そして施設を離れ、再び施設の職員として登場してきた男の子。彼もまた成長して「大人」となり、園長への失望を隠すことなく書かれます。それでも人は生きていかねばならない。
暁がアルや廃工場で見つけた蝙蝠に惹かれる理由がなんとなくわかります。自分を信じてくれる人を信じたい。信じられる人にしか心は開けない。恐れと猜疑のはざまでそれでも人を信じたい、誰かに認めてもらいたいと、人はもがくのでしょう。歪だけれど美しい。そういう相反するものが同居している。
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何度も発売延期してやっと出たと思ったら本編が番外編の1/2の分量ってことに驚きました(笑)。
本編はアメリカに置いて行かれたアルが心身共に少し成長した話。
アル自体は嫌いじゃないけれど、いくらなんでも子供っぽすぎないかと思っていたので早々に精神的自立を志してくれて良かったです。
今回のメインは番外編ですが、読み始めた時の本編の短さへの不満が吹き飛んでしまいました。
潔癖とも言えるくらい純粋な暁と善人でも悪人でもない人達。
過去があるからこそ今の暁がいるという当たり前の話ですが、暁というキャラクターの骨格を見たようなそんな気持ちになりました。
次巻で決着は付くのかというより、次はいつ出るのかということが気になります。
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暁の子供時代の笑顔が可愛くて可愛くて!それだけにその後の展開に胸が潰れる思いでした。このシリーズは比較的痛い描写がなかったと思いますが、ここへ来て…酷いよ木原さん(oTヘT)o
暴力を振るっていた叔父さんは悪だけど、最後庇えなかった叔母さんや温厚な施設の園長などは悪とも善とも言い難い。そんな大人達の顔色や胸の内を伺いながら成長して来た暁の過去に涙が出ます。もう暁の幸せを願わずにはいられません!それにはやっぱりアルの純粋無垢な愛情で暁の凍った心を溶かして欲しい。
次巻の二人が待ち切れない〜暁もアルも好き過ぎて困る!そしてキエフも^_^