紙の本
恩田さんの中身
2022/01/18 17:21
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
恩田さんのエッセイ大好き!
すでに恩田陸さんの一部となったものをひとつひとつ取り出して並べてくれるのは嬉しい。
韓国映画の感想のくだり
本当に世の中は女に期待し過ぎる。
紙の本
ああ、もっと本を読みたい。
2021/02/12 14:30
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投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
いゃあ、すごいなこの読書への熱。そんな風に思いつつ、手元にはメモ帳、これも読みたい、あれも読みたいと書き出しながら読む。奥田陸さんは、本好きが嵩じて作家になったそうだが、なるほど、だからこその各作品の深みと腑に落ちました。
電子書籍
読みたい本が増えてヤバイ
2018/03/06 13:26
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投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この『小説以外』というエッセイは「ヤバい」です。ただでさえ興味を覚えた本はどんどん買ってしまう癖がついている私には未読の本が山のようにあるのに、さらに大量に「アレも面白い、これも面白い」とお勧めされてはチェックしないわけにはいかないではないですか!
それで早速買ってしまったのがアガサ・クリスティーのミスマープル・シリーズのうちの9冊です。誕生日のプレゼントに同僚からいただいた図書券を使って原語の電子書籍を1冊あたり4~5ユーロで。(ダン・ブラウンの「オリジン」やカズオ・イシグロ作品数点も原語で買ってあるのに、いつ読めることやら)。クリスティーは推理小説の古典で、すでに大量に映画化・ドラマ化されているため、原作を読んだことなくても題名や粗筋を知ってたりするわけですが、ずっと気にはなっていたのです。
そういう意味では江戸川乱歩作品も気にしてます。小・中学校の時に何冊か読んでいるのは確かですが、「読んだ」という事実を認識しているだけで、題名も粗筋もすっかり忘れてしまっています。大人になった今読んだら別の感慨があるかも知れないと思うのですが…
まあ、そういう感じで『小説以外』には著者の読書熱が伝染するエッセイが盛りだくさんなのです。
その他恩田氏自身の小説の裏話とか、書こうとしている小説の話とか、「ふーん、こういう風に考えていたんだ」と興味深く読ませていただきました。萩尾望都の漫画が好きで、そのイメージが小説にも反映されているというのを読んで親近感が湧いた一方で、全然それが分からなかったことにちょっとショックを受けたり...
巻末には恩田作品の一覧が年表になって(2008年まで)記載されており、その中にも未読のものが何冊かあるのを発見してしまい、なんかもうきりがないです。
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恩田さんは、小説以外と書いておきながらも、ほぼ小説で完結しております。
より恩田さんが知りたかったら、『恐怖の報酬』日記、恩田さんが好きなものを知りたかったら、小説以外を読むと良いのではないでしょうか。
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移動中の電車だとかバスの中で読むのに最適! 一つ一つが短いし、やめやすいし。恩田陸さんの作品の作り方だとか、すきな本が知れたりよかったです。
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これまで恩田先生の描いてきたエッセイやコラム、解説集。
解説やコラムが多くてエッセイが少なし。残念。
この人の文章からは本が好きで好きで仕方がないと言う
のが溢れていて好きだ。すごく、本媒体を愛している感が
ビシビシ来て魅かれる。
いろんな解説を書いてるけど、作品好きだな、と思わせるものと仕事だな、と思わせるものがあって温度差が興味深かった。
あと、この人の感性はとても独特に内側に広がっていると思った。散歩している犬が何かに似ている・・・とついて行って「……あ、○○似にてる!」というくだりは噴出してしまう。
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この本も森博嗣エッセイに続いて購入
「六番目の小夜子」を読み終えて
焦ってそこの部分だけ読んだ。
あとはこれから・・じっくりと
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情報科教員MTのBlog(『小説以外』を読了!!)
https://willpwr.blog.jp/archives/51103356.html
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恩田さんの思い込みの激しさに、読んでいてなんだかニヤリとしてしまう。マニアックな作品がたくさん紹介されているので、本好きには堪らない1冊。
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デビューからの14年間に発表された全エッセイをまとめたもの。エッセイは読むものであって書くものではない、とご本人は言っており、エッセイでも好きな本読んできた本をテーマにしたものだったり、あとは他の作家の作品に寄せた解説文など、タイトル通りに恩田さんが書いた小説以外の文章を集めた本です。恩田さん、お話を書くのは好きだけど自分のことを書くのは苦手、ということでストレートに自分のことが書かれてるところは無いのですが、こういう本を読んでこう思っていた、とか、誰の作品の持っているこういう雰囲気が好きだ、とか、本を通じて恩田さんの人となりも透けて見えて、とても面白かったです。
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積読の山を減らさなきゃな、と見ていたら…エッセイが目に入ったので読んだ。なんと読みたい本がてんこ盛りだ。積読が増える一方じゃないか(笑)悪循環!酒飲みの(ビールねww)読書家に、悪い人はいない。
2008.9.9了
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ジャンルを超えて、色々な作品を書かれる作家さんの、正に「小説以外」がまとまった本。
自分が好きな作家さんて、一体どんな人生を送って、どんな環境で生きてきて、
どんな本を読んできたのだろうって、いつも思うんだけど、その一部を見れた気がする。
特に読書量はもの凄く、これがあの作品たちの土台なんだと実感。
ちょこっと載っていた酒のつまみ的レシピは今度試してみよう。
自分が人生で読んだ本を、読んだ順に収めてくれる本棚が欲しい、といった話があって、
激しく同意。自分のもそうだし、他人にも是非見てみたいものである。
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2008/12/05.
恩田陸は不思議な人だ。
物語の支配者である彼女と、飾り気のない彼女の差がありすぎる。
けれど、やっぱり、どこか一貫性もあって。
それは現実に対する悲観的な姿勢だとか、どこか冷めた目線だとか。
小説の延長上で、やっぱり「恩田陸」が好きだなあという気持ちと、
ただの人間としての「くまがいななえ」さんが好きだなあという気持ち。
一回お酒を一緒に飲みたいなぁとおもうひとです。たのしいだろうなぁ。
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いろんな雑誌に書いた本についての話や
文庫の解説など、
本好きな恩田陸さんの本の話とか
ちょっこっとですが私生活も見れます。
ひとつの話が2、3ページで手軽に読めてイイです。
恩田陸さん好きです。
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【目次】
まえがき
春は恐怖の季節/「恐怖」ということ/百組の「ロミオとジュリエット」/憂鬱な音楽/東京の隙間/本格推理小説作家への道/入口探し/女性の間に格闘技が流行る!?/『日本文化』という不思議/……AND MUCH, MUCH MORE/風景小説法/虚構のなかの儀式/週末の風景/驚きの『ケイヴマン』/二重生活/時間を忘れさせてくれる文庫ベスト5/記憶の再生/『女囮捜査官 聴覚』解説/恐るべき思春期/『ロミオとロミオは永遠に』新連載にあたって/密室,この様式美の極み/読めないことがつらかった/海外ミステリマイベスト7/恐怖の瞬間/念願かなって……/「六番目の小夜子」に寄せて/四人姉妹は小説そのものである/あまりにも確信犯的な/正しいビールのみと本格的ミステリ作家について/ネバーランドの内と外で/家族の最小単位は何人か?/記憶の中のクリスティー,記憶の中の殺人/ロマンチック・コメディの生きやすい世界を!/時を越えるという悲劇/そしてみんなSFになったあとは……/深夜の肴/赤ワインと豚汁/残滓と予感の世代/文庫SFマイ・ベスト5/想い出TVジョン・「署長マクミラン」/あるアニバーサリー/初めてお手紙差し上げます。/恐るべき入口/いつも旅の味方/『ネバーランド』ドラマ化に寄せて/『精霊狩り』から始まった/百戦錬磨のストーリーテラー/懐かしく悩ましきABC殺人事件/ゴージャスな最前線/加速した世界が失ったもの/世界への憧れ冒険物語から/「町が持つ記憶」の魅力/ヒロインの成長描く大長篇/バーチャル飼い主/外から己見る視点に衝撃/本を読む以外の時間は……/ファンタジーの結末/旅する読書/善と悪の昼と夜/記憶の図書館/絶望の娯しみ/『ピースメーカー』取材の記/映画『木曜組曲』に寄せて/本屋さんさえあれば……/ジェイムズ,ハンコック,密室劇/次の十年/読書の時間/私がウィリスの小説に当惑してきたわけ/週末のFAX/声に出して読む……/旅人たち/これだからイギリス人は……/ファンタジーの正体/『ゲド戦記』は完結したか/果時以に送る手紙/私の青春の一冊/司馬遼太郎『坂の上の雲』/誰が世界を変えるのか/架空長辺アンソロジー/ラジオを聴きながら……/タイトルの付け方/テレビ/オニオングラタン/印字シール/ティーポット/先行予約/月世界/この『大小説』を読みたい/『ユリシーズ』/自分の葬式に流してもらいたい歌謡曲/いつかどこかで出会った女たち。/私のゴシック・ロマン/付箋好き/続編の陥穽/一人で歩ける女たち/あなたがリメイクっ! 「プリズナーNo.6」/ストレスと料理本について/修行/哀しみを伴った何かが,まとわりつくように蘇る。/私たちは会談を必要としている/アメリカ人の文学キング/ひたすら羨ましい小説/青春はいつだって暗号である/予告編と本編の間で/回想と予感/敬意と破壊と/合唱と大判焼きとミステリと/いつも探した別の国/『続巷説百物語』解説/日本に乱歩がいてくれて本当によかった/憧れの職業/聴く歓びを与えてくれた『夭折の天才ピアニスト』/ロボットといえば/短編を読む/「開いた窓』/本屋大賞「受賞のことば」
あとがき
文庫版あとがき