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FXの小鬼たち ──マーケットに打ち勝った12人の「普通」の人たちの全記録
著者 キャシー・リーエン(著) , ボリス・シュロスバーグ(著)
毎朝、全世界で大勢の普通の人たちが目を覚ましてからすぐにパソコンを起動し、金融市場でトレードすることで生計を立てようとしている。一獲千金の夢を見てこの世界に集まってくる人...
FXの小鬼たち ──マーケットに打ち勝った12人の「普通」の人たちの全記録
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FXの小鬼たち マーケットに打ち勝った12人の「普通」の人たちの全記録 (ウィザードブックシリーズ)
商品説明
毎朝、全世界で大勢の普通の人たちが目を覚ましてからすぐにパソコンを起動し、金融市場でトレードすることで生計を立てようとしている。一獲千金の夢を見てこの世界に集まってくる人は後を絶たないが、成功を手にするのはほんの一握りの人たちだけである。その成功するトレーダーと失敗するトレーダーの違いとは何なのだろうか。通貨ストラテジストでありトレーダーのキャシー・リーエンとボリス・シュロスバーグが12人の成功した個人トレーダーたち――巨額の資金を運用するヘッジファンドのマネジャーでもなければ、大手銀行のディーラーでもない――のインタビューを通して、その秘訣を明らかにしていく!
トレーディングとはあなた自身とマーケットとの戦いである。実はこの戦いでは、金融のプロでなくても勝てる方法が存在する。その手法に共通する特徴とは、各人がそれぞれ彼らの性格に合った独自の手法を持ち、規律を守り、粘り強く対処し、また常に損切りをいとわないというものである。
本書は、職業も住んでいる国も取引している市場も違う12人の成功したトレーダー――FXに特化している者もいれば、株価指数先物や株をやる人もいる――が巨額の富を手にした険しい道程をたどるとともに、普通の人がマーケットで成功するための深い洞察と実践的なアドバイスに満ちあふれている。
本書を参考にすれば、成功したトレーダーたちの経験から、普通の人が現在の金融市場で成功し、初期資金を6桁や7桁のひと財産にするためのさまざまな戦略や心構えを学ぶことができるだろう。並外れたトレーダーになった12人の普通の人たちとのインタビューで、「普通のあなた」ができるウォール街のプロたちを打ち負かす方法が今、明らかになる!
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紙の本
ミリオネア・トレーダーズ
2009/02/09 00:09
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:シャリア - この投稿者のレビュー一覧を見る
「太陽がサンサンと輝くカリブ海への途上、乗り継ぎ時間を利用してニューヨークでインタビューに応じてくれた」
トレーダーを目指すキッカケは「その時間と収益の費用対効果」及びそこから生み出される利益の蓄積による優雅な生活(例えば半年はカリブ海のビーチ)だ。
ところが、本書にあるとおり、その道の途中、いや最初のほうで、資金全てを失うほどの壊滅的な失敗をやらかす。
そして、多くの人はマーケットから退場していく。「もう懲り懲りだ」と。
本書では、どん底から、どのように立ち上がり、学び、経験していくかが、詳細にインタビューされている。「必ずしも最強、最速の者が勝つわけではない」がメインテーマだ。
普通の人々が普通の資金(日本円で10万-50万)をためて、資金労働させていく為の、規律や考え方をわかりやすく説明しているところが、とても興味深い。
「練習が成功を保証することはないが、練習不足はほぼ確実に失敗をもたらす」とデモトレードをほとんどの小鬼が薦めてくれる。
「トレードスキルは経験しなければ身につかない」とやさしい表現をしてくれているが、深く読み解くと「失敗しなければ、身につかない」となるほど、厳しい場面もある。
しかし、例えば自転車なら、転んでも、また練習できるが、もしも飛行機なら、そうはいかない、一度で終わりだ。「ダムマネー」を提供することしかできないレベルでは、このことさえも、分かっていないのだなと痛感させられた。
チャンピオンベルトに魅せられて、そのプロセスに焦点を当てることを忘れている(ベルトだけ見つめてボクシングするのを忘れている)のは、ちょうどカリブばかりに目を奪われ「地道に取り組み、とてつもない規律が求められる」マーケットを見失い、ノックアウトを食らうようなものだと改めて認識した。
ミリオネア・トレーダーとなった後も基本は変わらないことを本書を通じて理解できた。
栄光に心奪われることなく、日々のスキルの研鑚に励んでいる姿はとても地味だが美しい。
マーケットに対するスキルの度合い、そのポイントは「自分の心の罠に、自分で気づくかどうか」だ。(損をする誘惑にかられそうなエリアから離れることができること)
マーケットは戦いの場ではなく、観察の場であることが12人の小鬼からも、うかがい知ることができた。
本書での質問「あなたのNo1ルールは何ですか」に対し、「資金を守ること」が回答に多いところから、「トレードに使うお金は将来の富の元」という意識が高いとともに、自分の罠に入り込まない為のトレードスキル及びマーケットセンスを磨き続けることが資金を失わないことに通じると理解できた。それは、「攻め」というより「守り」、「成功」というより「同じ失敗を繰り返さない」という印象だ。
「トレードを仕掛けたときは想定損失と想定利益を答えられる」まで研究してから「利益を安定的に生み出すシステムを使ってトレードしたい」というミリオネアの決意に成功の秘訣を垣間見た。
「すべからず集」の塊、すなわちミリオネア・トレーダーへの道に他ならない。
それは、カリブ海のイメージとは、ほど遠いものであった。