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ティアリングの女王(下)
著者 エリカ・ジョハンセン , 桑原 洋子
王都に到着したケルシーは、貧困にあえぐ国民と一方で豪勢に暮らす貴族の格差、そして隣国との恐ろしい条約の難題に直面する。暗殺者に狙われつつ、大胆な改革を試みる新女王ケルシー...
ティアリングの女王(下)
ティアリングの女王 下 (ハヤカワ文庫 FT)
商品説明
王都に到着したケルシーは、貧困にあえぐ国民と一方で豪勢に暮らす貴族の格差、そして隣国との恐ろしい条約の難題に直面する。暗殺者に狙われつつ、大胆な改革を試みる新女王ケルシー。だがその行為は、隣国を血塗られた手で統治する魔女〈赤の女王〉の怒りをかい、戦争の暗雲が立ちこめる。〈跡継ぎの石〉の魔法の力に導かれ、国を護るためケルシーは立ちあがるが……。若き女王の運命を重厚かつ繊細に紡いだ魅惑の物語
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面白いと思った人は、すみません、私としては期待はずれでした。最後まで話に乗れないまま。
2015/05/28 14:35
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投稿者:ミルシェ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は私も、退屈さをこらえて、何とか読み進んでいけば、その内にもっと面白くなっていくだろうと何とかこらえて読み進んでいったのですが、最後まで気持ちが乗らないままでした。
それでもう下巻からは、ほとんど飛ばし読みになってしまいましたし。けしてお約束の、スマート美人などではない主人公には、親しみを感じやすかったのですが。
むしろ色黒の丸顔で、農民のような感じの顔立ちとか。主人公の、何かと偶像化している母である前女王にコンプレックスを感じていて、これから成長していきそうな感じとか。
でも、やっぱり映画の方は、美人女優が演じるらしいですね。
そもそも、私はこの話の序盤の頃から、思いきり、そのまま「アメリカ」とか「ニュー・ロンドン」などの、現代固有名詞がちらほら出てくる時点で、既に引っかかるものを感じていたんですが。
それで更に読み進めていくにつれ、何かこの作中に出てくる「農奴制」って、そのまんまロシアの「農奴制」じゃんとか。
私はどうも完全な異世界ではない、こういう形式のものは苦手です。
話全体から受ける印象も、重厚というより、地味で話のテンポが悪いようにしか、思えませんでした。
確かに、ある種型破りの面白さはあるかと思います。あまり美人ではなく、やたら傷を負いまくる、まさに傷だらけのサバイバーなヒロインとか。
特に戴冠式のシーンなんて、なかなか壮絶です。主人公が危険な盗賊みたいな男に惹かれてしまうというのも、まるでハーレクインのヒロインみたいと思ってしまいました。
私自身、どうもこの男性に、ピンと来ないままだったこともあり。
思うに、私から見たらですが、いまいち設定とキャラクター達に、魅力がないような気がしてしまって。
とうとう最後まで、物語中に引き込まれることは、ないまま。
続刊が出ても、たぶん私は買わないと思います。どうしても、この先も面白くなりそうな気がしなくて。
何かやはり早川書房系のファンタジーが、単に私には合わないのかもしれませんが。
どうも東京創元社系の方が、面白いものが多いような気がしてしまって。
作品中に作者自身の主張が、随所に何かと盛り込まれている感じも、私自身は苦手に感じてしまいました。