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F1ビジネス戦記 ホンダ「最強」時代の真実
著者 野口義修
アイルトン・セナ、アラン・プロストらを擁し、F1グランプリで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が2015年シーズンから復活する。その全盛期にホンダの広報・渉外スタッフと...
F1ビジネス戦記 ホンダ「最強」時代の真実
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F1ビジネス戦記 ホンダ「最強」時代の真実 (集英社新書)
商品説明
アイルトン・セナ、アラン・プロストらを擁し、F1グランプリで無敵を誇った「マクラーレン・ホンダ」が2015年シーズンから復活する。その全盛期にホンダの広報・渉外スタッフとして現場の最前線で奮闘した著者が、サーキットの中だけではない、F1というビジネスを取り巻くさまざまな“戦い”をリアルに綴る。セナとの交情、プロストとの駆け引き、エンジン開発をめぐる攻防、現場を鼓舞した本田宗一郎の言葉……日本企業が「チーム」となって世界で戦う姿が、ここにある。【目次】はじめに/第1章 アイルトン・セナとの出会い/第2章 F1グランプリの内幕/第3章 F1が体言する欧州文化/第4章 日本がF1グランプリで戦うということ/終章 F1活動休止の決断/おわりに ホンダF1“再開”に寄せて
目次
- はじめに/第1章 アイルトン・セナとの出会い/第2章 F1グランプリの内幕/第3章 F1が体言する欧州文化/第4章 日本がF1グランプリで戦うということ/終章 F1活動休止の決断/おわりに ホンダF1“再開”に寄せて
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F1ファンでなくても
2016/02/03 13:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Gonta - この投稿者のレビュー一覧を見る
本日の読書。元ホンダ社員で、1983-1992までのホンダF1第2期をホンダの広報として見つめた回顧録。技術者ではなく、広報としての眼が面白い。ホンダという会社は、本当に、人を大事にする会社だと思った。人とはつまり、顧客であったり、育てる人材であったりするわけだが、羨ましいくらいに「性善説」に基づいている。たとえば、1989年のセナに対するイジメのようなスーパーライセンス剥奪の後、引退も考えていたセナに、「君にばかり責任を負わせて苦しませて申し訳なかったね。我々も一緒に戦うから、もう一回一緒にやらないか?」と電話して引退を踏みとどまらせたのは当時専務の川本信彦氏であったらしい。また、マクラーレン総帥のロンデニス氏と著者とのやり取りも面白い。ホンダとマクラーレンの契約に、ロンデニス氏は、「 契約書などいらない。我々はワールドチャンピオン獲得に向けて行動することで合意し、運営はエグゼクティブコミティーで決定する。それでいいではないか」と言い放ち、一枚の覚書の署名になったそうだ。それが可能な信頼関係だったのだろう。だから、F1カーのハンドルに厚意でホンダのHマークをつけてくれるような厚意も示してくれたんだろう。アテンデイングの契約書を交わす際に弁護士を交えることが常習化している私たちからはなんとも羨ましい。去年のホンダのF1復帰は、正直驚いた。20年前の栄光はなりを潜め、完走がやっと。事実、ホンダは相当厳しい局面に立たされているらしい。マクラーレンからは、もう経験者を金で買えとプッシュされる。それでも、責任者の新井康久氏は、それではホンダの人材は育たない。ウチで解決して初めて人が育つ、と言ってのける。クビ以上の覚悟があるのだ。たぶん、分野は違っても、何かに相当覚悟を決めて挑んでる人たちが、ぜひ頑張って欲しいと祈りながら見ていると思う。僕もその一人だ。
紙の本
1980~90年代のF1ファンなら懐かしい内容一杯です!
2016/06/17 17:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホンダがマクラーレンと組んで活躍した1980年代~1990年代の第二期F1活動。その活動を契約や広報などの業務から支えた著者によるF1ビジネスの実像やエピソードなどをまとめた本。マクラーレンとウィリアムズのビジネスに対する考え方の違い、グランプリシーズンが開幕したらどんなサイクルで仕事を進めるのか、ヨーロッパでのF1文化とは等、エンジニアではない裏方としてF1活動を支えた著者ならではのエピソードが満載です。当時のF1にハマッていた人なら懐かしい名前がたくさん出てきます。