読割 50
電子書籍
そして5回の鈴が鳴る〔文庫版〕
著者 篠原 千絵
その鈴を拾った時から少女の悪夢が始まった。美しく澄んだ鈴の音が響くたび少女は男を殺めていく。鈴の音に込められた死霊の怨念、そして隠されていた悲劇…。
そして5回の鈴が鳴る〔文庫版〕
そして5回の鈴が鳴る (小学館文庫)
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紙の本
鈴が鳴るたび誰か死ぬ……。
2002/03/15 20:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よしたか - この投稿者のレビュー一覧を見る
鈴が鳴るたびに愛子は意識を失ってしまって、気がつくと手が血まみれになっている。誰かに憑つかれてしまっているようだ。そのうち、憑いている女は、自分をレイプして殺した男たちに復讐しようとしているのだとわかる。愛子が好きな男も復讐のターゲットなのかもしれないと愛子は気づいてしまうが……。
ミステリー・ホラーの第一人者の著者の短編集だ。『闇のパープルアイ』などの長編が有名すぎるせいか、これまで短編は読んだことがなかった。長編ホラーは、つぎつぎと主人公が不幸のどん底に落ちてしまうので、読んでてときどきしんどいことがあるん だけど、短編のほうは、すっとオチがついてくれて、とても読みやすい。小説でもそうかもしれないけれど、ミステリーこそ、短編がよく似合うのかもしれない。
表題作以外では、「訪問者は真夜中に…」がよかった。殺人者に殺された母親と弟が、真沙美を殺人者から守るために幽霊となる。幽霊は、真沙美には気づかないようにしてるけれど、殺人者にたいしてはようしゃなく怖い。そのギャップがおもしろかった。人間味のある? 幽霊だったのだ。
他にも、ヒッチコックの『鳥』のような超自然ミステリー、輪廻転生をテーマにした歴史ミステリーなど、つくづく芸域の広い著者に感心! した短編集だった。
電子書籍
ホラー
2015/08/31 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
篠原千絵先生の初期の頃の作品が何本か収録されています。
まだSFっぽさはなくてホラー要素が強い作品が多くて、怖いです。